賃貸契約更新トラブル!初期費用と交渉術

賃貸アパートの契約更新について。よろしくお願いします。23才大学院生です。2012年の10月に、現在のアパートに引っ越しました。全館リフォーム初年度の学生アパートで、空き部屋が出た為に割安のモニター入居者募集をしていたので、こちらに移りました。その際、説明をされたのは「大学に4年いるとして、礼金が20万円、退去時のクリーニング代3万円が本来。」僕の場合は「院生なので2年いるとして、20万円が少し割高になって12万円。そのうち、モニター入居時(2013年3月まで)の約1年分が5万円。3月で一旦契約が切れて、モニターではなく一般入居として契約し直し。巻き直しの際に残高分の7万円を4月に支払う。」というものでした。交渉の結果、モニター入居時の礼金5万円を負けてもらうことになり、礼金の支払いは7万円だけになりました。その際、営業担当は2013年4月には7万円以外はいらないと言っていました。しかし、年明けに契約更新のお知らせが届き、中をみると「15万9千円の振込が必要です。」と書いてありました。内訳は礼金5万円(帰って来ない)、仲介手数料2万7千円(帰って来ない)、残りが敷金というものでした。慌てて記載されていた電話番号に電話をしても「決まりごとですから負けられません。」の一点張り。店舗の営業担当に電話をすると「最初の話通りで大丈夫。一応、近々上司に会うので確認します。」とのことでした。この時の会話はメモに残しています。その後、連絡待ちをしていたところ、改めて契約更新のお知らせが届き、15万9千円を払えとの事でした。敷金は返ってくるので結果としての支払いは変わりませんが、目の前の8万円は非常に大きいので、できれば当初の話通りの契約をしたいと考えています。他にも最初の話と違うことが多々あり、こんなアパートは出て行きたいのですが、部屋がとても狭い、家具付き、共有ランドリー付き、食事付きという条件もあり、前の家の家具家電はほとんど売るか捨ててしまいました。今から通常のアパートに移るのはなかなかしんどいものがあるので、出て行くのは避けたいです。アドバイスをお願いします。ちなみに、店舗、管理、オーナーは会社名こそ違えど全て同グループ内の会社です。わかりにくいとこほがあれば追記しますので教えてください。

賃貸契約更新トラブルの解決策

大学院生の方で、賃貸アパートの契約更新に関してトラブルを抱えているとのこと。当初の契約内容と異なる追加費用を請求され、困っている状況ですね。これは非常に深刻な問題であり、適切な対応が必要です。以下、具体的な解決策をステップごとに説明します。

1. 証拠を整理する

まず、重要なのは証拠の整理です。

  • 初期契約時の書類:契約書、パンフレット、メール、メモなど、契約内容に関する全ての書類を保管していますか? これらは、当初の合意内容を証明する重要な証拠となります。
  • 営業担当者との通話記録:電話でのやり取りをメモに残しているとのことですが、可能であれば録音データがあればもっと強力な証拠となります。録音データがない場合は、メモの内容を詳細に書き起こし、日付や時間なども正確に記録しましょう。
  • 契約更新のお知らせ:届いた契約更新の書類は大切に保管してください。金額の内訳や請求内容を明確に示す証拠となります。

これらの証拠を整理し、日付順に整理することで、状況を客観的に把握しやすくなります。

2. 契約書の内容を精査する

契約書には、細かな条項が記載されているはずです。特に、礼金、仲介手数料、更新料に関する記述を注意深く確認しましょう。契約書に記載されている内容と、営業担当者とのやり取りに食い違いがあれば、その点を明確に指摘できます。

3. 賃貸会社への再交渉

証拠を整理し、契約書の内容を理解した上で、賃貸会社に改めて交渉しましょう。

  • 冷静に事実を伝える:感情的にならず、事実関係を冷静に説明することが重要です。初期契約時の約束と、現在の請求内容の相違点を具体的に指摘しましょう。
  • 書面での交渉:電話だけでなく、内容証明郵便で交渉することをお勧めします。書面に残すことで、証拠として残りますし、相手側も真剣に対応してくれる可能性が高まります。
  • 交渉相手:営業担当者だけでなく、店長や上司といった責任者と直接交渉することを目指しましょう。営業担当者だけで解決できない可能性が高いです。
  • 具体的な解決策を提示:当初の合意通りに7万円のみを支払うことを提案し、その根拠となる証拠を提示します。もし、どうしても追加費用を支払う必要があると主張される場合は、妥協案を提示する準備もしておきましょう。

4. 消費生活センターへの相談

賃貸会社との交渉がうまくいかない場合は、消費生活センターに相談しましょう。消費生活センターは、消費者の権利を守るための機関であり、専門家のアドバイスを受けられます。相談は無料です。

5. 法律相談

消費生活センターでの相談でも解決しない場合は、弁護士や司法書士に相談することを検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、法的措置を含めた適切な対応策を検討できます。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、このケースは「契約不適合」や「不当利得」の可能性があります。

* 契約不適合:当初の契約内容と異なる条件で更新を迫られている場合、契約不適合を主張できる可能性があります。
* 不当利得:本来支払う必要のない費用を請求されている場合、不当利得返還請求を行うことができます。

これらの主張を行うためには、契約書や通話記録などの証拠が非常に重要になります。証拠がしっかりしていれば、裁判で勝訴の可能性も高まります。

具体的な行動計画

1. 今すぐ、全ての契約関連書類とメモを整理しましょう。
2. 賃貸会社に、内容証明郵便で再交渉を行いましょう。証拠を添付し、冷静に事実を伝え、当初の契約内容を守るよう要求しましょう。
3. 賃貸会社との交渉が難航する場合は、消費生活センターに相談しましょう。
4. 必要であれば、弁護士や司法書士に相談し、法的措置を検討しましょう。

まとめ

賃貸契約更新のトラブルは、早期解決が重要です。証拠をしっかりと確保し、冷静に対処することで、解決への道筋が見えてきます。一人で抱え込まず、専門機関に相談することも検討しましょう。

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