賃貸契約後の解約:騒音問題と物件の状態

賃貸契約について教えてください。先日、建築中のある物件を見てきました。良さそうだったので仮契約をし、後日契約をしに行きました。契約をした日にはマンションが完成していたので、再度中を見せてもらう約束を していて、契約をして不動産屋さんに礼金?を支払ってから物件を見に行きま した。(不動産屋さんは接客などがあるとのことで、部屋に案内した後すぐに 帰りました)自分が入居する予定の部屋は鍵が届いていないとのことで、同じ間取りの別の部屋を見せてもらいました。前回は建築中だったために1階の入り口(オートロック)からは入れず、裏側から 入りました。そこは1階の入り口の丁度前方方向にあり、不動産屋さんは「ここは 壁ができると思います」と言っていたのですが、完成した物件を見ると、そこは人が 登って入ってこれそうな柵があるだけで、壁はありませんでした。部屋の中も立て付けの悪いところや傷、汚れがあり、自分の入る部屋にも何かしらの不備があるのではないかと不安です。しかも電車の音が部屋に響く感じで、電車や貨物列車が10分に2~3本通るのでうるさく落ち着きません。建築中の時は大工さんもいたので、あまり長居はできず気付きませんでした。毎日の生活の場所ですし、個人的には解約を希望したいのですが、このような場合契約後でも解約はできるものでしょうか。お知恵をかしてください。補足ちなみに、まだ大家さん側には敷金・礼金・家賃などは振り込んでいません。1点まだ未提出の書類があるため、不動産屋さん側から契約書類も送られていないと思います。

賃貸契約後の解約の可能性

ご契約後、物件に問題が見つかり、解約を希望されるとのこと、大変お困りのことと思います。結論から申し上げると、契約後であっても、状況によっては解約できる可能性があります。ただし、それは契約内容や状況によって大きく変わってきます。

まず、重要なのは契約書の内容です。契約書に解約に関する特約事項が記載されているか、確認しましょう。特に、重要事項説明書に記載されている事項と、実際の物件状況に相違がある場合は、解約の根拠となり得ます。

今回のケースでは、以下の点が問題視できます。

* **重要事項説明との相違:** 不動産会社が「壁ができる」と説明していた部分に壁がなく、セキュリティ上の問題がある可能性があります。これは重要事項説明と異なる点であり、解約理由となり得ます。
* **物件の状態:** 建具の不備、傷、汚れなど、入居に支障をきたす可能性のある状態であること。
* **騒音問題:** 電車・貨物列車の騒音は、日常生活に大きな影響を与えます。事前に説明がなかった場合、契約解除の理由となる可能性があります。

解約に向けて取るべき具体的なステップ

1. **契約書と重要事項説明書の確認:** 契約書と重要事項説明書を丁寧に読み込み、説明と現状の食い違いを明確に書き出しましょう。特に、騒音やセキュリティに関する記述、物件の状態に関する記述に注目してください。写真や動画で証拠を記録しておくと、後々有利に働きます。

2. **不動産会社への連絡:** 問題点を具体的に説明し、解約の意思を伝えましょう。メールではなく、内容証明郵便で送付することをお勧めします。記録が残ることで、後々のトラブル防止に繋がります。 具体的な問題点(壁がない、傷・汚れがある、騒音問題など)を箇条書きで明確に記載し、写真や動画などの証拠資料を添付しましょう。

3. **専門家への相談:** 不動産会社との交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを得ることで、より適切な対応を取ることができます。消費者センターへの相談も有効です。

4. **証拠の収集:** 物件の不備や騒音問題について、写真や動画、騒音測定器での計測結果などを証拠として残しておきましょう。特に騒音については、時間帯や頻度を記録しておくことが重要です。

5. **交渉:** 不動産会社と交渉を行い、解約条件について話し合います。解約に伴う違約金が発生する可能性がありますが、物件の状態や説明との相違を主張することで、違約金の減額や免除を求めることができます。

専門家の視点:騒音問題と賃貸契約

騒音問題は、賃貸契約において重要な問題です。「静かな住環境」は、重要事項説明書に記載されるべき事項の一つです。事前に騒音に関する説明がなかった場合、または説明と実際の状況に大きな差がある場合は、解約理由になり得ます。

弁護士の田中先生によると、「騒音レベルが環境基準を超えている場合や、日常生活に支障をきたすレベルの騒音であれば、契約解除の根拠になり得ます。ただし、騒音レベルの測定や、騒音による具体的な被害を立証する必要があるため、専門家への相談が重要です。」とのことです。

具体的なアドバイス:写真と動画で証拠を確保

物件の不備や騒音問題を記録する際には、写真や動画を積極的に活用しましょう。

* **写真撮影:** 建具の不備、傷、汚れ、柵の状態など、問題点を明確に写した写真を複数枚撮影します。撮影日時を記録しておきましょう。
* **動画撮影:** 騒音問題については、騒音源と、その騒音が室内にどのように響くかを記録した動画が有効です。時間帯や頻度も記録しておきましょう。

まとめ:冷静な対応と証拠の確保が重要

賃貸契約後の解約は、簡単ではありませんが、今回のケースのように物件に重大な問題がある場合は、解約できる可能性があります。冷静に状況を把握し、証拠をしっかりと確保しながら、不動産会社と交渉を進めていきましょう。必要であれば、専門家の力を借りることも検討してください。

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