賃貸契約前の決済金振り込みと不動産会社との信頼関係:留学中の中国籍学生のケース

賃貸契約前の決済金振り込みについてですが…私、中国人で、十月から日本に留学することとなっています。学校の方は、空き寮がないので、自分で民間アパートを探す必要があると言っていましたので、先月からネットで物件を探し始めました。今月上旬にやっと一つの物件を絞って、契約する準備に進みました。先日、申込書をメールを通じて、やり取りしました。それから、身分証明や入学証明も請求しましたので、パスポートや大学からの招待状のコピーもメールで送りました。ところが、全部送ったら、急に契約決済金の振り込みを要求するメールが届きました。明細は:九月分日割り家賃、十月十一月分家賃、仲介手数料、火災保険料、入居サポート、消臭・除菌、エアコンクリーン。振り込みの請求が来たら、おかしいと思って、入居審査のほうは大丈夫ですかと問いかけたら、向こうに通りました心配しないでくださいという説明がきました。契約もしていないのに、初期費用を請求するのはおかしのではないかと思いました。せめて中国では契約書にサインする前のお金の支払いはありえないのです。ネットでいろいろ調べてみましたが、日本では前に決済金を払うのはあり得ることだと判明しましたが、でも、こっちには重要事項説明書の説明もまだ受けていません。契約書のやり取りの日時の相談もないまま、こんな少なくないお金を知らない誰かに渡すのはやはり不安です。そこで、みんなさんに知恵を貸していただきたいのです。こんなな契約もありえることでしょうか。PS:ちょっといやなことが三つあります。一つは、七月物件について相談を乗ってもらった時に、私は「直にお部屋の様子を見れないので、もっと写真とかの情報が欲しいのです」と要望したが、向こうからOKだけど準備するのは時間がかかると言っていました。でもあとは契約の流れに急かされて、未だに写真をもらっていません。もう一つは、「外国人ですので日本の契約の流れをよくわからないので、ぜひ教えていただきたい」とメールしましたが、同メールのほかの質問にはちゃんと答えましたが、この問題だけが答えてくれなかったのです。三つ目は、いつも契約や振込を急かされているような感じでちょっと…およそ一ヶ月をかけて決めた物件ですから、結構気に入りましたが、その不動産屋さんに信頼すべきかどうかがよくわかりません。答えていただけたら嬉しです。よろしくお願いいたします。

日本の賃貸契約における初期費用と契約の流れ

日本の賃貸契約では、契約前に初期費用を支払うことが一般的です。質問者様がおっしゃるように、中国とは異なる慣習です。初期費用には、質問文にもあるように、日割り家賃、数ヶ月分の家賃、仲介手数料、火災保険料、そして入居サポート費用、清掃費用などが含まれます。これらの費用は、物件によって異なり、また、不動産会社によっても異なります。

契約前に初期費用を請求される理由は、主に以下の通りです。

* **物件の確保:** 多くの場合、契約前に初期費用を支払うことで、物件が質問者様に確保されます。特に人気のある物件の場合、先に費用を支払うことで、他の人よりも先に契約を締結できる可能性が高まります。
* **不動産会社の業務負担:** 不動産会社は、物件探し、契約手続き、鍵の受け渡しなど、多くの業務を行っています。初期費用は、これらの業務に対する対価の一部として考えられます。

しかし、契約前に初期費用を支払う際には、いくつかの注意点があります。

* **重要事項説明書の説明:** 契約前に、不動産会社から重要事項説明書の説明を受ける必要があります。この説明書には、契約内容、費用、権利義務などが詳細に記載されており、契約を締結する前に必ず確認する必要があります。
* **契約書の内容確認:** 重要事項説明書と合わせて、契約書の内容を十分に理解し、納得した上で契約を締結する必要があります。不明な点があれば、不動産会社に質問し、納得いくまで説明を受けることが重要です。
* **信頼できる不動産会社かどうかの確認:** 不動産会社を選ぶ際には、信頼できる会社かどうかを事前に確認することが重要です。インターネット上の口コミや評判などを参考に、複数の不動産会社と比較検討することがおすすめです。

質問者様のケースにおける懸念点と対処法

質問者様のケースでは、いくつかの懸念点があります。

1. 重要事項説明書の未提示

契約前に重要事項説明書の説明を受けていない点が大きな問題です。これは、日本の法律に違反する可能性があります。契約を締結する前に、必ず重要事項説明書の説明を受けてください。説明を受けずに費用を支払うことは絶対に避けてください。

2. 写真の未提供

物件の写真が提供されていないことも問題です。物件の状態を確認せずに契約することはリスクが高いです。不動産会社に改めて写真提供を強く要求し、納得できる写真が提供されない限り、契約を急がないようにしましょう。

3. 外国人としての契約手続きに関する説明不足

外国人であることを理由に、契約手続きに関する説明が不足している点も問題です。不動産会社は、外国人の方にも分かりやすく説明する義務があります。必要であれば、通訳などを利用して、契約内容をきちんと理解するようにしましょう。

4. 契約の急がせ

常に契約や振込を急かされていると感じている点も、注意が必要です。信頼できる不動産会社であれば、無理強いすることはありません。落ち着いて、契約内容を十分に理解してから契約を締結するようにしましょう。

具体的な対処法

1. **重要事項説明書の請求:** 不動産会社に、重要事項説明書の提示と説明を改めて強く要求しましょう。メールでなく、電話で直接連絡を取り、状況を説明し、説明を受ける日時を明確に約束しましょう。
2. **物件写真の再要求:** 物件の写真を改めて要求しましょう。メールで具体的な要望(部屋全体、キッチン、バスルーム、バルコニーなど)を伝え、期限を設けて回答を求めましょう。
3. **契約書の内容確認:** 重要事項説明書と契約書の内容を十分に確認し、不明な点は全て質問しましょう。必要であれば、日本語に堪能な友人や専門家に相談することも検討しましょう。
4. **契約締結の延期:** 重要事項説明書の説明を受けていない、物件の写真が提供されていないなど、不安な点がある場合は、契約締結を延期することを検討しましょう。契約を急がせるような対応は、信頼できない不動産会社のサインです。
5. **別の不動産会社への相談:** もし、現在の不動産会社とのやり取りに不安を感じる場合は、別の不動産会社に相談してみるのも一つの方法です。複数の不動産会社と比較することで、より良い条件の物件を見つけることができるかもしれません。
6. **専門家への相談:** 不安な点が多い場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より安全に契約を進めることができます。

まとめ

日本の賃貸契約は、中国とは異なる慣習があります。契約前に初期費用を支払うことは一般的ですが、重要事項説明書の提示と説明、契約書の内容確認は必須です。質問者様のケースでは、いくつかの懸念点がありますので、落ち着いて対応し、信頼できる不動産会社と契約するようにしましょう。不安な点は、ためらわずに専門家に相談することをお勧めします。

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