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状況整理と法的観点
まず、ご自身の状況を整理しましょう。遠方まで赴き、不動産業者を通じて物件を内見し、オーナーとの間で合意に至り、申込金を支払っているにも関わらず、オーナーの都合により一方的に契約が破棄されたという状況です。これは、民法上の債務不履行に該当する可能性が高いです。オーナー側は、契約を履行する義務を負っており、それを一方的に破棄したことで、あなたに損害を与えています。
損害には、交通費、宿泊費、休日の損失などが含まれます。これらの損害は、オーナー側に請求できる可能性があります。ただし、ブラックな不動産業者であるという点、そして、オーナーの個人的な事情(息子の入学費用)が絡んでいる点が問題です。
自発的な弁済と謝罪を促す方法
訴訟という手段もありますが、まずは自発的な弁済と謝罪を促す方法を試みましょう。以下に具体的なステップを示します。
1. 内容証明郵便で請求
最も効果的な方法は、内容証明郵便で損害賠償請求を行うことです。内容証明郵便は、送達記録が残るため、証拠として有効です。手紙には、以下の点を明確に記載しましょう。
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- 契約成立の事実(日付、場所、証人など)
- オーナー側の契約破棄の事実
- 被った損害(交通費、宿泊費、休日の損失など、具体的な金額を明記)
- 損害賠償請求金額
- 期日までに弁済と謝罪がない場合の対応(訴訟提起など)
内容証明郵便の作成は、法律相談所や弁護士に依頼することも可能です。費用はかかりますが、法的根拠に基づいた請求書を作成することで、相手側の対応が変わる可能性があります。
2. 不動産会社への苦情申し立て
不動産会社にも、書面で正式に苦情を申し立てましょう。電話での叱責だけでは効果がない可能性が高いです。書面で、内容証明郵便と同様の内容を伝え、対応を求めます。
3. 宅地建物取引業法に基づく対応
宅地建物取引業法では、宅地建物取引業者に一定の義務が課せられています。今回のケースでは、「重要事項説明義務違反」の可能性があります。契約前に重要な事項を説明しなかった、もしくは不正確な説明をした可能性があるということです。この点を指摘し、対応を求めることも有効です。
4. 宅建協会への相談
宅建協会に相談することも有効です。宅建協会は、宅地建物取引業者の監督機関であり、苦情処理にも対応しています。苦情の多い業者であるという情報も提供することで、協会による指導が期待できます。
5. 弁護士への相談
以上の対応でも解決しない場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法的観点から適切なアドバイスを行い、必要であれば訴訟手続きを進めてくれます。
具体的な損害額の算出
損害額の算出は、領収書や交通機関のチケット、宿泊施設の予約確認書などの証拠を提示することで、より正確に行うことができます。休日の損失については、日給や時給を基に算出します。
予防策:契約締結前の確認事項
今回の様なトラブルを未然に防ぐために、契約締結前に以下の点を必ず確認しましょう。
- 契約書の内容を十分に確認する:特に、解約条項や違約金に関する条項は、注意深く読みましょう。
- オーナーとの直接交渉:可能であれば、オーナーと直接交渉し、契約内容を確認しましょう。
- 不動産会社への信用調査:インターネットなどで、不動産会社の評判を事前に確認しましょう。
- 契約成立後の確認:契約成立後も、メールや書面で契約内容を確認しましょう。
専門家の視点:弁護士からのアドバイス
弁護士の視点から見ると、今回のケースは、オーナー側の債務不履行であり、損害賠償請求が認められる可能性が高いです。ただし、ブラックな不動産業者であるため、訴訟手続きが必要になる可能性も考慮する必要があります。訴訟費用も考慮し、費用対効果を検討した上で、適切な対応を選択することが重要です。
まとめ
賃貸契約のドタキャンは、非常に不愉快な経験です。しかし、冷静に対処することで、損害賠償請求の可能性があります。内容証明郵便による請求、不動産会社への苦情申し立て、宅建協会への相談など、段階的に対応を進めていきましょう。そして、今後のトラブル防止のためにも、契約締結前の確認を徹底することが重要です。