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状況整理と疑問点
ご相談内容を整理すると、以下の点が疑問として挙げられます。
* **角部屋キャンセル理由の不透明さ**: 無職の申込者による審査不合格と説明されていますが、申込書提出前に無職であることが判明しなかった点、また、その事実をB社がA社に伝えなかった点に不自然さを感じます。
* **大家さんの違いとB社の独占仲介**: 角部屋の大家さんが異なり、過去の滞納問題によりB社のみが仲介できるという説明に不審な点があります。弟さんという説明も曖昧です。
* **A社とB社の対応の違い**: A社は友人の紹介で対応が良かったのに対し、B社は電話対応が悪いとA社から指摘されている点も気になります。
* **シャーメゾンと物件の実態**: シャーメゾンは一般的に法人が大家さんですが、オートロックがないなど、イメージと異なる点があります。
B社の対応の不自然な点とリスク
B社の対応には、いくつかの不自然な点があり、リスクを伴う可能性が高いです。
1. 審査に関する不透明性
賃貸審査において、申込者の職業は重要な審査項目です。申込書提出前に無職であることが分からなかったという説明は、手続き上の不備もしくは故意の隠蔽を疑わせる可能性があります。
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2. 一部屋だけ大家さんが違うという点
一棟の建物のなかで、一部屋だけ大家さんが異なることは、非常に稀なケースです。特に、シャーメゾンのようなブランドマンションにおいては、管理会社が統一的に管理していることが一般的です。弟さんという説明も、裏付けとなる情報がないため、信憑性に欠けます。
3. A社への嘘の依頼
B社がA社に嘘をついて契約をキャンセルするように依頼している点も、極めて不適切な行為です。これは、不正な行為に関与するよう依頼していることになり、法的にも問題となる可能性があります。
4. 過去の滞納問題と裁判沙汰
過去の滞納問題と裁判沙汰は、事実であれば、大家さんの立場からすれば、慎重な対応が求められます。しかし、B社はその事実を理由に、独占的に仲介を行うことを主張している点は、不自然で、むしろ隠蔽工作の可能性も考えられます。
具体的な対処法
現状では、B社の説明に信憑性がないため、慎重な対応が必要です。以下のステップで対処することをお勧めします。
1. A社に相談する
まず、最初に契約を結んだA社に、B社からの連絡内容を伝え、相談しましょう。A社は、物件の状況やB社の対応について、より詳しい情報を持っている可能性があります。
2. B社の説明を詳細に確認する
B社から、角部屋の大家さんに関する情報(氏名、連絡先など)、過去の滞納問題に関する具体的な情報(裁判所の判決内容など)の提示を求めましょう。これらの情報が提示されない場合、B社の説明の信憑性はさらに低くなります。
3. 他の不動産会社に相談する
複数の不動産会社に相談し、物件の状況やB社の対応について、客観的な意見を聞きましょう。複数の専門家の意見を聞くことで、より正確な判断ができます。
4. 必要に応じて弁護士に相談する
B社の対応に法的問題があると判断した場合、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法的観点から状況を判断し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。
シャーメゾンについて
シャーメゾンは積水ハウスが展開する賃貸マンションブランドです。一般的には、法人が大家さんであることが多く、管理体制も整っているため、審査が厳しい傾向にあります。しかし、物件によっては、個人が所有している場合や、管理体制が不十分な場合もあります。今回のケースのように、一部屋だけ大家さんが異なるという状況は、非常に稀であり、注意が必要です。
まとめ
今回のケースは、不動産会社B社の対応に不審な点が多く、リスクを伴う可能性が高いです。部屋自体が気に入っていても、不透明な状況で契約を進めるのは危険です。A社との連携を密にし、他の不動産会社や弁護士にも相談しながら、慎重に判断することが重要です。安易にB社の指示に従わず、ご自身の権利を守ることが大切です。