賃貸契約トラブル!二重サッシのはずがペアガラスだった…解決策を探る

住む前の条件と違う賃貸マンションへ入居してしまいました。賃貸マンション契約前に部屋の内見をしました。部屋の内観はすごく気にいったのですが、少々外の騒音が気になり「候補ですが、考えさせてください」と不動屋さんの方に言うと「二重サッシになれば、即決してくれますか?その代わり家賃3千円アップで交渉させてください」と言われその条件をのみました。結果:二重サッシにするが、●家賃3千円アップ(不動屋さんの方の話通り)●一年以上住み続けることを契約書に記載。上記の内容で自分も納得して契約(契約書には二重サッシの事はなにも記載されていません)本契約の日に鍵をもらって、いざ部屋に入ってみると二重サッシになっていませんでした。きっと工事が遅れているのだろうと思い次の日、不動屋さんに電話をすると、「もう工事は終わっているそうです。見た目は変わってないようにみえますが、二重層になったガラスを使っています」とのこと、ガラスの規格番号から調べるとペアガラスという種類のものであることがわかりました。マンションの前が大家さんの家なのですが一度挨拶に行ったときに「こっちとしてはやることはやった、もうこれ以上のことはできない」とのこと、自分の言い分としては「二重サッシではなくてペアガラスですよね。条件と違います。」の激しい言い合い。それから、不動屋さんに部屋にきてもらいペアガラスを見てもらいました。不動屋さんも「二重サッシでないことは確認しました。」と認めました。それから不動屋さんに間に入ってもらって電話で何回か交渉してもらっていますが内容は自分:「二重サッシにするか、支払ったお金を全て(敷金・礼金)返金して引越し費用を払うかのどちらかにしてください。」大家:「こっちとしてはやることはやった二重サッシにはできない、出て行くなら敷金だけは返金する。」の水掛論で話が進みません。部屋の騒音が聞こえるたび、音だけでなく騙されたことに対しての悔しさが込み上げてきます。何かよい解決方法はありませんでしょうか?やはり弁護士さんにたよるしかないのでしょうか?

賃貸契約におけるトラブル:二重サッシとペアガラスの違い

今回のケースは、賃貸契約における重要な約束事である「二重サッシ」の設置が履行されなかった、というトラブルです。 二重サッシペアガラスはどちらも防音効果がありますが、その性能には大きな違いがあります。二重サッシは窓枠自体が二重になっているのに対し、ペアガラスはガラスが2枚構造になっているだけです。防音性能は二重サッシの方がはるかに高く、今回のケースでは、契約時に合意された防音性能が満たされていないと言えるでしょう。

契約内容と現実の乖離:法的観点からの検討

契約書に二重サッシの記載がないとはいえ、不動産業者との口頭での合意に基づき、家賃を値上げし、一年以上の居住を約束したという経緯があります。これは、口頭契約であり、法的効力を持つ可能性があります。 ただし、口頭契約は証拠が乏しいため、立証が困難なケースが多いです。 今回のケースでは、不動産業者もペアガラスであることを認めているため、契約内容と現実の乖離が明確になっています。

解決策を探る:交渉と法的措置

現状の膠着状態を打破するためには、以下の解決策を検討する必要があります。

1. 再交渉:冷静な対応と証拠の提示

まずは、不動産業者と大家さんとの間で、冷静な再交渉を行うことが重要です。 この際、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 口頭での合意内容:二重サッシ設置と家賃値上げの合意内容を改めて伝え、その録音データやメールのやり取りなどの証拠を提示します。
  • ペアガラスの性能不足:ペアガラスでは騒音問題が解決しないことを、具体的なデータや専門家の意見を交えて説明します。
  • 損害賠償請求の可能性:交渉がまとまらない場合、損害賠償請求を行う可能性を示唆します。騒音による精神的苦痛や、家賃の過払い分などを請求対象とします。

2. 不動産会社への責任追及

不動産会社は、契約内容を正しく説明し、履行を保証する義務があります。今回のケースでは、不動産会社が大家さんとの間で適切なコミュニケーションを取れていなかった可能性が高いです。不動産会社に対して、契約不履行による損害賠償請求を検討しましょう。

3. 弁護士への相談

交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、契約書や証拠を精査し、最適な解決策を提案してくれます。特に、口頭契約の法的効力や損害賠償請求の金額などを専門的に判断してもらうことで、より有利な交渉を進めることができます。

4. 具体的な解決策の例

交渉によって、以下の解決策が考えられます。

  • 二重サッシへの交換:大家さんに二重サッシへの交換を依頼し、工事費用を負担してもらう。
  • 家賃減額:騒音対策が不十分であることを理由に、家賃を減額してもらう。
  • 契約解除と損害賠償:契約を解除し、敷金・礼金、引越し費用などの損害賠償を請求する。

専門家の視点:インテリアと騒音問題

インテリアの観点からも、騒音問題は重要な要素です。騒音対策として、カーテンやラグなどの吸音効果のあるインテリアを選ぶことで、多少の騒音は軽減できます。しかし、根本的な解決には至らないため、今回のケースのように、契約内容と異なる状態での入居は避けなければなりません。

まとめ:冷静な対応と適切な行動を

賃貸契約トラブルは、精神的にも大きな負担となります。しかし、冷静な対応と適切な行動を取ることで、解決への道筋が見えてきます。 まずは、証拠を揃え、不動産業者や大家さんと交渉を行いましょう。交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討することも視野に入れてください。 今回の経験を活かし、次回の賃貸契約では、契約内容をしっかりと確認し、口頭での約束は書面で確認するなど、より慎重な対応を心がけましょう。

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