賃貸契約トラブル!フリーレント開始日に畳なし、壁紙剥がれ…どうすればいい?

賃貸フリーレントについて/1月間フリーレントで契約しましたが・・いざ契約日に部屋へ入ると、和室の畳が入っていないし、壁紙は窓枠部分剥がれている所が多数・・改善を求めて10日経過も未対応・・これってどう? 賃貸マンションを契約しました。現居住先の退去通知期間(1ケ月)もあり、1ケ月間はフリーレントでと仲介不動産業者より提案があり契約しました。・・いざ契約日(フリーレント開始日)に部屋へ入ると和室の畳が入っていないし、壁紙はすべての部屋で窓枠の脇がはがれてめくれているし・・仲介業者は家主へ連絡し至急連絡し対応させると言って、10日間連絡なし・・。こちらから連絡すれば「急いで確認する。担当者から折り返す・・」と言ったものの当日の連絡はなし。 普通この様な事ってないですよね・・引越しも1週間後に控えており不安です。

賃貸契約における重大な瑕疵と対応策

フリーレント開始日に、和室の畳がなかったり、壁紙が剥がれている状態というのは、重大な瑕疵に該当する可能性が高いです。契約前に確認すべき事項が放置されたまま、契約が成立してしまった状態と言えるでしょう。 賃貸物件の契約は、入居前に物件の状態を確認し、問題があれば改善を求めることが非常に重要です。特に、フリーレント期間中に問題が発覚した場合、その対応に遅延が生じることで、入居者側に大きな負担がかかります。

具体的な問題点と法的根拠

今回のケースでは、以下の問題点が挙げられます。

  • 畳の欠損:和室の畳がない状態は、居住に支障をきたす明らかな瑕疵です。賃貸借契約において、居住可能な状態を維持することは家主の義務です。
  • 壁紙の剥がれ:窓枠周辺の壁紙の剥がれも、修繕が必要な瑕疵です。美観上の問題だけでなく、雨漏りなどの原因となる可能性も考慮する必要があります。
  • 仲介業者の対応不足:仲介業者は、家主と入居者の間の橋渡し役として、迅速な対応をする義務があります。10日間連絡がないのは、明らかに対応不足と言えます。

これらの問題は、民法第606条(賃貸借契約)に基づき、家主は修繕義務を負っています。また、仲介業者にも、契約成立後の適切なサポート義務があります。

具体的な解決策と今後の対応

現状では、引越しまで1週間しかないという状況で非常に焦ると思いますが、慌てずに以下のステップで対応しましょう。

1. 書面による改善要求

まず、内容証明郵便で、家主と仲介業者に対して、畳の設置と壁紙の修繕を要求しましょう。内容証明郵便にすることで、証拠が残ります。具体的な要求事項、期限、そして、対応がない場合の措置(例えば、契約解除や損害賠償請求)を明確に記載することが重要です。

内容証明郵便の書き方は、インターネットで検索すれば多くのサンプルが見つかります。必要に応じて、弁護士や司法書士に相談することも検討しましょう。

2. 証拠写真の撮影と保管

現状を記録するために、畳がない状態、壁紙の剥がれ具合などを写真や動画で詳細に撮影し、証拠として保管しておきましょう。これらの証拠は、後の交渉や訴訟に役立ちます。

3. 関係者への継続的な連絡

家主と仲介業者には、電話やメールで継続的に連絡を取り続けましょう。連絡内容と日時を記録しておくことも重要です。

4. 弁護士や司法書士への相談

もし、家主や仲介業者が適切な対応を取らない場合、弁護士や司法書士に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な解決策を見つけることができます。相談は無料で行っている弁護士事務所も多いので、まずは相談してみることをお勧めします。

5. 契約解除の可能性

家主が改善に応じない場合、契約解除を検討する必要があるかもしれません。契約解除には、法的根拠が必要となるため、弁護士や司法書士に相談することが重要です。契約解除に伴う損害賠償請求も検討できます。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、今回のケースは、家主の修繕義務違反、仲介業者の不適切な対応が明らかです。フリーレント期間中のトラブルは、入居者にとって大きな負担となるため、迅速な対応が求められます。内容証明郵便による請求、そして、必要に応じて裁判による解決も視野に入れるべきでしょう。

インテリア選びへの影響と今後の注意

今回のトラブルは、物件選びの際に注意すべき点を改めて認識させるものです。

  • 契約前に必ず物件を確認する:フリーレント期間に問題が発覚するのを防ぐためには、契約前に物件を十分に確認することが不可欠です。特に、築年数の古い物件やリフォーム済みの物件は、注意深くチェックする必要があります。
  • 契約書をよく読む:契約書には、修繕義務に関する条項が記載されているはずです。契約書の内容をしっかりと理解し、不明な点があれば、仲介業者に確認しましょう。
  • 信頼できる仲介業者を選ぶ:仲介業者選びも重要です。評判の良い、対応の迅速な仲介業者を選ぶことで、トラブル発生時の対応もスムーズになります。

今回の経験を活かし、次回の物件選びでは、より慎重な対応を心がけましょう。

まとめ

フリーレント開始日に物件の瑕疵が発覚した場合、慌てずに冷静に対処することが重要です。書面による改善要求、証拠の確保、専門家への相談など、適切な手順を踏むことで、問題解決に繋がる可能性が高まります。

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