賃貸契約キャンセルと返金:受領印問題への対応策

大手不動産屋を通して部屋を申し込みましたが、リフォーム等納得いかない部分がありキャンセルしました。部屋を押さえるために、必要とかで、キャンセル時に全額返金できるとのことで家賃一ヶ月分振り込んだのですが、返金のための書類に、『○○円受領しました』という文面があり、その下に住所、氏名と捺印箇所がありました。受領していないので受領してから記名捺印しますという旨の電話をかけたところ、それでは振り込みができないと言われました。その会社の言い分は、多数似たような電話をもらうことは確かですが、今まで印鑑をもらえなかった事例があるとのことです。会社として協議をしてくれることになりましたが、もし先に捺印しなければならなくなった場合、こちらが折れるしかないでしょうか?他に対応策があればお知恵をかしていただきたく質問させていただきました。よろしくお願い致します。

賃貸契約キャンセルと返金に関するトラブル

賃貸物件の契約キャンセルに伴う返金手続きで、不動産会社から「受領しました」という文言のある書類への捺印を求められ、困っているというご相談ですね。 契約キャンセルは、様々な理由で発生する可能性があり、特にリフォームの不備などは、入居前に確認しておくべき重要な点です。 今回のケースでは、返金手続きにおける受領印の扱いが問題となっています。 この問題は、単なる捺印の問題ではなく、契約上の権利と義務、そして信頼関係に関わる重要な問題です。

受領印の捺印を拒否できるのか?

結論から言うと、受領していないのに「受領しました」という書類に捺印する必要はありません。 これは、事実と異なる内容に署名捺印することを強要されていることになり、法的にも問題があります。 不動産会社が「振り込みができない」と主張しているのは、不当な要求です。

法律的な観点

民法上、契約の解除や返金は、正当な理由があれば可能です。 今回のケースでは、リフォームの不備が契約解除の正当な理由となりえます。 不動産会社は、契約をキャンセルしたあなたに、既に支払済みの家賃を返金する義務があります。 その際に、受領印を強制することは、不当な行為と言えるでしょう。

証拠の確保

まず、重要なのは証拠の確保です。 家賃の振込明細、契約書、不動産会社とのやり取りの記録(メール、電話の内容メモなど)を全て保管しておきましょう。 これらの証拠は、後々のトラブル発生時に非常に重要になります。 特に、電話でのやり取りは、メモを取っておくか、録音しておくことをお勧めします。

不動産会社との交渉と対応策

不動産会社との協議が予定されているとのことですが、以下の点を踏まえて交渉を進めてください。

1. 具体的な主張を明確にする

「受領していないのに捺印できない」という点を明確に伝えましょう。 リフォームの不備についても、具体的な写真や動画などの証拠を提示することで、あなたの主張の正当性を高めることができます。

2. 書面でのやり取りを心がける

電話でのやり取りだけでなく、重要な事項は書面(メールなど)でやり取りすることをお勧めします。 書面に残しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。 協議の結果についても、書面で確認を取りましょう。

3. 弁護士への相談を検討する

もし、不動産会社との交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。 弁護士は、あなたの権利を保護し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。 弁護士費用はかかりますが、不当な要求を押し付けられるよりも、費用対効果が高い場合が多いです。

具体的なアドバイス:返金手続きをスムーズに進めるために

* 冷静に、丁寧に交渉する:感情的にならず、事実を淡々と伝えましょう。
* 書面での記録を残す:全てのやり取りを記録に残すことで、証拠として活用できます。
* 第三者機関への相談:消費者センターや不動産協会などに相談することもできます。
* 内容証明郵便の活用:最終手段として、内容証明郵便で要求を伝えましょう。これは、送達記録が残るため、証拠として有効です。

インテリア選びへの影響と今後の注意点

今回のトラブルは、残念ながらインテリア選びとは直接関係ありませんが、賃貸物件選びの際に注意すべき点を改めて認識させてくれる事例です。 今後の物件選びでは、以下の点に注意しましょう。

* リフォーム済みの物件は、入居前に必ず確認する:写真だけでは判断できない部分も多いので、現地でしっかりと確認しましょう。
* 契約書の内容を丁寧に確認する:契約書には、キャンセル時の条件なども記載されていますので、よく読んで理解しましょう。
* 信頼できる不動産会社を選ぶ:口コミなどを参考に、信頼できる不動産会社を選びましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談した場合、彼らはまず、契約書の内容を精査し、あなたの権利を主張するための法的根拠を探します。 また、不動産会社との交渉を代理で行ったり、必要であれば訴訟手続きを進めることも可能です。 弁護士に相談することで、不安を解消し、より適切な対応を取ることができるでしょう。

まとめ

「受領しました」という文言に捺印する必要はありません。 冷静に、証拠を揃え、必要であれば弁護士に相談しましょう。 今回の経験を活かし、今後の賃貸物件選びにおいては、より慎重な対応を心がけてください。

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