賃貸契約における間仕切りの問題と契約キャンセルについて

突然のリクエストすみません。お返事頂けましたら幸いです。賃貸契約について非常に困っています。内覧したときにキッチンと部屋の間の戸がなく、不動産に聞いたら、大家に言えば大丈夫と言っていましたが、後日大家に確認してもらったところ、戸は処分してしまい無いと言われました。家賃交渉で安くしてもらっていて、大家につけてもらうのは無理そうなので、不動産屋につけてもらうのは無理ですか?現在、説明も受け契約書ももらいましたが、まだ手元にある状態です。戸をつけてもらえないのを理由に契約キャンセルするとどうなりますか?

キッチンとリビングの間仕切りがないことによる困りごと

賃貸物件の内覧時に、キッチンとリビングの間仕切りがないことに気づき、不動産会社からは大家に相談すれば取り付け可能との説明を受けていたにも関わらず、実際には戸が処分されており、取り付け不可と判明したとのことです。家賃交渉で割引を受けている状況も踏まえ、大家への取り付け依頼は難しいと判断されています。そこで、不動産会社に間仕切りの設置を依頼すること、あるいは間仕切りがないことを理由に契約をキャンセルできるかどうかの相談です。

不動産会社への間仕切り設置依頼の可能性

まず、不動産会社に間仕切りの設置を依頼できるかどうかですが、可能性は低いと言わざるを得ません。 不動産会社は大家の代理として賃貸仲介を行っており、物件の改修工事などは基本的に大家の承諾が必要です。大家が既に戸の設置を拒否している状況では、不動産会社が独自に費用を負担して設置することは、現実的ではありません。家賃交渉で割引を受けていることも、不動産会社にとって不利に働く可能性があります。

しかし、可能性がゼロとは言い切れません。以下のような交渉を試みる価値はあります。

* **現状を丁寧に説明する**: 内覧時の説明と現状の食い違い、そしてそのことが生活に与える影響(例えば、油煙や臭いの問題、プライバシーの問題など)を具体的に説明します。写真や動画で現状を記録しておくと効果的です。
* **代替案を提案する**: 間仕切り戸ではなく、カーテンやパーテーションなど、比較的安価で設置しやすい代替案を提案し、その費用を負担する意思を示すことで、交渉の余地を広げられます。
* **契約書を確認する**: 契約書に物件の設備に関する記述がないか、あるいは現状と異なる記載がないかを確認します。もし不備があれば、それを根拠に交渉を進めることができます。
* **他の不動産会社に相談する**: 現在の不動産会社との交渉が難航する場合は、別の不動産会社に相談してみるのも良いでしょう。別の会社であれば、より柔軟な対応をしてくれる可能性があります。

契約キャンセルした場合のリスク

契約をキャンセルする場合、契約書の内容やキャンセル理由、キャンセル時期によって、ペナルティが発生する可能性があります。

* **違約金**: 契約書に違約金に関する条項がある場合は、その金額を支払わなければなりません。違約金の金額は契約書によって異なりますが、家賃の1ヶ月分や2ヶ月分といったケースが多いです。
* **損害賠償**: 契約キャンセルによって不動産会社が被った損害(例えば、他の入居者を探すための費用など)を請求される可能性があります。
* **信用情報への影響**: 契約キャンセルが原因で、信用情報機関に記録が残る可能性があります。将来的に住宅ローンを借りる際などに不利に働く可能性があるので注意が必要です。

契約キャンセルを検討する際のポイント

契約キャンセルは、最終手段として検討すべきです。キャンセル前に、以下の点をよく検討しましょう。

* **代替案の検討**: 間仕切りがないことによる不便さを解消する他の方法はないか検討します。例えば、カーテンやパーテーションの設置、家具の配置変更などです。
* **交渉の余地**: 不動産会社や大家と、より詳細な交渉を行う余地がないか検討します。
* **法律相談**: 契約書の内容やキャンセルに関する法律的な問題について、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。

専門家の意見:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、契約書の内容を正確に解釈し、あなたにとって最善の解決策を見つけることができます。特に、契約キャンセルに伴うリスクや、不動産会社との交渉における法的根拠について、専門家の意見を聞くことは非常に重要です。

まとめ:状況に応じた適切な対応を

今回のケースでは、間仕切りの有無が契約内容に大きく影響しているため、不動産会社との交渉、あるいは弁護士への相談が重要になります。 焦らず、冷静に状況を判断し、適切な対応を取ることをお勧めします。 契約書をよく読み、不明な点はすぐに専門家に相談しましょう。 そして、交渉の際には、常に記録を残すことを心がけてください。

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