賃貸保証人トラブルと訴訟対応:知っておくべきことと具体的な対策

訴訟を起こされてしまいました 夜分遅くに申し訳ありません。昨年10月に賃貸の保証人について質問させて頂いた者です。この件について再度質問させて下さいませんか? あれから、不動産会社と知人を交えて話し合いをしまして、知人は11月末までに退去し11月25日までに滞納金一部の60万円を支払う事となりました。(支払額は、滞納分の半分となりました) ・・・が期日の25日をさかいに知人と連絡は取れず、家財道具を置いたまま夜逃げをしてしまいました。別の不動産会社に勤めている友人に相談すると、「取りあえず、そのままにしては家賃も発生するし、一日でも早く保証人の権限で部屋の中の家財道具を出して明け渡し、それで何とか勘弁してくれないかと相談したほうがいい」とのアドヴァイスで12月5日に部屋の中の物はすべて処分しました。 その後不動産会社の担当者に、「こちらとしては、部屋の中の物の処分で精一杯です。処分費も借金してます。(事実結構な出費でした)これ以上お金は出ません。訴えられたら困るから支払いますとかはどうやっても無理です」と伝えると、担当者は「それでしたら、後は家主さんがどうされるかは私どもは関与できませんから、家主さんとの話し合いになるかと思います」と言いました。一応、もっと早く(5年も滞納させずに)連絡が欲しかったです。と言いましたが・・・ 家主さんの催促は昨年6月までは、知人に直接口頭で言っていた様です。6月から不動産会社を通しての通告になったようです。部屋の中の処分も家主さんはいい顔をしなかったそうです。先に約束した60万円だろうとの事だった様ですが、不動産会社の方が、「取りあえず明け渡してもらって次が入居すれば家賃収入になるから」と説得してくれたとの事です。 その後、年末に裁判所から訴状が届きました。どうも全額支払えとの事です。答弁書提出期限が1月25日で、第一回口頭弁論が2月1日にあります。16日に弁護士会の無料相談(答弁書も作成してくれるらしいですし、正直弁護士料も払えません)に行きます。 保証人になったから仕方無いとは分かっていますが、知人にも家主に対しても腹立だしいです。家主は勝ち目があると思って訴訟を起こしたのでしょうか? こちらとしては、弁護士も立てれませんが何とかなるでしょうか?全く何も支払わないとは思っていませんが・・・でも借金もできない状態です。 何分こんなこと初めてです。お返事お待ちしています。

状況の整理と問題点

まず、現状を整理しましょう。あなたは、知人の賃貸借契約の保証人となり、知人が家賃を5年も滞納した上に、夜逃げをしてしまいました。あなたは、知人の家財道具を処分し、不動産会社にも事情を説明しましたが、家主から訴訟を起こされ、全額支払いを求められています。 弁護士を依頼する費用もなく、非常に困っている状況です。

問題点は以下の通りです。

* 知人の滞納と夜逃げによる保証人としての責任
* 滞納家賃の全額請求
* 弁護士費用がないこと
* 迅速な対応が必要な状況

家主が訴訟を起こした理由

家主が訴訟を起こした理由は、滞納家賃の回収です。家主は、契約に基づき、保証人であるあなたに滞納家賃の支払いを求める権利を持っています。 家主が「勝ち目がある」と判断した理由は、契約書に明記されている保証人としてのあなたの責任に基づきます。 また、あなたが家財道具を処分した行為は、家主から見れば、債務不履行に対する対応としては不十分と判断された可能性があります。 60万円の支払いと部屋の明け渡しは、家主にとって十分な解決策ではなかったのです。

家主の立場を考える

家主は、長期間にわたる家賃滞納によって、収入が途絶え、経済的な損失を被っています。 また、空室期間による損失も発生しています。 これらの損失を回収するため、訴訟という手段に出たのでしょう。 感情的には納得できないかもしれませんが、家主の立場からすれば、法的措置をとるのも当然の対応と言えるでしょう。

弁護士会無料相談の活用

1月16日に弁護士会の無料相談を受ける予定とのことですが、これは非常に有効な手段です。 答弁書の作成だけでなく、今後の対応についてもアドバイスをもらえるでしょう。 相談の際には、以下の情報を明確に伝えましょう。

* 賃貸借契約書の内容
* 保証契約書の内容
* 知人とのやり取りの内容(メールやLINEの履歴など)
* 家財道具処分に関する領収書や証拠
* 不動産会社とのやり取りの内容

弁護士に相談することで、あなたの状況を客観的に評価してもらい、最適な解決策を見つけることができます。 また、裁判における手続きについても丁寧に説明してもらえるので、不安を軽減できるでしょう。

今後の対応について

弁護士会からのアドバイスを元に、具体的な対応を検討しましょう。 いくつかの可能性と、それぞれのメリット・デメリットを検討する必要があります。

1. 全額支払いを検討する

最も確実な解決策は、全額支払いです。しかし、現状では経済的に困難なようです。

2. 部分的な支払いを交渉する

家財道具の処分費用や、すでに支払った60万円を考慮し、部分的な支払いを家主と交渉する可能性があります。 弁護士の力を借りながら、交渉を進めることが重要です。 交渉の際には、あなたの経済状況を正直に伝え、支払可能な金額を提示しましょう。

3. 分割払い

全額または部分的な支払いを、分割払いで支払うことを交渉することもできます。 裁判所を通して、分割払いの合意を得ることも可能です。

4. 減額請求

家財道具の処分費用などを考慮し、滞納家賃の減額を請求することも考えられます。 ただし、これは裁判で争う必要があり、勝訴できる保証はありません。

具体的なアドバイス

* 証拠をしっかり集める: 契約書、領収書、メールのやり取りなど、すべての証拠を保管しましょう。
* 冷静に対処する: 感情的に対応せず、冷静に事実を伝えましょう。
* 弁護士のアドバイスを重視する: 弁護士のアドバイスをしっかりと聞き、指示に従いましょう。
* 交渉の姿勢を示す: 主張ばかりするのではなく、家主との交渉に臨む姿勢を示すことが重要です。
* 経済状況を正直に伝える: 経済的に困難な状況であることを正直に伝えましょう。

専門家の視点

弁護士や司法書士などの専門家は、法律的な知識と経験に基づいて、あなたをサポートすることができます。 無料相談だけでなく、必要であれば有料での相談も検討しましょう。 弁護士費用は高額ですが、適切なアドバイスを受けることで、より良い解決策を見つけられる可能性が高まります。

まとめ

今回のケースは、賃貸保証人としての責任と、経済的な困難が複雑に絡み合った難しい問題です。 しかし、弁護士会の無料相談を活用し、冷静に状況を分析し、適切な対応をとることで、解決への糸口を見つけることができるはずです。 焦らず、一つずつ問題に取り組んでいきましょう。 そして、今回の経験を活かし、今後の保証人依頼には慎重に対応することが大切です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)