賃貸保証人としての責任と保証会社への疑問

賃貸契約の保証人についての質問です。 知人の賃貸契約の保証人になっています。 最近になってその知人と連絡が取れなくなり、知人は体が悪い為心配になり、 マンションの管理会社の方に事情を話し知人の部屋へ入れてもらいました。 結局その知人は部屋にはおらず… その際に管理会社の方に聞いて初めて知ったのですが、その知人は家賃を滞納しており保証会社側は既に訴訟準備段階に入っているとのこと。 すぐさま保証会社に連絡をしてみると、8ヶ月分の滞納(30万弱)がありました。 保証会社からは賃貸契約をなるべく早目に解除し(目安として今月以内)滞納分の家賃を納めることで、訴訟問題へ発展することは避けられるだろうと言われました。 その後、知人とも一度も連絡が取れない状況の為、マンションの管理会社へ『血縁関係ではない私がマンションの解約をすることは出来るのか』問い合わせをしたところ、事情が事情なので今後もその知人と連絡が取れない場合は対応して頂けるとのこと。 そこで、質問なのですが… 保証人になった以上、知人の滞納分の家賃は支払うつもりでいますが、8ヶ月もの間家賃が滞納状態であったことを私に何の連絡もしてこなかった保証会社には違法性はないのでしょうか? 保証人になる際に私の住所や連絡先は保証会社への書類に記載しております。 詳しい方、どうか早目の回答宜しくお願い致します。 補足連帯保証人です。

保証人としての責任と滞納家賃の支払い

まず、ご心配されている状況、大変お辛いですね。連帯保証人として、知人の滞納家賃を支払う責任を負うことは事実です。これは、契約時に署名・捺印された保証契約書の内容に基づきます。 8ヶ月分の滞納は大きな負担ですが、保証会社が提示した「賃貸契約の早期解除と滞納家賃の支払い」という解決策は、訴訟を回避する現実的な方法と言えるでしょう。 管理会社が解約手続きに協力してくれるとのことですので、まずはその手続きを進めましょう。 契約解除後、速やかに滞納家賃を支払い、領収書を必ず保管してください。これは、今後のトラブル防止に非常に重要です。

保証会社への連絡義務について

保証会社が8ヶ月間も滞納の事実を知らせてこなかった点について、疑問をお持ちのことと思います。 結論から言うと、保証会社に、滞納発生時に保証人へ連絡する法的義務はありません。 保証会社は、賃借人(あなたの知人)との契約に基づき、家賃の回収を第一に考えます。 連絡があった場合、保証人は精神的負担を抱えることになり、早期解決に繋がる保証人からの協力を得にくくなる可能性もあります。そのため、ある程度の期間、賃借人への督促を優先するケースが多いのです。

保証会社への対応策

しかし、全く連絡がないのは、顧客対応としては疑問が残ります。 今後のためにも、保証会社に以下のような点を問い合わせてみましょう。

  • 滞納発生から連絡がなかった理由の説明を求める
  • 今後の滞納発生時の連絡体制について確認する
  • 今回の対応について、顧客対応として適切だったかフィードバックする

これらの問い合わせは、書面で行うことをお勧めします。メールや手紙で内容を記録に残しておくことで、今後の対応に役立ちます。

賃貸契約の解約手続き

管理会社が解約手続きに協力してくれるとのことですが、具体的な手順を確認しておきましょう。 通常、解約届の提出、鍵の返却、最終精算などが含まれます。 これらの手続きをスムーズに進めるために、管理会社と密に連絡を取り合い、必要な書類を準備しておきましょう。 また、解約に伴う費用(解約違約金など)についても、事前に確認しておきましょう。

専門家への相談

今回の件は、法律的な側面も関わってきます。 不安な点や、保証会社との交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。 彼らは専門的な知識と経験に基づいて、適切なアドバイスやサポートをしてくれます。 法律相談は、多くの場合初回相談が無料または低料金で行われています。

今後の保証人契約について

今回の経験から、今後の保証人契約について、より慎重な対応が必要だと感じられたのではないでしょうか。 保証人になる際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 保証内容をしっかり確認する:契約書の内容を丁寧に読み、保証範囲、責任の範囲を理解しましょう。不明な点は、契約前に必ず質問しましょう。
  • 賃借人の信用度を確かめる:賃借人の収入状況、過去の賃貸履歴などを確認し、信用できる人物かどうかを判断しましょう。 必要であれば、信用情報機関への照会を検討しましょう。
  • 連帯保証保険への加入を検討する:連帯保証保険に加入することで、保証人としての経済的リスクを軽減することができます。 保険料はかかりますが、万が一の事態に備えることができます。
  • 保証人になることを躊躇しない:親しい間柄であっても、保証人になることは大きな責任を伴います。 無理のない範囲で、慎重に判断しましょう。

まとめ

今回の件は、保証人としての責任の重さと、保証会社とのコミュニケーションの重要性を改めて認識させる出来事だったと思います。 滞納家賃の支払いは避けられないとしても、冷静に対処し、適切な手続きを進めることで、事態を収拾できる可能性は高いです。 必要に応じて専門家の力を借りながら、一つずつ問題を解決していきましょう。 そして、この経験を活かし、今後の保証人契約にはより慎重に取り組んでください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)