賃貸住宅の設備故障と修理費用:13年間の居住と退去時の不安

賃貸住宅の設備の故障に際しての修理代金に関しての質問です。現在住んでいる部屋に入居してから13年目になりました。当然12年間の間に家賃の未納や騒音問題などのトラブルを起こした事は一切ございません。一昨年ユニットバスの換気扇が故障し、交換してもらったのですが、(音や動き方から考えてモーターのパワーがなくなった?)その場で家主側から交換代金6,000円を請求されました。その時には少額だった事もあり、何も疑問に感じる事無く代金を支払いましたが、確実に築15年以上は経過しているマンションの換気扇の経年による故障に対して私に支払い責任はあったのでしょうか?ついでにいうと領収書は発行されていないので、家主のポケットに直接入ったのでは??と勘ぐっています。。。先日、エアコン室内機から漏水し、家主に電話したのですが、「掃除してないお前が悪い」(まさにこんな言い方です)と一蹴されました。(掃除がマメではなかった点は認め、反省しています。。。)他の部屋は空室になると同時にエアコンが取り替えられている現状なのですが、私が出て行くまでこの部屋の対応はしたくない・・・という風に私は受け取っています。明日にでもドレン配管を掃除機で吸うなどの対応をしてみようと思いますが、この結果がダメでもとても手配を依頼する気になれません。。。入居時にもそうでしたが、敷金を2割増しで支払い、即契約すれば家賃を5,000円引くと言われ契約しましたが、たった一年で「地価の高騰」を理由に?通常料金に戻されています。。。とにかく家主がお金に意地汚い印象しかないのですが、このままこの部屋を転居すると、12年間暮らしたフローリングの原状回復や設備のエアコンや台所換気扇交換、ハウスクリーニングなど、いろいろ理由を付けて吹っかけられる様な気がしてなりません。。。これから契約書を探して家主側有利な抜け穴があるのかどうか探してみますが、一般的に考えてこの状況がどうなのでしょうか?退去時には弁護士に仲介してもらわないといけない様なケースでしょうか?ご意見いただけると幸いです。。。補足皆様、たくさんのご意見ありがとうございました。別件で当時契約した不動産屋に行ってきましたが、あちらの回答も家主側の問題が多いとの事でした。今後1年以内の転居も視野に入れつつ、問題に対処していきたいと思います。

1. ユニットバス換気扇とエアコン漏水の修理費用について

13年間トラブルなく居住されているにも関わらず、経年劣化による設備故障の修理費用を請求されたとのこと、ご心配ですね。まず、ユニットバス換気扇の交換費用6,000円についてですが、築15年以上のマンションであれば、換気扇の故障は経年劣化による可能性が高く、通常は家主負担です。賃貸借契約書に特約がない限り、借主が修理費用を負担する義務はありません。領収書の発行がない点も問題です。きちんと領収書を発行してもらうよう、家主へ改めて請求しましょう。

エアコン漏水については、家主の発言は不適切です。エアコンの故障原因は、必ずしも借主の清掃不足だけとは限りません。経年劣化や内部部品の故障の可能性も十分考えられます。まずは、ご自身でドレン配管の清掃を試みるのは良いですが、それでも改善しない場合は、家主へ修理を依頼するよう強く求めましょう。修理を拒否された場合、状況証拠を写真や動画で記録し、証拠として残しておくことをお勧めします。

2. 賃貸借契約書と原状回復について

家賃の値上げや敷金に関する記述、そして原状回復についても、賃貸借契約書をよく確認しましょう。契約書に、経年劣化による修繕の負担割合原状回復に関する規定が記載されているはずです。契約書がない場合は、家主または不動産会社に写しを請求しましょう。

2-1. 契約書の確認ポイント

* 修繕義務の規定:設備の修繕責任は家主にあるのが一般的です。ただし、借主の故意または過失による故障は借主負担となるケースがあります。
* 原状回復義務:退去時の原状回復は、借主の負担ですが、通常の使用による経年劣化は家主負担となるのが一般的です。具体的な範囲は契約書に記載されているはずです。
* 敷金精算:敷金の返還方法や、原状回復費用との相殺方法について確認しましょう。

2-2. 原状回復費用に関する注意点

原状回復費用は、「通常の使用の範囲」を超えた損耗に対してのみ請求できます。12年間居住したフローリングの経年劣化は、通常使用の範囲内とみなされる可能性が高いです。家主が不当に高額な費用を請求してきた場合は、専門家(弁護士や不動産会社)に相談することをお勧めします。

3. 不当な請求への対処法

家主との交渉が難航する場合は、以下の方法を検討しましょう。

3-1. 不動産会社への相談

契約時に仲介した不動産会社に相談してみましょう。不動産会社は、家主と借主の双方に説明責任があります。客観的な立場で問題解決のサポートをしてくれる可能性があります。

3-2. 弁護士への相談

家主との交渉がうまくいかない場合、または不当な請求を受けた場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、法律に基づいた適切なアドバイスと、家主との交渉をサポートしてくれます。弁護士費用はかかりますが、不当な請求を回避し、損失を最小限に抑えるためには有効な手段です。

4. 退去時のスムーズな手続きのために

退去の際には、以下の点を注意しましょう。

4-1. 退去届の提出

退去予定日の1ヶ月~2ヶ月前に、家主または不動産会社に退去届を提出しましょう。

4-2. 立ち会い

退去時には、家主または不動産会社立ち会いのもと、部屋の現状を確認しましょう。その際、写真や動画で証拠を残すことをお勧めします。

4-3. 敷金精算

退去後、家主から敷金精算の内訳書が送られてきます。内訳に納得できない場合は、すぐに家主または不動産会社に連絡を取りましょう。

5. まとめ

長年住み慣れた部屋からの退去は、様々な不安が伴います。しかし、冷静に状況を把握し、適切な対応をとることで、不当な請求を回避し、スムーズな退去を実現できます。契約書をよく確認し、必要に応じて専門家に相談することをお勧めします。

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