賃貸住宅の滴る音問題:解決策と交渉術

現在、賃貸のお部屋の中から滴の音がうるさくて管理会社と協議中ですが私に不利に進んでいますのでお知恵を拝借したいです。2012年12月末日 現在の木造アパートへ入居 2013/1 壁の中から水がポタポタ落ちる音がし出す 音がバラバラという音に変化 上階の住人が水漏れしたのではないかと管理会社のコールセンターへ連絡 →建築会社へ連絡 1週間くらいで建築会社の担当が訪問 →水漏れの音ではないと判明 アパートの屋根の雪解け水が、管を通って下へ落ちる構造が原因で滴の音が響いていると説明 2013/5 コールセンターへ連絡 雪が解ける時期まで改善を依頼 改善できないなら引っ越し費用負担の上転居、若しくは同アパート空き部屋へ移動希望 →雪解けまでに何とか対処の約束 12月 連絡無 雨の日にも音がして眠れない日もあったので冬が心配になりコールセンター問合せ →11/18日に建築会社へ依頼済と回答有 進捗判明次第連絡する 建築会社から直接連絡入る予定 2014/1初旬 建築会社から連絡来ないとコールセンターへ電話す →別の業者とともにコールセンター担当者も調査へ来る 音は確認できない 音のする日に業者へ連絡して確認依頼了承 2014/1中旬 業者へ連絡し音確認 ⇒業者…ドレンです 部屋の下のところで配管を曲げて設置されているので滴音が聞こえてしまう 手立てがない 2014/2/20 コールセンターへ上記結果を報告 工事できないなら他の手段問 家賃値下げ交渉す 3/7→担当者変更となる 遮音工事オーナーの了承得たとのこと この工事をもって最後 家賃値下げ不承 3/26 工事日(音確認できない状況) 工事後も全く改善せず こういうケースは他にどのように対処しているか問 →構造・建築基準法上問題無し オーナーのご意向で工事実施した 原則工事は実施せず 現状利用依頼 4/2 上記問に対しての回答がないのでもう一度他にどのような対処があるのか問 空き部屋あるが移動できないか問 →空室あるも訳あって入居不可 他の対処に当たるのが今回の工事 現状での利用依頼 長文説明失礼いたしました。 違法建築じゃない限り住人は我慢して部屋に住み続けなければならないという結果です。 それが嫌なら転居ということです。しかし、私の理由ではなく転居するのに莫大な費用がかかります。 敷金は返金頂き、その他の費用支払不承で転居したいと考えておりますが、可能でしょうか? お詳しい方でしたら何か他に対処方法ありますでしょうか? お知恵を貸してください!

賃貸住宅における騒音問題:解決へのステップ

長期間に渡り、賃貸住宅で滴る音による騒音問題に悩まされているとのこと、大変お辛い状況ですね。 管理会社との交渉が難航しているとのことですが、諦める前に、いくつかの解決策を探る方法があります。まずは、問題点を整理し、段階的に解決策を検討していきましょう。

1.騒音問題の記録と証拠集め

まず、これまで発生した騒音問題について、詳細な記録を残すことが重要です。

  • 日付:騒音が発生した日付を記録します。
  • 時間:騒音が発生した時間帯を記録します。
  • 騒音の内容:滴る音の強さ、頻度、持続時間などを具体的に記述します。録音できれば、より効果的です(ただし、事前に管理会社に録音することを伝えておくことが重要です)。
  • 対応状況:管理会社や業者との連絡内容、対応状況を詳細に記録します。メールや電話でのやり取りは、スクリーンショットやメモとして残しておきましょう。
  • 写真・動画:騒音源と思われる箇所の写真や動画を撮影しておくと、客観的な証拠となります。

これらの記録は、後々の交渉において非常に重要な証拠となります。

2.管理会社との交渉:具体的な対応策

管理会社との交渉では、感情的にならず、冷静に事実を伝えることが大切です。これまでの記録を元に、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 騒音の具体的な状況:いつ、どのような騒音が発生し、それが生活にどのような支障をきたしているかを具体的に説明します。
  • これまでの対応状況:管理会社が行ってきた対応とその結果を説明し、現状の不満を明確に伝えます。例えば、「遮音工事を行ったものの、効果がなかった」といった点を具体的に示すことが重要です。
  • 解決策の提案:家賃減額、転居費用負担、代替住宅への転居など、具体的な解決策を提案します。単に「何とかしてほしい」ではなく、具体的な解決策を示すことで、交渉がスムーズに進みます。
  • 法的措置の可能性:最終手段として、弁護士への相談や裁判を検討していることを伝えることで、管理会社に圧力をかけることもできます。ただし、これは最終手段として考えてください。

交渉の際には、書面で内容を記録し、管理会社に送付しましょう。メールでやり取りする場合は、必ず送付確認を取り、記録を残しておきましょう。

3.専門家への相談

管理会社との交渉が難航する場合、専門家への相談を検討しましょう。

  • 弁護士:法的措置を検討する場合、弁護士に相談することで、法的根拠に基づいた対応が可能になります。
  • 不動産鑑定士:騒音による住宅価値の低下を評価してもらうことで、家賃減額交渉の材料となります。
  • 建築士:騒音の原因究明や改善策の提案をしてもらうことができます。

4.転居費用負担の交渉

管理会社の責任において騒音問題が発生しているにも関わらず、改善が見られない場合は、転居費用負担を請求することができます。

  • 契約書を確認:契約書に、騒音問題に関する条項がないかを確認します。もし、騒音問題に関する条項があり、管理会社が対応義務を負っているにも関わらず、適切な対応がなされていない場合は、転居費用負担を請求できる可能性があります。
  • 民法上の規定:民法上、賃貸借契約において、借地借家人は、賃貸人が提供する物件が居住に適さない場合、契約解除と損害賠償を請求できます。
  • 証拠の提示:騒音問題の記録、管理会社との交渉記録などを証拠として提示することで、請求をより強固なものにします。

5.具体的な解決策の例

状況によっては、以下のような解決策も考えられます。

  • 家賃減額交渉:騒音問題が解決しない限り、家賃を減額するよう交渉します。減額幅は、騒音の程度や生活への影響度合いによって異なります。
  • 代替住宅への転居:管理会社に、同等の条件の代替住宅への転居を依頼します。転居費用は、管理会社が負担すべきです。
  • 契約解除:状況によっては、契約を解除し、退去することを検討します。この場合、敷金返還請求や損害賠償請求を行うことができます。

専門家の視点:騒音問題の法的観点

弁護士の視点から見ると、このケースは、賃貸借契約上の「瑕疵担保責任」の問題に該当する可能性があります。 賃貸物件には、居住に適した状態であることが求められます。 継続的な騒音は、居住の適性を著しく損なう瑕疵とみなせる可能性があり、管理会社には改善義務があります。 改善されない場合、借主は契約解除や損害賠償を請求できる可能性があります。 ただし、具体的な法的判断は、契約内容や騒音の程度、証拠の有無などによって異なります。

まとめ:諦めずに、適切な手段を選びましょう

賃貸住宅での騒音問題は、非常にストレスの溜まる問題です。しかし、諦めずに、適切な手段を選び、粘り強く交渉していくことが重要です。 記録をしっかり残し、必要に応じて専門家の力を借りながら、解決に向けて積極的に行動しましょう。 今回の経験が、今後の賃貸生活において役立つ知識となることを願っています。

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