賃貸住宅の湿気問題:原因究明と対策

今月入居の賃貸部屋の湿気が多いのですが、不動産屋か家主に対処してもらえるでしょうか?10/15に契約し10/26に、3部屋2階建の1階の真ん中の部屋に入居したのですが、入居前に台所のシール剤にカビが発生しており、また隣の部屋に引っ越しの挨拶に行った時に、「前入居者さんは湿気とカビにまいってましたよ」と言われ、それを伝えましたが、管理会社は「前入居者に確認したが、そんな事実はありません」とのことです。体感的にも湿気が多い感じがするので、不動産屋の管理会社に立会いで話しをしました。前入居者の時に給水管の水漏れの修理をした経緯があるそうです。相談後に水漏れの検査はしたのですが異常はないとのことです。床下はその修理の時に点検口を設けてあるので、開けて見せて頂きましたが水漏れ等はありませんでした。ただ基礎地盤は土でしたが・・・どうしても納得がいかないので、一般的に売られている吸水材を部屋や押し入れにセットしたのですが、一週間で固まり始め、現在は水が溜まりはじめています。なかなか対処して頂けないので、今度は湿度計を購入し、部屋と押し入れ・ベランダに一昨日セットし計測したところ、ベランダで62%、部屋で63%、押し入れで70%の値を示していました。(押し入れのふすまははずしています。・・・また購入した時の湿度計は45%を示していました。・・・これからも日々計測しようと考えています)今朝はそれぞれ52%,65%,70%でした。昨日、管理会社の上司が来られて今までの経緯を説明したのですが、「建物に不備がないので対処は出来ません」と言われました。建物の立地の環境が悪いのか、この時期の湿度としては値が大きいのではと思うのですが。「立地の環境の問題なら重要事項説明時の説明不足ではないのか」も質問しましたが、「家主には関係なく、区役所にでも苦情を言えば」と言われてしまい、納得がいかず腹ただしくさえ思ってしまっています。何か方法はないものでしょうか・・・どなたか良い方法を教えて頂けないでしょうか・・・よろしくお願いいたします。補足です・・・本日はベランダ52%,部屋65%,押し入れ70%の値でした。部屋の立地環境は住宅街の中にあり、川などは近くにはありません。地形は坂をおりた窪地になっています。前入居者に連絡を取ってみようかと思いますが、湿気でカビが多かったとしても、対処はして頂けないのでしょうか・・・よろしくお願いします。

賃貸住宅で湿気が多く、カビの発生も心配…そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。この記事では、読者の方から寄せられた、賃貸住宅の湿気問題に関する具体的な事例をもとに、原因究明から具体的な対策、そして家主や不動産会社との交渉方法まで、分かりやすく解説します。 専門家の意見も交えながら、安心して暮らせる住環境を作るための情報を提供します。

ケーススタディ:高湿度とカビの恐怖

10月に新居へ入居したものの、湿気が多く、カビの発生も懸念される状況です。入居前に台所のシール剤にカビを発見、近隣住民からも前入居者のカビ・湿気問題を聞いていたにも関わらず、管理会社は「事実無根」と回答。水漏れ検査も異常なしとの結果でしたが、湿度計による計測では、部屋65%、押し入れ70%という高湿度が確認されています。 地盤が土であること、住宅街の窪地にある立地も気になります。

賃貸住宅の高湿度:考えられる原因

賃貸住宅の高湿度は、様々な原因が考えられます。まずは、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 構造的な問題: 建物の断熱性、換気システムの不備、基礎の防水性の問題など。今回のケースでは、地盤が土である点が気になります。土壌からの湿気の影響も考えられます。
  • 生活習慣: 室内での洗濯物の乾燥、調理時の換気不足、植物の多すぎる配置など。湿度を上げる生活習慣を見直す必要があります。
  • 周辺環境: 建物の立地、周囲の植生、地形など。今回のケースのように、窪地にある場合は、湿気が溜まりやすい可能性があります。
  • 隠れた水漏れ: 目に見える水漏れがない場合でも、配管の微細な漏れや、結露による水分の蓄積が考えられます。床下や壁内の状況を改めて確認する必要があります。

湿度対策:具体的なステップ

湿度対策は、原因究明に基づいて行うことが重要です。まずは、以下のステップで対処してみましょう。

1. 換気:こまめな換気が基本

窓を開けて自然換気を行うのが最も効果的です。特に、朝と夜、そして調理後には必ず換気をしましょう。梅雨や雨の日は、浴室乾燥機や除湿機を活用して、室内の湿度を下げる工夫が必要です。 24時間換気システムがあれば、その機能を最大限に活用しましょう。フィルターの清掃も忘れずに行いましょう。

2. 除湿:効果的な除湿方法

除湿機は、湿気の多い時期には必須アイテムです。コンプレッサー式とデシカント式がありますが、梅雨時期など、特に湿度の高い時期にはコンプレッサー式がおすすめです。また、除湿効果の高い除湿剤も併用すると効果的です。ただし、吸水剤は定期的に交換する必要があります。今回のケースのように、吸水剤がすぐに水で満たされてしまう場合は、湿気が非常に多いことを示唆しています。

3. 室内環境の見直し

洗濯物は浴室乾燥機や外に干すなど、室内で乾燥させない工夫をしましょう。植物を多く育てている場合は、数を減らすか、定期的に葉を拭いて乾燥させる必要があります。また、カーペットや絨毯は、湿気を吸収しやすいため、定期的に清掃・乾燥させることが重要です。

4. 専門家への相談

上記の方法を試しても改善が見られない場合は、専門家(建築士、不動産会社、害虫駆除業者など)に相談しましょう。原因を特定し、適切な対策を講じる必要があります。 特に、今回のケースのように、前入居者からも湿気の問題が報告されている場合は、建物の構造的な問題を疑う必要があります。

家主・不動産会社との交渉

家主や不動産会社に相談する際には、以下の点を意識しましょう。

  • 証拠を揃える: 湿度計の計測データ、写真、動画などを証拠として提示しましょう。 前入居者からの証言があれば、それも有効な証拠となります。
  • 冷静に説明する: 感情的に訴えるのではなく、冷静に事実を説明しましょう。 具体的な数値データや写真などを用いることで、説得力を高めることができます。
  • 書面で記録を残す: 連絡内容や合意事項は、必ず書面で記録に残しましょう。 メールや手紙で記録を残すことで、トラブルを回避することができます。
  • 必要に応じて弁護士に相談する: 交渉が難航する場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。

専門家の視点:建築士の意見

建築士の視点から見ると、今回のケースでは、地盤が土であること、窪地にある立地、そして前入居者からの湿気に関する報告などから、建物の基礎部分の防水性や換気システムに問題がある可能性が考えられます。 専門家による調査が必要となるでしょう。 また、重要事項説明において、建物の立地条件や過去の修繕履歴などが適切に説明されていなかった可能性も考えられます。 この点についても、不動産会社に確認する必要があります。

まとめ

賃貸住宅の湿気問題は、放置するとカビの発生や健康被害につながる可能性があります。 原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。 家主や不動産会社との交渉においても、冷静に証拠を提示し、対応を求めることが大切です。 それでも解決しない場合は、専門家への相談を検討しましょう。

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