賃貸住宅の部屋を下見するときのポイントについて、賃貸住宅への引越しを検討しています。初めての引越しなので、部屋をみる場合、どのような点に気をつけたり、確認をしておくとよいポイントなどを教えてください。ちなみにURの住宅のため、部屋には仲介会社の人は随行せずに1人で行くため、人目を気にせずいろいろチェックはできると思います。よろしくお願いします。
初めての賃貸物件探し、ワクワクしますね!UR賃貸なら仲介手数料がかからないのも嬉しいポイントです。しかし、一人での内見は、後で後悔しないためにも、しっかりと確認することが大切です。この記事では、賃貸住宅の下見でチェックすべき10個のポイントを、具体的な方法と合わせて解説します。
Contents
1. 日当たりと風通しをチェック!快適な生活空間を確保
- 時間帯:午前中と午後の両方で内見するのが理想です。太陽の動きによる日当たりや、風の通り具合の変化を確認できます。
- 窓の位置と大きさ:窓の数、大きさ、位置を確認し、日当たりと風通しの良さを確認しましょう。南向きの部屋は日当たりが良いですが、夏場は暑くなる可能性も考慮しましょう。
- 窓の開閉:全ての窓を開閉し、スムーズに開閉するか、隙間風がないかを確認します。古い物件では、窓枠の劣化や歪みで開閉が困難な場合があります。
- ベランダやバルコニー:あれば、広さ、状態、日当たりを確認しましょう。洗濯物を干すスペースとして十分な広さがあるか、雨漏りがないかなどもチェックポイントです。
2. 部屋の広さと間取りの確認:家具の配置シミュレーション
- 寸法を測る:メジャーを持参し、部屋の寸法を測りましょう。特に、ベッドやソファ、収納家具などを置く予定の場所の寸法を正確に測ることが重要です。事前に家具のサイズを調べておくと、配置シミュレーションがスムーズです。
- 間取り図と照らし合わせる:事前に受け取った間取り図と実際の部屋の間取りを照らし合わせ、寸法や設備の位置に相違がないかを確認します。
- 収納スペース:クローゼットや収納スペースの広さ、使いやすさを確認しましょう。収納が少ない場合は、追加で収納家具が必要になることを考慮しましょう。
- 天井高:圧迫感がないか、天井の高さを確認しましょう。低い天井だと、部屋が狭く感じられる可能性があります。
3. 水回り設備のチェック:快適な生活のための必須項目
- キッチン:コンロの種類、シンクの広さ、収納スペースを確認しましょう。使いやすさ、清潔さをチェックします。水漏れや排水溝の詰まりがないかも確認しましょう。
- 浴室:浴槽の大きさ、シャワーヘッドの種類、換気扇の動作を確認します。カビや汚れがないか、排水口のつまりがないかもチェックしましょう。追い焚き機能があれば、動作確認も忘れずに。
- トイレ:便器の種類、洗浄機能、換気扇の動作を確認します。水漏れや詰まりがないか、清潔さをチェックしましょう。
- 洗面台:広さ、収納スペース、水栓の使いやすさを確認します。水漏れがないか、排水口のつまりがないかもチェックしましょう。
4. 壁や床、天井の状態を確認:修繕が必要な箇所はないか
- 壁:傷、汚れ、ひび割れがないか、注意深く確認しましょう。特に、湿気によるカビの発生がないかもチェックします。
- 床:傷、汚れ、へこみがないかを確認しましょう。フローリングであれば、隙間や剥がれがないかもチェックします。
- 天井:シミ、汚れ、ひび割れがないかを確認しましょう。雨漏りの跡がないかもチェックします。
5. 設備の動作確認:エアコンや照明など
- エアコン:冷暖房の機能が正常に動作するかを確認しましょう。フィルターの汚れ具合もチェックしましょう。
- 照明:全ての照明器具が点灯するかを確認します。明るさやスイッチの使いやすさもチェックしましょう。
- インターホン:動作確認を行い、音声や映像が正常に機能するかを確認します。
- 給湯器:お湯が出るか、温度調整が適切にできるかを確認しましょう。
6. 防犯設備の確認:安心・安全な生活のために
- ドアの鍵:鍵のかけ閉めがスムーズにできるか、複数個の鍵がある場合は全て試してみましょう。防犯性の高い鍵であるかも確認しましょう。
- 窓の鍵:全ての窓の鍵が正常に機能するかを確認します。防犯性の高い窓であるかも確認しましょう。
- 防犯カメラ:設置されている場合は、動作を確認しましょう。
7. 近隣環境の確認:騒音や生活環境をチェック
- 周辺環境:周辺の建物、道路、公園などを確認し、静かな環境か、生活に支障がないかを確認します。日中だけでなく、夜間の状況も確認できれば理想的です。
- ゴミ捨て場:ゴミ捨て場の場所、ゴミ出しルールなどを確認しましょう。
- スーパーやコンビニ:生活に必要な施設までの距離やアクセス方法を確認しましょう。
8. 契約条件の確認:重要事項説明書を丁寧に確認
- 家賃:家賃、管理費、共益費などが明確に記載されているかを確認します。
- 敷金・礼金:敷金、礼金の金額、償却条件などを確認します。
- 更新料:更新料の有無、金額などを確認します。
- 解約条件:解約時の違約金、手続きなどを確認します。
9. 写真撮影:後日の比較や記録のために
- 全体写真:部屋全体の状況を写真に収めましょう。特に気になる箇所は複数枚撮影しておくと安心です。
- 詳細写真:傷や汚れ、設備の状態などを詳細に撮影しておきましょう。
10. 専門家への相談:不安な点はプロに相談
- 不動産会社:不明な点や不安な点は、不動産会社に相談しましょう。専門家の意見を参考に、最適な物件選びを行いましょう。
- 建築士:建物の状態に不安がある場合は、建築士に相談することもできます。
これらのポイントを参考に、慎重に物件を選んでください。初めての引越しは、多くの発見と経験が得られる素晴らしい機会です。快適な新生活を送るためにも、後悔のない物件選びを心掛けましょう。