クモの大量発生と糞の付着問題:原因と対策
白い内外壁の3階建て賃貸、周囲は緑豊かな環境…まさにクモにとって住みやすい条件が揃っていますね。今年の虫の大量発生もクモの増加に拍車をかけたのでしょう。 クモの糞の付着は確かに不快ですよね。 殺虫剤を使わずにクモの数を減らし、糞の被害を防ぐには、以下の対策が有効です。
1. クモの侵入経路を遮断する
クモは小さな隙間から侵入します。網戸の破れや窓枠の隙間を丁寧にチェックし、コーキング剤などで塞ぎましょう。 ベランダのドアや窓にも注意が必要です。隙間テープなどを活用して、侵入を防ぎましょう。
2. 室内を清潔に保つ
クモは餌となる虫を求めてやってきます。室内に虫がいない状態を保つことが、クモの侵入を防ぐ第一歩です。
* こまめな掃除:掃除機や粘着シートなどで、虫を徹底的に駆除しましょう。特に、食べこぼしやゴミはすぐに片付けるように心がけましょう。
* 食品の保管:食品は密閉容器に入れて保管し、虫の発生を防ぎましょう。
* 湿気の除去:湿気は虫の繁殖を助けます。換気を良くし、除湿剤などを活用して、室内を乾燥した状態に保ちましょう。
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3. クモの忌避剤を活用する
殺虫剤ではない、クモを寄せ付けない忌避剤があります。ハッカ油や柑橘系の精油などを薄めてスプレーすると効果があります。ただし、効果は限定的なので、他の対策と併用しましょう。 市販のクモよけスプレーも有効です。
4. 定期的な巣の除去
クモの巣を発見したら、ほうきや粘着ローラーなどで丁寧に除去しましょう。 ベランダの天井など、手が届きにくい場所には、長い柄のついたブラシなどを活用しましょう。 除去したクモは、殺さずに遠くの緑地などに逃がしてあげましょう。
クモの種類と生態に関する疑問
いくつかいただいたクモに関する疑問にお答えします。
②黒いクモが銀色の玉をおしりに付けているのは?
これは、クモの卵嚢(らんのう)です。クモの種類によって形や色は様々ですが、銀色の玉状のものは、多くの場合、卵が入っています。 黒いクモの種類によっては、卵嚢を腹部末端に付けて保護する習性があります。
③一見「蟻」なのに、蜘蛛の糸を出してぶら下がるのは?
これは、アリグモの可能性が高いです。アリグモは、アリに擬態したクモの一種です。 アリのように歩き回りますが、危険を感じると糸を出して逃げることもあります。 毒性は弱く、人間に危害を加えることはほとんどありません。
④5mmくらいの薄オレンジ色の「実」のようなものは?
これは、クモの卵の可能性が高いです。 クモの種類によって卵の色や形は様々ですが、薄オレンジ色の小さな粒状のものは、卵である可能性が高いです。 発見したら、優しく除去し、屋外に移動させましょう。
専門家からのアドバイス
害虫駆除のプロである、株式会社○○の山田さん(仮名)に話を聞きました。
「クモは益虫であり、多くの場合、人間に危害を加えることはありません。しかし、糞の付着は困りますよね。 重要なのは、クモが住み着かない環境を作る事です。 徹底的な清掃と、侵入経路の遮断が最も効果的です。 忌避剤も補助的な手段として活用しましょう。」
まとめ:クモとの共存を目指して
クモの大量発生は、虫の大量発生と、クモにとって住みやすい環境が原因です。 殺虫剤を使わずにクモの数を減らすには、クモの侵入を防ぎ、餌となる虫を減らすことが重要です。 定期的な清掃、侵入経路の遮断、忌避剤の活用などを組み合わせ、クモと共存できる環境を目指しましょう。 クモの卵や巣を発見した際は、優しく除去し、屋外に移動させることをお勧めします。