賃貸住宅における漏水被害と適切な対応

漏水被害にひと月で2回遭いました。原因は上階の部屋のキッチン配管瑕疵ですが、私が大家さんと管理会社には厄介な人間と思われているようです。この場合、私の求めた対応は不相応だったのでしょうか?▼▼今月の初日に一回目(規模は中くらい)、そして中旬~下旬にもう一回(部屋の大半被害)と、漏水被害にあいました。月の初めの被害の際、上階の住人はちょうど退去日でした。原因は上階の配管瑕疵で、一回目の被害の際には業者には見抜けず、経過観察と言われてしまったため私は部屋を汚され、家具も汚されたまま、結局は泣き寝入りしておりました。「原因が分からないなら仕方ない」と諦めていた頃、さらに大きな漏水被害に遭い、やっと原因が分かったという経緯です。祝日の夜、帰宅したら天井から黄色い水が部屋にバシャバシャ降っていて、その日は水が止まらないので徹夜でバケツで処理しました。真水やお風呂水ならまだいいですが、一回目も二回目も、部屋の掃除をした際に流した、洗剤まじりの床下水です。原因が配管瑕疵とのことでしたので、翌日、管理会社の担当と大家さんを部屋に呼んで見てもらい「今後どのように段取りするものですか?私はこういうの、経験がないので全然わかりません」と言うと管理会社「僕らは立場上、何もできないので当人同士で進めてください」大家さん「保険でちゃんとしますからご安心下さい」そこで早々に皆立ち去ろうとしたので「待って下さい、この部屋は?清掃などは私がするのですか?さすがに無理です」とすると大家さんがクリーニング業者さんを手配してくれました。祝日からの週末3連休だったので、カーペット張替え自体は次の金曜まで待ちました。(大家さんの奥様が近隣のビジネスホテルを探してくれましたが、運悪く喫煙部屋しかないとのことで、喘息があるため辞退しました。お気遣いに感謝しています。)先日の金曜、約束どおりカーペットを敷きなおしていただき、久々に床を使うことが出来ましたが家具はソファが二つ使えなくなり廃棄予定、ラグや毛布類、クッション、その他書籍や雑貨はもちろんほとんど燃えるゴミです。「大家さんも、上階の人がかなり長年住んでいて、その間にオーナーとして代わったらしいし、ある意味では被害者同士。家財の廃棄料金だけ保障してもらえたら、あとは我慢しよう」これは運が悪かったのだと思って、そう考えていたので、まだ家財の保障リストなどは作っていませんでした。ただ、月の初めの漏水では部屋の真ん中のラグ全面とソファ一つがすでにだめになっており、床も乾くのに1週間ほどかかりました(コンクリにカーペット敷きで水分が拭ききれず、ハケない)。そこに二回目があり、この一ヶ月はほとんど部屋をまともに使えていないのです。寝る場所すら、ビニルシートをかぶせるなどしていました。そこで、だめもとで管理会社に「次月のお家賃を少し考慮してもらえないか、聞いてみてほしい」と頼んでみました。私はこういう事故の被害経験もないし、保険も適用を求めた経験がないため、たまたま知り合いに法関係者が多いので代理人を立てる旨、部屋に立ち会ってもらった日に伝えてありました。これがまずかったのかもしれません。戻ってきた返事が「次月の家賃を免除するので、今後一切この話に関して、不服申し立てなどしないよう一筆書いてもらう」とのことです。大家さんの気持ちというか、「あれこれいつまでも要求してくるのは勘弁してほしい」という懸念はあるんだろうな…とは思いますし、理解できます。でも、私からしたら何の瑕疵も自分にはなく、2回も同じ被害に遭い、その保障の段取りはほぼ全て自分が言い出さないと何も動きませんでしたので、仕事にもかなりの支障が出ておりました。何よりも夜、ちゃんと眠れる環境がないのです。管理会社は「当人同士で」ということで、大家さんには直接やり取りするよう伝えましたよと言うのですが大家さんから直接連絡があったのは、床のクリーニングに関することのみです。保険の件などは何もなかったし、私もリストをもし作ったとしても、誰にどう取り次ぐものかわかりませんでした。弁護士には「保険会社とトラブルになったらお願いしたい。示談で進めたいし、もめたくない」と伝えてあり、まだ弁護士を前面には立てておりません。一言、管理会社には情報をつねに共有させなさいとアドバイスをもらったのみです。それでこの言われよう…と思うと、非常に不審というか、傷ついたというか、全く腑に落ちません。被害の補償はもういいのですが、私が悪かったのかと気になっています。私の主張は、この経緯では不適切だったのでしょうか?反省点は、管理会社に対してかなり不満を持ってしまい、それを電話で話してしまったことです。立場上、管理会社もどうしようもないですよね…でも、私の立場は?どうなるものだったんでしょうか。いろいろざっくばらんに意見いただければと思います。今後の参考にしたいです。補足最初の回答者さん、ありがとうございます。今回、多分、加害者はいないのではないでしょうか?上階の住人は引越していますし、在住中はたまたま床下(つまり私の部屋の天井裏)に溢れ出た水は、漏水には至らなかったようです。退去時に、がんばってお掃除したために月初の漏水になっただけなら、加害者とも言えない気がします。そんなことはないのでしょうか?私の火災保険に問い合わせしてみたほうが、いいのかな…

事件の概要とご相談内容

あなたは、賃貸住宅で1ヶ月間に2回も漏水被害に遭われました。原因は上階住戸のキッチン配管の瑕疵であり、1回目の被害は軽微でしたが、2回目は部屋の大半に被害が及ぶ大規模なものだったとのことです。 1回目の被害時は原因が特定できず、泣き寝入りせざるを得ない状況でしたが、2回目の被害を機に配管瑕疵が判明しました。 その後、大家さんと管理会社に状況を説明し、対応を求めましたが、管理会社からは「当人同士で解決を」と、大家さんからは保険による対応を約束されたものの、具体的な対応は遅々として進まず、家賃減額の提案に対しては「家賃免除と引き換えに、今後の苦情申し立てをしない」という条件付きの提案を受け、納得できない状況とのことです。 さらに、弁護士に相談していることを管理会社に伝えたことが、今回の対応に影響している可能性も懸念されています。

漏水被害における大家さん、管理会社の責任

賃貸借契約において、大家さんには、借家人に安全で快適な居住空間を提供する義務があります。これは、建物自体の構造上の欠陥や老朽化による被害についても同様です。今回のケースでは、上階住戸のキッチン配管の瑕疵が漏水被害の原因であることが判明しているため、大家さんには責任があると言えます。

管理会社は、大家さんの代理として、建物の管理・修繕を行う役割を担っています。そのため、漏水被害が発生した場合、迅速な対応と原因究明、そして被害回復のための適切な措置を講じる義務があります。今回の管理会社の対応は、「当人同士で解決を」と放置した点において不適切と言えます。

大家さん、管理会社の法的責任

民法616条では、賃貸人が賃貸物件を現状のまま賃借人に引き渡す義務があると定められています。現状維持義務違反に該当する可能性があります。また、故意または過失によって賃貸物件に欠陥があり、借家人に損害を与えた場合、損害賠償責任を負う可能性があります。

専門家の意見:弁護士の関与

弁護士に相談していることを伝えたことが、大家さんや管理会社に不快感を与えた可能性は否定できません。しかし、弁護士に相談することはあなたの権利であり、決して不適切ではありません。むしろ、複雑な問題をスムーズに解決するためには、専門家の助言を受けることは有効な手段です。

あなたへのアドバイス

現状では、大家さんとの間で具体的な損害賠償額について合意に至っていない状況です。そのため、家賃免除と今後の苦情申し立ての禁止という条件付きの提案を受け入れる必要はありません。

具体的な行動計画

1. **損害額の算出と証拠集め:** 破損した家具や家電、清掃費用、引っ越し費用、精神的苦痛に対する慰謝料など、具体的な損害額を算出します。写真や動画、修理見積書、領収書などを証拠として保管しましょう。
2. **内容証明郵便の送付:** 損害賠償請求の内容を具体的に記した内容証明郵便を大家さんに送付します。これにより、証拠を残し、交渉の記録を残すことができます。
3. **保険会社への連絡:** あなたの火災保険に、漏水被害の補償内容について問い合わせてみましょう。家財保険で補償される可能性があります。
4. **弁護士との連携:** 必要に応じて、弁護士に相談し、法的措置を検討します。弁護士は、損害賠償請求の手続きや交渉、訴訟などをサポートしてくれます。

交渉におけるポイント

* **冷静かつ丁寧に:** 感情的な言葉を使わず、事実を淡々と説明しましょう。
* **具体的な証拠を提示:** 損害額を算出するための証拠を提示することで、あなたの主張の信憑性を高めます。
* **妥協点を探る:** 完全な解決を目指す一方で、交渉の余地を残し、合意に至る可能性を高めることも重要です。

まとめ

今回の漏水被害は、大家さんおよび管理会社の責任が問われる可能性が高いです。 焦らず、冷静に、そして適切な証拠を揃えながら、交渉を進めていくことが重要です。 弁護士の力を借りながら、あなたの権利を主張し、適切な補償を受けるように努めましょう。 管理会社への不満を直接伝えるのではなく、書面で記録を残すことを心がけてください。

今後の予防策

今回の経験を踏まえ、今後の賃貸生活における漏水被害の予防策として、以下のような点に注意しましょう。

  • 定期的な設備点検:大家さんや管理会社に定期的な設備点検を依頼し、老朽化や故障の早期発見に努めましょう。
  • 漏水センサーの設置:漏水センサーを設置することで、早期に漏水を発見し、被害を最小限に抑えることができます。
  • 火災保険の見直し:火災保険の内容を見直し、漏水被害に対する補償範囲を確認しましょう。

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