賃貸事務所の悪臭トラブル解決ガイド:焼き鳥屋換気扇からの排気による被害と対策

不動産の賃貸契約トラブルです。賃貸契約の数か月後引っ越してみたら、共有スペースに地下の焼き鳥屋の換気扇の排気口が設置されていて悪臭被害にあっています。 地元の駅近雑居ビル4/4階に事務所を移転してきたのですが・・・引っ越し間際に下見にきてみたら共用スペースであるテラスに地下の焼き鳥屋の大きな換気扇排気口が設置されていました。賃貸契約してから引っ越してくるまでの約2か月の間に空いていた地下のテナントに焼き鳥屋が入ったようです。また、1フロア1件の古い建物でそのテラスは借りた部屋からのみ出入りできる構造になっています。(勿論、換気扇の設置に関することは一切聞かされていませんでした) 毎日15時になるとその換気扇は動きだし、営業時間になれば騒音と悪臭はひどい状態になります。春秋の気候のよい時には窓からの心地よい風を感じながら仕事できるはずだったのに、その換気扇のせいで台無しです。 もちろん、家主には当初より「排気口の設置場所を変更して欲しい」と抗議しているのですが「地域の住民からクレームがあったため現在の場所へ設置した。移設は無理」「雑居ビルはこの程度の匂いは許容範囲」と言い張ります。(先日、臭いの測量をしたら「採取したオナラ」と同等レベルでした)仕方なく妥協案として換気扇のフィルターを2~3重にしていただくことで暫く臭いは回避できていました。 ところが、3か月ごとに臭ってくるたび逐一抗議することに疲れてきました。最近では「焼き鳥屋は毎月フィルター交換をしているといっている」という感じで取り合う姿勢もみられなくなってきました。「法的手段にでますよ」と言ったら「受けて立ちますよ」と言われました。 こういった場合、移転してから損害賠償事件として裁判申し立てすることになるようですが、法人事務所として借りている事情もありできれば紛争に持ち込むことなく解決したいと思っています。 家主と焼き鳥屋、仲介した不動産会社、それぞれに対し有効な行政指導や不動産業界での監査指導はないのでしょうか? 女性だから甘く見られているような気がします。もう自力での交渉は限界と感じています。 一日も早く悪臭ストレスから解放されたいです(泣泣泣・・・泣) お詳しい方、アドバイス宜しくお願いいたします。

賃貸契約における悪臭問題:解決へのステップ

賃貸物件で予想外の悪臭被害に遭い、非常に辛い状況ですね。特に、契約後に発生した問題であるため、解決が困難に感じられるのも理解できます。しかし、諦める必要はありません。段階的に解決策を探っていきましょう。

1. 問題の明確化と証拠集め

まずは、問題点を明確にしましょう。現状を整理し、客観的な証拠を集めることが重要です。

  • 悪臭の発生源:地下の焼き鳥屋の換気扇であることを明確にしましょう。写真や動画で記録しておきましょう。
  • 悪臭の程度と頻度:発生時間、持続時間、臭いの強さを記録します。可能であれば、臭気測定の結果も証拠として有効です。専門機関に依頼して測定を行うことを検討しましょう。
  • 家主とのやり取り:メールや手紙でのやり取り、電話での通話内容を記録に残しておきましょう。日付、時間、内容を具体的に記録します。できれば、記録を第三者にも共有しておきましょう。
  • 賃貸契約書:契約書に、換気扇の設置や悪臭に関する記述がないか確認しましょう。契約内容に反する行為であれば、法的根拠となります。

2. 再度、家主との交渉

証拠を集めた上で、家主と改めて交渉しましょう。今回は、弁護士などの専門家の同行を検討することをお勧めします。専門家の存在は、家主側の対応にも影響を与えます。交渉の際には、以下の点を伝えましょう。

  • 具体的な被害状況:悪臭による業務への支障、健康被害などを具体的に説明します。
  • 法的措置の可能性:法的措置も視野に入れていることを明確に伝えましょう。これは、家主側に真剣に向き合ってもらうための重要な手段です。
  • 解決策の提案:換気扇の移設、フィルターの改善、家賃減額などを提案しましょう。具体的な数値を提示することで、交渉がスムーズに進みます。

3. 行政への相談

家主との交渉が難航する場合は、行政機関への相談を検討しましょう。

  • 保健所:悪臭が公衆衛生に影響を与える可能性がある場合は、保健所に相談しましょう。保健所は、臭気測定を行い、必要に応じて焼き鳥屋に対して指導を行います。
  • 建築指導課:換気扇の設置が建築基準法に違反している可能性がある場合は、建築指導課に相談しましょう。

4. 不動産会社への相談

仲介した不動産会社にも相談しましょう。契約締結時の説明責任を果たしていない可能性があります。不動産会社は、家主と交渉し、解決策を見つける役割を担うべきです。

5. 法的措置

上記の対応でも解決しない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。裁判となると時間と費用がかかりますが、最終手段として有効です。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から、今回のケースを分析すると、以下の点が重要になります。

* **賃貸借契約の条項:** 契約書に、共有部分の使用に関する規定や、騒音・臭気に関する規定がないか確認する必要があります。もし、そのような規定があり、家主がそれを遵守していない場合は、契約違反となります。
* **民法上の瑕疵担保責任:** 賃貸物件に、契約時に知らされていなかった欠陥(この場合は悪臭)がある場合、家主には瑕疵担保責任があります。家主は、修繕義務を負うか、家賃減額に応じる必要があります。
* **不法行為:** 家主が、悪臭問題を認識しながら放置している場合、不法行為として損害賠償請求が可能となる可能性があります。
* **証拠の重要性:** 悪臭の発生状況、家主との交渉記録、臭気測定結果などは、裁判において重要な証拠となります。

弁護士に相談することで、最適な解決策を検討し、法的措置の準備を進めることができます。

女性だからと甘く見られないための対策

残念ながら、女性だからと甘く見られるケースはあります。しかし、それはあなたの能力や主張の正当性を損なうものではありません。

* **自信を持って交渉する:** 自分の権利を主張することに臆してはいけません。冷静かつ明確に、問題点を伝えましょう。
* **記録を徹底する:** すべてのやり取りを記録に残し、客観的な証拠を積み重ねることで、感情的な対応を避け、冷静な判断を促します。
* **専門家の力を借りる:** 弁護士や不動産コンサルタントなどの専門家の力を借りることで、より効果的に交渉を進めることができます。

まとめ:悪臭問題からの解放に向けて

今回のケースは、契約後に発生した問題であるため、解決には時間と労力がかかります。しかし、諦めずに、段階的に対応を進めていくことが重要です。証拠集め、家主との交渉、行政への相談、そして必要であれば法的措置など、あらゆる手段を検討し、一日も早く悪臭ストレスから解放されることを願っています。

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