賃貸マンション1階窓の防犯柵設置義務と大家との交渉方法

賃貸マンション・アパートの大家は、1階の部屋の窓に防犯の為の柵を取り付けるのは義務なのか、任意なのか。3階建てのデザイナーズマンションの1階角部屋に住んでます。先日空き巣に入られました。マンションのオートロック付きメインエントランスの真横にある窓を割られて侵入されました。その窓には柵がされてませんでした。因みに1階に4部屋ありますが101(当方居住)と104(逆サイドの角部屋)には柵なしで、真ん中の102、103の通路側の窓には柵ありです。管理会社に「柵を付けてくれと大家に掛け合ってくれ」と再三言ってますが「大家が首を縦に振らんから無理だ」とそこで話しはお終い。柵があるから2度と侵入されないとは言いません。が、入りにくい建物と認識されるだけでも良いのです。1度入られたとこは2度あると言われてます。心配で堪りません。みなさんのお知恵をお貸し下さい。それを元に大家と交渉したく思っております。

賃貸マンション1階窓の防犯柵設置:義務か任意か?

結論から言うと、賃貸マンションの1階窓に防犯柵の設置を大家が義務付けられているわけではありません。防犯柵の設置は、原則として大家の任意となります。 ただし、状況によっては、大家に設置義務が発生する場合もあります。 それは、賃貸借契約書に防犯対策に関する特約事項が記載されている場合や、地域の条例などで義務付けられている場合です。 今回のケースでは、契約書にそのような特約がない限り、大家に設置義務はありません。

空き巣被害後の対応と大家との効果的な交渉方法

残念ながら、管理会社は大家の意向を伝え、交渉を打ち切っています。しかし、諦める必要はありません。 ご自身が安心して暮らせるよう、大家と建設的に交渉を進めるための具体的な方法を以下に示します。

1. 事実関係の明確化と証拠の提示

まず、空き巣被害の事実を明確にしましょう。警察への被害届受理番号、被害状況の写真、修理費用見積書などを用意します。これらは、大家に被害の深刻さを理解させるための重要な証拠となります。 さらに、同じ階の他の部屋に防犯柵があることを示す写真なども有効です。

2. 防犯対策の必要性を訴える

大家に、防犯柵設置の必要性を丁寧に説明することが重要です。 単に「怖いから付けてほしい」ではなく、以下の点を強調しましょう。

  • 具体的な被害事例:今回の空き巣被害の詳細を説明し、窓が狙われた理由(オートロック直横など)を明確にしましょう。
  • 防犯性の向上:柵の設置によって、侵入障壁を高め、空き巣の抑止効果が期待できることを説明します。専門業者に見積もりを依頼し、具体的な費用と効果を提示すると説得力が増します。
  • 他の入居者の安全:あなたの部屋だけでなく、他の入居者の安全にも繋がることを強調しましょう。特に、同じ階に柵がない部屋があることを指摘し、全体的な防犯対策の必要性を訴えます。
  • 物件価値の維持:防犯対策は、物件の価値を維持・向上させることに繋がります。大家の資産価値を守る観点からも、設置のメリットを訴えましょう。

3. 交渉の具体的なステップ

  • 書面での交渉:口頭での交渉だけでなく、内容証明郵便で要望を伝えましょう。これにより、交渉内容を明確に記録し、法的根拠を確保できます。
  • 費用負担の提案:大家が費用負担を懸念している可能性があります。全額負担を依頼するのではなく、費用の一部負担を提案することで、交渉がスムーズに進む可能性があります。例えば、半分負担や、一定金額の負担を提案するなど、柔軟な対応を心がけましょう。
  • 代替案の提示:防犯柵以外にも、防犯フィルムの貼付や窓の強化など、代替案を提示することも有効です。大家と相談しながら、最適な防犯対策を検討しましょう。
  • 専門家の意見:防犯専門家や不動産会社などに相談し、専門家の意見を参考資料として提出することも有効です。専門家の意見は、大家を説得する上で大きな力になります。

4. それでも拒否された場合

それでも大家が拒否した場合、弁護士に相談するなど、法的措置を検討する必要があるかもしれません。 ただし、法的措置は時間と費用がかかります。 まずは、上記のステップを踏まえ、粘り強く交渉を続けることが重要です。

インテリアと防犯対策の両立

防犯対策を講じる際に、インテリアとの調和も大切です。 グレーの柵は、多くのインテリアスタイルに合わせやすい色です。 例えば、スタイリッシュなデザインの柵を選ぶことで、マンションの外観を損なわず、防犯対策とデザイン性を両立できます。

まとめ

大家に防犯柵の設置を義務付ける法律はありませんが、空き巣被害を受けたという事実と、防犯対策の必要性を丁寧に説明することで、交渉を進めることができます。 書面での交渉や費用負担の提案、専門家の意見などを活用し、粘り強く交渉を進めていきましょう。 安全で快適な住環境を確保するために、諦めずに努力することが大切です。

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