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遠方からの賃貸マンション退去:立会い参加のメリット・デメリット
4年3ヶ月住んだ賃貸マンションの退去、そして引越し先が遠方という状況、大変ですね。退去立会いの有無で悩まれているとのことですが、結論から言うと、新幹線往復2万5千円をかけてでも、立会いに参加することを強くお勧めします。
立会い参加のメリット
* 損失を最小限に抑える:立会いでは、現状回復費用に関して、管理会社と直接話し合い、納得できる範囲で合意できます。写真だけでは、判断が難しい場合や、誤解が生じる可能性があります。特に、クリーニング代や壁の穴の修繕費用の見積もりに関して、事前に確認することで、高額な請求を回避できる可能性があります。
* 証拠を残せる:立会いの際に、部屋の状態を管理会社と共有し、記録を残すことができます。万が一、後からトラブルが発生した場合でも、証拠として活用できます。写真だけでは、状況を正確に伝えきれない場合もあります。
* 安心感を得られる:直接立会いすることで、管理会社とのコミュニケーションを図り、疑問点を解消できます。不明瞭な点や不安な点を解消することで、精神的な負担を軽減できます。
立会い不参加のリスク
* 高額な請求:写真だけでは、修繕箇所の程度や範囲が正確に伝わらない可能性があり、結果として、本来必要のない修繕費用を請求されるリスクがあります。
* トラブル発生の可能性:写真だけでは、後から「こんな傷があった」などと言われた場合、反論が難しくなります。
* 敷金返還が遅れる可能性:立会いがないと、精算に時間がかかったり、返金手続きが遅れる可能性があります。
具体的な対策とアドバイス
では、具体的にどのような対策をとれば良いのでしょうか。
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1. 管理会社との事前連絡と交渉
まず、管理会社に連絡を取り、連休明け以外の立会いの日程調整を依頼しましょう。状況を説明し、可能な限り希望に沿えるよう交渉することが大切です。
* 具体的な希望日を複数提示する:「○月○日と○月○日はいかがでしょうか?」など、具体的な希望日を複数提示することで、調整がスムーズに進みます。
* 柔軟な対応を示す:「どうしても連休明けしか難しいのであれば、その日に合わせます」など、柔軟な対応を示すことで、好印象を与えられます。
* メールでのやり取りを残す:連絡内容をメールでやり取りすることで、証拠として残しておくことができます。
2. 立会い時のチェックポイント
立会い時には、以下の点をしっかり確認しましょう。
* 写真撮影:部屋全体の状況、傷や汚れのある箇所を写真で記録しましょう。特に、問題となる箇所は複数枚撮影し、詳細な状況がわかるように撮影します。
* メモを取る:管理会社とのやり取りの内容をメモに記録しましょう。特に、修繕費用に関する見積もりや合意事項は、正確に記録することが重要です。
* 契約書を確認:契約書に記載されている原状回復義務の範囲を確認しましょう。
* 見積もりの確認:修繕費用に関する見積もりは、詳細に確認し、妥当な金額であることを確認しましょう。不明な点があれば、管理会社に質問しましょう。
3. 写真撮影のコツ
もし、どうしても立会いが難しい場合は、高画質で、部屋全体の状態がわかるように撮影することが重要です。
* 広角レンズの使用:部屋全体を広く撮影するために、広角レンズを使用すると効果的です。スマートフォンでも広角撮影機能が搭載されているものが多いので活用しましょう。
* 複数枚の撮影:各部屋ごとに複数枚撮影し、傷や汚れのある箇所を詳細に撮影します。
* 日付と時刻の記録:写真に日付と時刻を記録することで、証拠としての信頼性が高まります。
* 照明に注意:暗い場所では、傷や汚れが分かりにくいため、照明に注意して撮影しましょう。
* 目線を変えて撮影:様々な角度から撮影することで、より詳細な状況を把握できます。
専門家の視点:弁護士や不動産会社への相談
どうしても不安な場合は、弁護士や不動産会社に相談することも検討しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、より安心できる対応ができます。
まとめ
遠方からの退去手続きは大変ですが、新幹線代を支払ってでも立会いに参加することをお勧めします。 事前に管理会社としっかり連絡を取り、日程調整を行い、立会い時には細心の注意を払い、証拠となる写真やメモをしっかりと残しましょう。 万が一、トラブルが発生した場合でも、冷静に対処できるよう準備しておきましょう。