賃貸マンション退去時の立ち会い:不安を解消する徹底ガイド

賃貸の退去時の立ち会いについて質問です。先日四年住んでいた賃貸マンションを解約し、昨日退去の立ち会いも済ませました。立ち会いは、担当の方が来て5分と経たず終わり、原状回復についての指摘もなく、鍵と契約書を返し終了しました。礼金を入居時に払っているのですが、この場合、後に原状回復の費用を請求されたりするのでしょうか?担当の方は「もういいですよー」と私を帰し、そのまま部屋に留まりました。立ち会時にはどこか汚れをチェックしている素振りがなかったので、立ち会いが終わってから不安になりました。ちなみに、壁とクローゼット内の壁に家具設置の黒い汚れがついているのと、ドレッサーに元々入っていたヒビが少し深くなった等の私としては気になる点がありました。

退去時立ち会い:5分で終了…本当に大丈夫?

賃貸マンションを退去する際、立ち会い検査は非常に重要です。しかし、質問者さんのケースのように、短時間で終了し、特に指摘がない場合、後からトラブルに発展する可能性も否定できません。5分間の立ち会いでは、部屋全体の状況を十分に確認できたとは言い難く、不安に感じるのも当然です。

礼金と原状回復費用

礼金は、一般的に家賃の1ヶ月分~2ヶ月分を支払うもので、敷金とは異なります。敷金は、退去時の原状回復費用に充当される可能性がありますが、礼金は返還されないのが通常です。そのため、礼金を支払っているからといって、原状回復費用が請求されないとは限りません。

「もういいですよー」の言葉の意味

担当者の「もういいですよー」という言葉は、必ずしも全ての瑕疵(かし)を見落としているという意味ではありません。しかし、簡潔すぎる言葉遣い、そして部屋のチェックが不十分だったという事実から、後々のトラブルを懸念するのも無理はありません。

気になる点:壁の汚れとドレッサーのヒビ

壁の黒い汚れとドレッサーのヒビは、質問者さん自身も懸念されている点です。これらの状態は、入居時の状態と比較して、居住者の責任によるものなのか、経年劣化によるものなのかを判断する必要があります。

退去時トラブルを防ぐための対策

退去時のトラブルを防ぐためには、以下の点を徹底することが重要です。

1. 立ち会い前に写真・動画撮影を

退去する前に、部屋全体の状況を写真や動画で記録しておきましょう。特に、壁や床、設備などに傷や汚れがあれば、その状態を詳細に撮影します。これは、後からトラブルになった際に、証拠として非常に有効です。

2. 立ち会い時のチェックポイント

立ち会い時には、担当者と一緒に部屋全体をくまなく確認しましょう。

  • 壁:汚れ、傷、穴、剥がれなど
  • 床:傷、汚れ、へこみなど
  • 天井:汚れ、シミ、剥がれなど
  • 窓:破損、汚れなど
  • 設備:キッチン、浴室、トイレ、エアコンなどの動作確認と傷、汚れなど
  • 共用部分:玄関、廊下などの状態

これらの点をチェックリストにまとめておき、一つずつ確認していくと漏れを防げます。

3. 気になる点は必ず指摘する

壁の汚れやドレッサーのヒビなど、気になる点があれば、担当者に必ず指摘しましょう。写真や動画を提示しながら説明すると、より理解を得やすくなります。

4. 立ち会い記録の確認と保管

立ち会い終了後には、必ず記録(チェックシートなど)を確認し、双方で署名・捺印しましょう。この記録は、後々のトラブル発生時に重要な証拠となりますので、大切に保管してください。

5. 記録がない場合の対応

もし、記録がない、または不十分な場合は、後日、家主または管理会社に状況を説明し、改めて確認してもらうよう依頼しましょう。メールや手紙で記録を残すことをお勧めします。

専門家の意見:弁護士・不動産会社

退去時のトラブルは、弁護士や不動産会社に相談することで解決できるケースが多いです。特に、原状回復費用に関するトラブルや、担当者との間で意見が合わない場合は、専門家の助言を求めることが重要です。

弁護士への相談

弁護士は、法律的な観点から適切なアドバイスを与えてくれます。特に、高額な原状回復費用を請求された場合や、家主との交渉が難航している場合は、弁護士への相談が有効です。

不動産会社への相談

不動産会社は、賃貸物件に関する豊富な知識と経験を持っています。そのため、原状回復費用に関する疑問や、立ち会い時の対応について相談することで、適切な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ:安心な退去のために

退去時の立ち会い検査は、入居者にとって非常に重要な手続きです。短時間で済ませるのではなく、時間をかけて丁寧に確認し、記録を残すことが大切です。不安な点があれば、すぐに家主または管理会社、もしくは専門家に相談しましょう。 今回のケースのように、不安が残る場合は、写真や動画の証拠を元に、冷静に状況を説明し、適切な対応をしてもらうように働きかけることが重要です。

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