賃貸マンション退去時の清掃費用と敷金精算、地震による損傷に関するQ&A

大至急お願いします!アパートに入居しており、今月で退去することになったので退去する際の修復や清掃等のことで質問です。築10年1LDK、入居年数2年、家賃5万円、敷金5万円。先日退去するため仲介業者の方に行き退去の手続きをしてきました。その時退去に関する注意事項という紙を渡され後で読んでおいてくださいと言われました。家についてからよんでみるとこんなことがかいてありました。①退去後の清掃については専門の業者に委託します。その費用は退去者負担となります。②敷金精算の後、残金を返戻致します。返戻金の送料は退去者負担となります。その他の費用については、精算明細書を後日郵送致します。と、書いてありました。①の退去後の清掃については請求されないように3日かけて部屋を掃除しました。ですが支払わなくてはいけないのでしょうか?②の敷金精算は、精算明細書が届く前に精算されそうにとらえてしまったのですかこの場合はどうすればいいですか?この他にこの間の地震によって部屋のものが倒れたりしたので傷がついてしまったところや物がおいてあったところの壁紙が擦れたことによってすこし剥がれてしまったところや天井のずれ、壁の亀裂などがあります。この件について、仲介業者に電話で確認したところ、他の部屋と比べてみないとなんとも言えないと言われました。私の部屋は二階の角部屋なので、揺れも他の部屋よりひどかったとおもいます。私の過失でできてしまったことであれば支払うのは当然だとおもいますが、不当に請求されるのはいやなので詳しい方にご回答いただければ幸いです。立会の日に話しがしたいのでできれば23日くらいまでに回答をいただきたいです。

退去時清掃費用について

ご自身で3日間かけて丁寧に清掃されたとのこと、大変努力されましたね。しかし、賃貸契約書や仲介業者から渡された「退去に関する注意事項」に「退去後の清掃については専門の業者に委託します。その費用は退去者負担となります。」と明記されている場合、残念ながら清掃費用は免除されません。これは、プロによる清掃基準と、個人の清掃レベルの差を埋めるための措置です。個人の清掃では見落としがちな箇所の清掃や、専門的な清掃機器・洗剤の使用が必要となる場合もあります。

業者委託費用は、契約書や注意事項に記載されているか、もしくは仲介業者から別途提示されるはずです。明細書を確認し、費用が妥当かどうかを確認しましょう。もし、高額な費用を請求された場合は、相場と比較し、必要に応じて交渉する余地があります。インターネットで「賃貸 退去 清掃費用 相場」などで検索すると、地域や物件タイプ別の相場が分かります。

敷金精算について

敷金精算は、精算明細書が届いてから行われるのが一般的です。精算明細書には、敷金からの減額理由(清掃費用、修繕費用など)が詳細に記載されています。精算明細書を確認せずに、先に精算されることはありませんのでご安心ください。仲介業者に「精算明細書が届いてから精算したい」と伝えましょう。

もし、仲介業者から精算明細書が届く前に精算を迫られた場合は、書面で精算明細書の送付を要求しましょう。メールや手紙で「精算明細書を確認せずに精算することはできません。至急、送付ください。」と明確に伝えることが重要です。記録を残しておくことで、後々のトラブルを回避できます。

地震による損傷について

地震による損傷については、過失による損傷ではないため、原則として修繕費用を負担する必要はありません。しかし、仲介業者が「他の部屋と比べてみないとなんとも言えない」と言っているように、損傷の程度や原因の特定が重要になります。

  • 写真・動画撮影:損傷箇所の状況を写真や動画で記録しておきましょう。複数枚撮影し、日付と時刻の情報が記録されるように設定しておくと、証拠として有効です。
  • 損傷箇所の特定:天井のずれ、壁の亀裂、壁紙の剥がれなど、具体的な場所と状況をメモしておきましょう。可能であれば、メジャーなどで寸法を測り記録しておくと、より正確な情報となります。
  • 専門家の意見:必要であれば、不動産鑑定士や建築士などの専門家に相談し、損傷の原因と修繕費用について意見を求めるのも有効です。専門家の意見は、仲介業者との交渉において強い味方となります。
  • 立会時の対応:立会時には、事前に撮影した写真や動画、メモなどを提示し、地震による損傷であることを明確に伝えましょう。冷静かつ丁寧に説明することが重要です。仲介業者に説明が不足している場合は、追加で説明や資料を提出することを申し出ましょう。

角部屋であること、地震による揺れが大きかったことは、損傷の原因が地震であることを裏付ける重要な要素です。これらの点を明確に伝え、不当な請求をされないよう、しっかりと交渉しましょう。

具体的なアドバイス

退去立会までに時間がないとのことですが、慌てず、以下の手順で対応しましょう。

  1. 仲介業者への確認:清掃費用、敷金精算、地震による損傷に関する詳細を、改めて仲介業者に書面で問い合わせましょう。メールや手紙で問い合わせ、返信内容を記録しておきましょう。
  2. 精算明細書の請求:敷金精算の前に、必ず精算明細書の送付を要求しましょう。書面で請求し、受け取り次第、内容を確認しましょう。
  3. 写真・動画の整理:損傷箇所の状況を記録した写真や動画を整理し、日付と時刻の情報を確認しましょう。必要に応じて、追加で撮影しましょう。
  4. 専門家への相談:必要に応じて、不動産鑑定士や建築士などに相談し、専門家の意見を聞きましょう。専門家の意見は、交渉の際に役立ちます。
  5. 立会時の準備:立会時には、写真・動画、メモ、専門家の意見書などを準備し、冷静に説明しましょう。記録を残すことを心がけましょう。

重要:全てのやり取りは書面で行い、記録を残すことを徹底しましょう。口約束はトラブルの原因となります。メールや手紙でやり取りし、必ず控えを取っておくことをお勧めします。

専門家の視点

不動産会社に勤務経験のある専門家として、以下のような点をアドバイスします。

  • 契約書をよく読む:契約書に記載されている退去時の条件をしっかりと確認しましょう。特に、清掃費用や修繕費用に関する規定をよく読んでください。
  • 証拠をしっかり残す:写真や動画、メールなどの記録は、後々のトラブルを避けるために非常に重要です。証拠となるものは全て残しておきましょう。
  • 冷静に対応する:トラブルになった場合は、感情的にならず、冷静に状況を説明し、交渉しましょう。必要に応じて、専門家の力を借りるのも有効です。

退去手続きは複雑で、ストレスが溜まるものです。しかし、適切な対応をすることで、不当な請求を避け、円満に退去することができます。落ち着いて、一つずつ対応していきましょう。

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