賃貸マンション退去時の修繕費請求トラブルと解決策

退去時の事です。知識のある方お願い致します。以前同じような質問をしましたが、進展があったので再度質問させていただきます。家賃10万・保証金80万・敷引50万円・返金30万の賃貸マンションです。昨日不動産屋と立ち会いをしました。その際、引き戸の破損(2×3cmの穴)の修繕費を別途請求されました。(金額未定)こちらとしては、入居時と変わらないくらい部屋を綺麗にし、50万円の高額な敷引を収めてるのでなんとかそこから修繕費を賄ってもらえないかと相談しました。(30万円全て返して欲しいのです)しかし、言い分が気に食わなかったようで、あちらも感情的になってしまい、30分ほど激しい論戦になってしまいました。途中いろいろありましたが、最終的に不動産屋の言い分としては、オーナーに交渉しないといけないそうで、交渉するのはこっちなんだから、人に物を頼む態度があるだろということでした。それかもしくは直接交渉しろと・・・交渉するという落としどころは見えたので、一先ず無礼を詫びてオーナーに交渉をしてもらうことにはなりました。これでこちらの話が通ればいいのですが、結局ダメだった場合を心配しています。気持ちよく交渉をしてもらうために、一時は無礼を認めましたが、少なからずプライドも傷ついたので、交渉が失敗した場合は本気で戦ってもいいかなとも感じています。私は仕事柄引越しが多く(この6年で5回目です)過去にも不当請求など経験したりしてるので、(過去2回トラブルがありましたが、どちらもこちらの言い分が通りました)退去時の知識はある程度あると思っています。(余談ですが、一旦和解をした後に、不動産屋さんに素人でここまで話せる人はなかなかいないとなぜか褒められました)今回のケースでは、50万円の高額な敷引に修繕費負担特約、契約書に書かれていなかった後付のハウスクリーニング代請求(これは部屋を綺麗にしたので要求されませんでしたが、敷引物件は基本的に請求されないものと考えておりました)など消費者に不利益な内容が多いと感じます。(そもそも物件が築40年ほどで契約内容は古いとあちらも認めていました)不満は多々ありますが、30万返ってくれば何も文句はありません。要求も低いので相当自信は持っています。ただ実際に戦うと言っても、裁判などの経験は全くありません。どのようにしたらいいでしょうか?また、やめたほうがいいという意見もあれば大いに参考にしたいので宜しくお願いします。補足居住期間は9年です。相手の敷引の有効性の言い分は、本来退去予告は6ヶ月前で(その物件は一ヶ月前なのに持ち出してきた)、その期間の空き賃料と、4部屋分のルームクリーニングをかければ50万じゃ足りない。飲まなければ、細かく金額を出してもっと請求するぞとの事です。こんな馬鹿な話私でも論破できますが、向こうもここは引かないから出るとこ出てくれとの事でした。これを踏まえて客客観的にどう思われますか?

9年間居住した賃貸マンション退去時のトラブル:高額な敷金精算と修繕費請求

9年間居住した賃貸マンションの退去手続きにおいて、敷金精算に関するトラブルが発生しています。敷金80万円に対し、敷引50万円、返金30万円という状況で、さらに引き戸の破損(2×3cmの穴)による修繕費の請求が追加されました。 入居期間が長く、部屋を綺麗に維持していたにも関わらず、高額な敷引と追加請求に納得できないというご相談です。 本記事では、このケースにおける問題点、解決策、そして今後の対応について、具体的なアドバイスと専門家の視点も交えて解説します。

問題点の整理:不当な請求の可能性

今回のケースで問題となる点は以下の通りです。

  • 高額な敷引:50万円という敷引額は、通常の家賃10万円に対して非常に高額です。築40年の物件で契約内容が古いことも考慮すると、敷引の妥当性に疑問が残ります。
  • 修繕費請求の根拠:2×3cmの小さな穴の修繕費が、敷金から差し引かれるべきかどうかは、損耗の程度や通常の使用範囲内かどうかを判断する必要があります。9年間の居住期間を考慮すると、経年劣化による可能性も高いです。
  • 後付のハウスクリーニング代請求:契約書に記載がないにも関わらず、ハウスクリーニング代を請求しようとした点は、不当請求の可能性が高いです。
  • 不動産会社の対応:不動産会社の対応は、感情的になり、交渉姿勢が欠けていました。これは、プロとして不適切な行動です。
  • 退去予告期間:不動産会社が持ち出した「6ヶ月前の退去予告」は、契約書の内容を確認する必要があります。物件の規定が1ヶ月前であれば、不動産会社の主張は根拠に欠けます。

解決策:具体的なステップ

まずは、冷静に状況を整理し、以下のステップで対応を進めていきましょう。

1. 契約書と証拠写真の確認

契約書を改めて確認し、敷引に関する特約、修繕費負担に関する規定、退去予告期間について、記載内容を詳細に確認します。 入居時の状態と退去時の状態を比較できるよう、入居時と退去時の写真、動画などを証拠として残しておきましょう。 特に、引き戸の破損部分の写真は、損傷の程度を客観的に示す重要な証拠となります。

2. 修繕費の見積もり取得

不動産会社から修繕費の具体的な見積もりを請求します。見積もりには、作業内容、材料費、工賃などが詳細に記載されている必要があります。 見積もりが不当に高額であると感じた場合は、別の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。 これにより、修繕費の妥当性を客観的に判断できます。

3. 不動産会社との交渉(再交渉)

オーナーへの交渉を依頼したとのことですが、その結果を待ちつつ、不動産会社との再交渉も視野に入れましょう。 この際、先方の主張(空き賃料とクリーニング代)に対しては、契約書に基づいて反論し、論理的に反論する必要があります。 具体的には、契約書に記載されている退去予告期間、敷金に関する特約、修繕費の負担範囲などを根拠に、冷静かつ明確に主張しましょう。 感情的な言葉は避け、事実と証拠に基づいて丁寧に説明することが重要です。

4. 必要に応じて弁護士への相談

不動産会社との交渉がうまくいかない場合、弁護士に相談することを検討しましょう。 弁護士は、法律的な観点からアドバイスを行い、必要に応じて訴訟手続きをサポートしてくれます。 弁護士費用はかかりますが、不当な請求を回避し、正当な権利を守るためには有効な手段です。 法律相談は多くの法律事務所で初回無料で行われているため、まずは相談してみることをお勧めします。

専門家の視点:敷金返還請求におけるポイント

敷金返還請求においては、以下の点が重要になります。

* 契約書の確認:契約書は、敷金精算における重要な証拠となります。契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は不動産会社に質問しましょう。
* 証拠の確保:入居時と退去時の写真、動画、修理記録などを証拠として残しておくことが重要です。
* 専門家への相談:交渉が難航する場合は、弁護士や不動産会社に相談することをお勧めします。

裁判を検討する場合

裁判を検討する場合、以下の準備が必要です。

* 証拠集め:契約書、写真、動画、見積もりなど、すべての証拠を整理します。
* 訴状の作成:弁護士に依頼するか、自分で作成します。
* 裁判費用:裁判費用は、弁護士費用、印紙代、郵送料など、多額になります。

まとめ:冷静な対応と証拠の確保が重要

今回のケースは、高額な敷引と不当な修繕費請求の可能性があるため、冷静な対応と証拠の確保が重要です。 契約書の内容を丁寧に確認し、証拠となる写真や動画をしっかりと保管しておきましょう。 交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。 9年間の居住期間と部屋の清潔さを考慮すると、正当な権利を主張できる可能性は高いです。 焦らず、一つずつ問題を解決していくことが大切です。

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