賃貸マンション退去時のタバコヤニによる壁紙補修費用について

賃貸マンションの退去時費用について教えて下さい。先日4年住んでいたマンションを解約し、退去時の立会いをしてもらったのですが、その際、壁紙がタバコのヤニで汚れていることを指摘されました。今まで何度か引越をしているのですが、タバコのことを指摘されたのは今回が初めてでした。タバコによる汚れの補修費用は借主が負担するものなのでしょうか?また負担が必要な場合、どれくらいが妥当な金額なのでしょうか?※部屋の広さは約8畳の1Kです。おわかりになる方いらっしゃいましたらご回答のほど宜しくお願い致します。

タバコヤニによる壁紙の汚れ:退去時の費用負担について

賃貸マンションを退去する際に、タバコのヤニによる壁紙の汚れを指摘され、費用負担を求められるケースは少なくありません。今回のケースのように、過去に同様の指摘を受けたことがない場合、戸惑う方もいるでしょう。そこで、タバコヤニによる壁紙補修費用について、詳しく解説します。

タバコヤニの汚れは借主の負担となるケースが多い

結論から言うと、タバコヤニによる壁紙の汚れは、多くの場合、借主が負担する必要があります。賃貸借契約書に明記されているかどうかによっても異なりますが、契約書に特段の記載がない場合でも、借主は「通常の使用」の範囲を超えた損耗に対して責任を負うとされています。

タバコは、法律で禁止されている場所を除き、室内で喫煙することが認められているケースが多いとはいえ、ヤニによる壁紙の黄ばみや変色は、通常の使用の範囲を超えた損耗と判断されることが多いのです。これは、喫煙行為によって発生した汚れであり、借主の責任において修復する必要があるとされるためです。

妥当な補修費用は?

タバコヤニによる壁紙の補修費用は、汚れの程度、部屋の広さ、壁紙の種類などによって大きく異なります。8畳の1Kであれば、数万円から十数万円の費用がかかる可能性があります。

具体的には、以下の要素が費用に影響します。

  • 汚れの範囲:ヤニの汚れが一部の壁面のみなのか、それとも広範囲にわたるのか。
  • 壁紙の種類:高級な壁紙ほど、張替え費用は高くなります。
  • 施工方法:部分的な補修なのか、全面的な張替えなのか。
  • 業者による価格差:複数の業者に見積もりを依頼することで、費用を抑えることができます。

例えば、部分的な補修であれば、数万円で済む可能性もありますが、広範囲にヤニが付着している場合や、特殊な壁紙を使用している場合は、十数万円以上かかることもあります。

具体的な対処法と費用を抑えるためのポイント

退去時に高額な費用を請求されないためには、以下の点に注意しましょう。

  • 喫煙は換気を十分に行い、ヤニが付着しないように注意する:喫煙する際は、窓を開けて換気を十分に行い、ヤニが壁に付着しないように注意しましょう。空気清浄機を使用するのも効果的です。定期的に壁を清掃することも有効です。
  • 退去前に現状回復をしておく:退去前に、自分でできる範囲で壁紙の清掃や補修を試みるのも良いでしょう。ただし、素人が行うとかえって悪化する場合もあるので、専門業者に相談することをお勧めします。
  • 複数の業者に見積もりを取る:複数の業者に見積もりを依頼することで、価格を比較し、最適な業者を選ぶことができます。相見積もりを取ることで、高額な請求を避けることが可能です。
  • 賃貸契約書の確認:契約書に、タバコに関する特別な条項がないかを確認しましょう。もしあれば、その内容に従って対応する必要があります。
  • 写真や動画で証拠を残す:入居時と退去時の状態を写真や動画で記録しておきましょう。もし、高額な請求があった場合、証拠として役立ちます。

専門家(不動産管理会社)の意見

不動産管理会社に勤務する専門家によると、「タバコヤニの汚れは、入居者の方の責任において修復していただくのが一般的です。しかし、過剰な請求を避けるためには、入居時に現状を写真で記録しておくこと、退去前に清掃や簡単な補修を行うこと、そして複数の業者に見積もりを取ることが重要です。また、契約書をよく確認し、不明な点があれば管理会社に問い合わせることをお勧めします。」とのことです。

まとめ

タバコヤニによる壁紙の汚れは、多くの場合、借主が費用を負担する必要があります。しかし、高額な費用を請求されないようにするためには、日頃から換気をしっかり行い、ヤニが付着しないように注意することが大切です。また、退去前に現状回復を試み、複数の業者に見積もりを取ることで、費用を抑えることができます。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)