賃貸マンション退去後の請求書と「返済原資」の意味とは?

賃貸マンション退去から10ヶ月経ち、管理会社から請求書が届きました。返済資源の意味が分かりません。2003年から2011年と、7年半築40年ほどの古い賃貸マンションに住んでいました。契約書には保証金25万、返還金5万と記載されています。それで、明け渡しの日に、担当の方がこられず(忘れていたんですよ(>_<))結局、立会いはせずに電話で、部屋の状況などを説明して、後日請求書を送るという流れでした。たたみと、ふすま、ガラスに亀裂(針金の入ってるガラス)があり、その旨伝えました。ガラスは、震災の(阪神大震災)と時に、マンション自体がダメージを受けていて自然に歪んで亀裂が入っていました。あと、雨漏りもあり、押入れの天袋の荷物がカビで損傷。壁も毎年結露で、黒かびが発生。証拠の写真も撮ってるので、立会いの時に提示しょうと思っていました。それで、退去から10ヶ月・・・。転送郵便で、新しい家に請求書が届きました。未収金合計-50000円。項目 使わない。未収合計-50000円。備考 返済原資。と書かれた請求書が届きました。私としては、立会いもなく、その後10ヶ月近くにもなるのに連絡もなく。(転居先の連絡先ももちろん知らせていました)いきなり、このような書面。住んでいて、カビや異常なまでの結露。雨漏りなど・・、訴えたいこともたくさんあるのに・・・お金は返還がなくても、請求さえれるようなことは絶対にないと確信していました。証拠写真を提示して、苦痛を味わっていたことも訴えたいからです。もう契約書の5万円は返還しなくても良いと思っています。賃貸の管理会社に電話する前に、こちらで、お知恵を頂きたいと思い投稿させていただきました。この-50000円って、支払はないといけないことでしょうか?返済原資の意味を教えてください。宜しくお願いします。

請求書に記載された「返済原資」とは?

まず、請求書に記載されていた「返済原資」について解説します。「返済原資」とは、保証金から差し引かれる費用を指すことが一般的です。今回のケースでは、管理会社が畳、襖、ガラスの破損などを理由に、保証金から5万円を差し引こうとしたと推測できます。しかし、請求書に具体的な損害の内訳が記載されていないこと、そして、管理会社からの連絡が著しく遅れていたことから、請求の妥当性に疑問が残ります。

賃貸マンション退去時の精算と保証金の扱い

賃貸マンションを退去する際には、通常、以下の流れで精算が行われます。

  • 退去立会い: 管理会社または家主と立会いを行い、部屋の状態を確認します。この際に、損傷箇所の有無や程度を写真や動画で記録することが重要です。
  • 損害賠償の請求: 部屋に損傷があった場合、その修復費用を借主が負担することがあります。ただし、通常の使用による経年劣化は借主の負担とはなりません。
  • 保証金の返還: 損害賠償額を保証金から差し引いた残額が借主に返還されます。

今回のケースでは、退去立会いが行われなかったことが大きな問題です。管理会社は、立会いをせずに一方的に請求書を送付したため、請求内容の妥当性を判断することが困難です。 立会いが行われなかった場合は、請求内容に異議を申し立てることができます。

証拠写真の重要性

あなたが撮影した証拠写真は、非常に重要な証拠となります。雨漏り、カビ、結露による壁の損傷などは、借主の責任ではない可能性が高いです。築40年の古いマンションであり、経年劣化や建物の老朽化による問題である可能性も十分に考えられます。 これらの証拠写真を管理会社に提示し、請求内容の不当性を主張しましょう。

管理会社への対応と今後の手続き

管理会社は、請求書に記載された内容について説明責任を負っています。「返済原資」として5万円を請求する根拠を明確に示させ、具体的な損害の内訳を明らかにさせましょう。 また、保証金25万円と返還金5万円についても、明確な説明を求めるべきです。

  • 電話での交渉: 管理会社に電話で、請求内容への異議と、立会いが行われなかったことへの不満を伝えましょう。証拠写真も提示することを伝え、具体的な対応を求めましょう。
  • 書面での抗議: 電話での交渉だけでは解決しない場合は、内容証明郵便で抗議文を送付することを検討しましょう。内容証明郵便は、送付内容が確実に相手に届いたことを証明する法的効力を持つ文書です。
  • 必要に応じて弁護士に相談: 管理会社との交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの権利を保護し、適切な解決策を提案してくれます。

専門家の視点:不動産管理士の意見

不動産管理士の視点から見ると、今回の管理会社の対応は極めて不適切です。退去立会いをせず、一方的に請求書を送付することは、プロとしてあってはならない行為です。 借主の権利を無視した対応であり、管理会社は適切な説明と対応をする義務があります。 証拠写真があれば、あなたの主張を裏付ける強力な武器となります。 積極的に活用しましょう。

具体的なアドバイス

1. 証拠写真の整理: 雨漏り、カビ、結露、畳や襖、ガラスの破損など、すべての損傷箇所の写真を整理し、日付を記録しておきましょう。

2. 管理会社への連絡: 管理会社に電話で、請求書の不当性を主張し、具体的な損害の内訳と、保証金・返還金の精算について説明を求めましょう。証拠写真も提示することを伝えましょう。

3. 書面での抗議: 電話での交渉がうまくいかない場合は、内容証明郵便で抗議文を送付しましょう。抗議文には、請求内容への異議、立会いが行われなかったことへの不満、証拠写真の内容などを具体的に記載しましょう。

4. 弁護士への相談: それでも解決しない場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は、あなたの権利を保護し、適切な解決策を提案してくれます。

まとめ

今回のケースは、管理会社の不適切な対応が原因で発生した問題です。しかし、証拠写真などの証拠をしっかり押さえることで、あなたの権利を守ることができます。 慌てずに、一つずつ対応を進めていきましょう。 そして、今後の賃貸契約においては、退去時の立会いを必ず行い、部屋の状態を記録しておくことを強くお勧めします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)