賃貸マンション火災後の困りごと:臭い、虫、そして補償問題

賃貸マンション隣室が昨年11月始めに火災で全焼しました。向こう隣りも延焼、私の部屋は煙で汚れましたが、コンクリ壁で大丈夫でした。 ただ匂いが毎日消えないのと、全焼した部屋がまだそのままです。自室のエアコンを付けると小さなゴキブリや虫がどこからか入って来て毎日ティッシュで捕っています。5~6匹。不動産屋は病気になりなんの解決もなされて無く大家さんは、火事の日に一度来ただけでなにもしてくれてません。強制的に加入したeネット(保険会社)も一度室内写真を撮って行きましたが、やはりなんの補償もされてません。こんな時は、区役所かどこかで法律的に相談した方がいいですか?

火災後の賃貸マンションにおける問題点:臭気、害虫、そして補償

隣室の火災による被害、大変お辛い状況ですね。煙による臭気、害虫の侵入、そして何よりも不動産会社や大家さん、保険会社からの対応の遅れや不十分さによって、精神的にも大きな負担がかかっていることと思います。 コンクリート壁で建物構造自体に大きな被害がなかったとはいえ、火災後の残骸や臭気、そしてそこから発生する二次被害は、居住環境を著しく悪化させる深刻な問題です。 具体的に、以下の3点について、解決策を探っていきましょう。

1. 煙の臭い対策

火災後の煙の臭いは、壁や家具、衣類などに染み込み、なかなか消えません。消臭対策としては、以下の方法が有効です。

  • 換気:窓を開け放ち、常に新鮮な空気を入れ替えることが重要です。サーキュレーターなどを活用して、空気の流れを促進しましょう。可能であれば、空気清浄機も併用すると効果的です。
  • 消臭剤の使用:市販の消臭剤の中でも、特に煙臭に効果的な成分配合のものを選びましょう。スプレータイプ、ゲルタイプ、置き型タイプなど、様々なタイプがあるので、お部屋の状況に合わせて使い分けると良いでしょう。 ただし、化学物質に敏感な方は、天然成分配合の消臭剤を選ぶことをおすすめします。 重曹や炭などの自然素材も効果があります。
  • 臭いの原因となるものの除去:火災の煙は、繊維などに深く浸透している可能性があります。カーテンやカーペット、衣類など、臭いが染み込んでいる可能性のあるものは、洗濯やクリーニングに出すことを検討しましょう。 どうしても臭いが取れない場合は、交換も視野に入れる必要があります。
  • オゾン脱臭機:専門業者に依頼してオゾン脱臭を行うことも効果的です。オゾンは強力な酸化力を持つため、煙の臭いを分解することができます。ただし、人体への影響も考慮し、専門業者に依頼することが重要です。

2. 害虫対策

ゴキブリや虫の侵入は、火災後の残骸に潜んでいたものが、エアコンの風などで室内に運ばれてくる可能性があります。 徹底的な駆除と侵入防止策が必要です。

  • プロの駆除業者への依頼:ゴキブリなどの害虫は、放置すると増殖し、より深刻な問題になります。専門の駆除業者に相談し、適切な駆除と予防策を講じてもらいましょう。 業者によっては、火災後の害虫駆除に特化したサービスを提供しているところもあります。
  • 隙間を塞ぐ:ゴキブリなどの害虫は、小さな隙間から侵入します。エアコンの周辺や窓枠、壁の亀裂など、侵入経路になりそうな箇所を丁寧にチェックし、隙間テープやパテなどで塞ぎましょう。 特に、隣室との境目となる部分のチェックは重要です。
  • 定期的な清掃:掃除機やほうきで、こまめにゴミやホコリを取り除くことで、害虫の発生源となるものを減らすことができます。 特に、キッチンや浴室などの水回り、そしてエアコン周辺は念入りに清掃しましょう。
  • 殺虫剤の使用:市販の殺虫剤を使用する際は、使用方法をよく確認し、安全に配慮して使用しましょう。 子供やペットがいる場合は、特に注意が必要です。 忌避剤なども効果的です。

3. 保険会社・不動産会社・大家さんへの対応

現状では、保険会社、不動産会社、大家さんからの適切な対応が得られていないことが大きな問題です。

  • 証拠の確保:写真や動画で、部屋の状況、害虫の発生状況などを記録しておきましょう。 これらの証拠は、後の交渉に役立ちます。
  • 書面での連絡:電話だけでなく、内容証明郵便などで、状況を伝え、具体的な対応を求めるようにしましょう。 書面に残すことで、証拠として残ります。
  • 弁護士や専門家への相談:現状の対応に納得できない場合は、弁護士や不動産問題に詳しい専門家などに相談することをおすすめします。 専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を見つけることができます。
  • 自治体への相談:区役所などの自治体にも相談してみましょう。 自治体によっては、住宅に関する相談窓口があり、適切なアドバイスや支援を受けられる可能性があります。 特に、隣室の放置状態が公衆衛生上の問題に発展する可能性がある場合は、積極的に相談しましょう。

インテリアと火災後の生活

火災後の生活は、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。 インテリアを考える余裕がないかもしれませんが、快適な生活空間を取り戻すことは、心の回復にも繋がります。 まずは、臭い対策と害虫対策を徹底し、安全で清潔な環境を確保することが重要です。 その上で、徐々にインテリアの改善を進めていきましょう。

例えば、消臭効果のあるカーテンや、抗菌・防カビ効果のある家具を選ぶことで、安心感を高めることができます。 また、明るい色合いのインテリアは、心理的なストレスを軽減する効果も期待できます。 グレーの壁を活かし、白やベージュなどの明るい色をアクセントとして取り入れることで、清潔感と落ち着きのある空間を演出できます。

まとめ

隣室の火災による被害は、想像以上に深刻な問題です。 一人で抱え込まず、専門家や自治体などに相談し、適切なサポートを受けながら、安心して暮らせる環境を取り戻すようにしましょう。 インテリアの面からも、快適な生活空間を取り戻すための工夫を凝らしてみてください。

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