賃貸マンション契約更新トラブルと家賃・更新手数料の減額交渉

賃貸マンションの契約更新時のトラブルです。 現在の築30年弱の賃貸マンションに居住し、2月の頭に契約が更新です。3LDKのマンションにすべての部屋に業務用エアコンがついており、低圧電流の契約もしております。 昨年の7月くらいから1台のエアコンの調子が悪く、11月に2台目のエアコンの調子が悪く、同じ建物内の建築業会社の大家に報告し、業者の見立てで古さからくる故障であり、2台とも交換が必要とされました。しかし、そのまま12月まで放置。さらに3台目のエアコンの温度設定がうまくいかず、16度や30度と勝手に変わっていたり、運転の種類も変更になっているときがありました。再度業者が来て、基盤の故障であり、こちらも交換が必要とされました。故障のエアコンが3台になり、費用が高額になるのですぐには交換できないといわれてしまいました。3台目の故障の時に、本当にこのエアコンは効きが悪くてと業者にお話ししたことろ、業務用で200Vのエアコンですから十分すぎる性能ですといわれました。3分くらいで温まりますといわれました。昨年からエアコンの効きが悪く、ホットカーペットやらオイルヒーターなりを追加で購入し使用しておりましたので、かなり落胆しました。 11月の時点で大家にはドアの閉まりも悪く、調整をお願いしたところ、交換が必要と言われました。 全ての故障がそのまま放置されています。その間に契約更新のお知らせが不動産屋からきました。当然更新料の1か月分の家賃は支払うつもりでおりました。契約時に見落としていたのですが、契約更新手数料が65000円と非常時のサポートとして15000円のサービスの加入を強いられました。入居後以降は不動産屋とは連絡しておらず、直接大家(建築業者の社員)と話をしておりました。この高額の手数料は払いたくないし、不動産屋を通さず更新できませんか?と伝えたところ、今後のやり取りはすべて不動産屋を通すようにと言われ、全く話を聞いてもらえません。不動産屋に話をしにいき、現状何も修理もしてもらえていないし、見落としていたのかもしれませんが、高額な更新手数料は払えないし、現状、3か月エアコンも修理してもらえず、夜間は毛布をまいているか、ダウンを着ております。この状況で現在の家賃、更新手数料では更新手続きは行えないし、高額な手数料なので、家賃の減額交渉をしてくれと話しました、しかし、手数料を52000円に減額しますが家賃の減額はなしとの結果です。エアコン修理の目処もたちません。エアコンもなく、使う必要のない低圧電流も契約しております。家賃の減額と更新手数料の減額を求めての更新は可能でしょうか?エアコンの修理前に契約も終了してしまいます

築古マンションの契約更新トラブル:家賃減額と更新手数料交渉のポイント

賃貸マンションの契約更新において、多額の更新手数料と、放置された設備の故障によって、居住者の方が困窮されている状況です。 築30年弱のマンションで、業務用エアコン3台の故障、ドアの不具合など、居住環境に深刻な問題を抱えていることが分かります。 本記事では、この状況における家賃減額と更新手数料減額交渉のポイントを解説します。

問題点の整理と解決策

まず、問題点を整理しましょう。

  • 業務用エアコン3台の故障:長期間放置され、居住者の生活に支障をきたしている。
  • ドアの不具合:修理が放置されている。
  • 高額な更新手数料:65,000円は相場より高額である可能性が高い。
  • 不動産会社とのコミュニケーション不足:大家との直接交渉を優先していたため、不動産会社との連携が不足している。
  • 低圧電流契約:エアコンが故障しているにも関わらず、不要な契約が継続されている。

これらの問題を解決するために、以下のステップで対応することをお勧めします。

ステップ1:証拠の収集

エアコンの故障やドアの不具合について、写真や動画で証拠を収集しましょう。 業者からの修理見積書、大家とのやり取りの記録(メール、LINEなど)、修理依頼の日付なども重要な証拠となります。 これらの証拠は、交渉の際に有利に働きます。 特に、エアコンの故障による不快感や生活への支障を具体的に示すことが重要です。例えば、室温の記録、電気代の高騰なども記録しておきましょう。

ステップ2:不動産会社との再交渉

不動産会社とのコミュニケーションを改善することが重要です。 これまでの経緯を丁寧に説明し、現状の深刻さを訴えましょう。 証拠として集めた資料を提示し、家賃減額と更新手数料の減額を改めて交渉します。 交渉の際には、冷静かつ毅然とした態度を保ち、感情的にならないように注意しましょう。 具体的な減額額を提示し、根拠を明確に説明することが重要です。 例えば、エアコン故障による追加費用(ホットカーペット、オイルヒーターの購入費用など)を根拠として提示するのも有効です。

ステップ3:必要に応じて弁護士に相談

交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。 弁護士は、法律的な観点からアドバイスを行い、交渉をサポートしてくれます。 特に、契約書に記載されている事項や、宅地建物取引業法などの法律に違反している可能性がある場合、弁護士の力を借りることで有利に進めることができます。

ステップ4:家賃減額の根拠

家賃減額を交渉する際には、以下の点を根拠として提示しましょう。

  • 契約不履行:エアコンの故障は、賃貸借契約上の瑕疵(かし)にあたる可能性があります。 大家には、居住可能な状態を維持する義務があります。 長期間にわたる放置は、契約不履行に該当する可能性があります。
  • 居住環境の悪化:エアコンの故障により、居住環境が著しく悪化していることを明確に示しましょう。 冬場の寒さ、夏場の暑さなど、具体的な影響を説明することが重要です。 追加で購入した暖房器具の費用も考慮してもらうように交渉しましょう。
  • 低圧電流契約の無駄:エアコンが故障しているにも関わらず、不要な低圧電流契約を継続している点も、家賃減額の根拠となります。

ステップ5:更新手数料の根拠

更新手数料65,000円は高額です。 相場を調べ、根拠を明確に示して減額交渉を行いましょう。 不動産会社が提示した根拠が不当である場合は、減額を強く主張しましょう。 また、更新手数料と同時に、非常時サポートの15,000円についても、必要性や内容を精査し、減額または免除を交渉しましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士に相談することで、以下の様なアドバイスが得られる可能性があります。

* 契約書の解釈と法的根拠の提示
* 交渉戦略の立案とサポート
* 必要に応じて法的措置(訴訟など)の検討

具体的な交渉例

「現状、エアコン3台が故障しており、冬場は寒くて生活に支障をきたしています。 また、ドアも不具合があり、修理が放置されている状態です。 これらの状況は、契約上の瑕疵にあたり、居住環境を著しく悪化させていると考えます。 そのため、家賃を〇〇円減額し、更新手数料を〇〇円に減額して頂きたいと考えております。 証拠として、写真、動画、修理見積書などを提出しますので、ご検討ください。」

まとめ

賃貸マンションの契約更新トラブルは、適切な対応をしないと、長期化し、精神的な負担も大きくなります。 証拠を収集し、冷静に交渉を進めることが重要です。 それでも解決しない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。 今回のケースでは、エアコン故障による生活への支障、高額な更新手数料、不動産会社とのコミュニケーション不足など、複数の問題が複雑に絡み合っています。 一つずつ丁寧に解決していくことで、良好な解決に繋がる可能性が高まります。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)