賃貸マンションへの引越しと電話回線工事費用:費用負担と手続きについて

今度、賃貸マンションに引越しをします。NTTに電話して、電話の移転をお願いしたら、前の部屋の住人がNTT以外の電話回線を使ってたので、それを元に戻す為に、その部屋に行き、工事しないと、いけないと言われ2100円工事代金がかかると言われました。これって、私の負担なのでしょうか?大家の負担ではないのでしょうか?補足もう1度NTTに聞くと、部屋には、電話回線がなく、建物自体には電話線がある。部屋に電話線を直接見に行くだけで2100円、線を引けば1万円。大家は、電話を引く引かないは、入居者の自由と言いました。重要責任時効には、電話の事は載っていません。まさかこうなるとは思いませんでした。不動産屋は力になれずと言っただけです。諦めるしかないでしょうか?また、入居して、電話線を引き、退去する時線も取り外すのでしょうか?

賃貸マンションにおける電話回線工事費用の負担について

NTTからの電話回線工事費用2100円(現地調査費用)と、電話回線設置工事費用1万円の負担について、非常に悩ましい状況ですね。結論から言うと、通常、電話回線の設置工事費用は借主(あなた)の負担となります。ただし、状況によっては大家さんとの交渉の余地があるかもしれません。

電話回線工事費用の負担:借主と貸主の責任

一般的に、電話回線などの通信回線の設置や撤去は、借主の責任とされています。これは、電話回線は個人の通信手段であり、賃貸物件の構造や設備とは直接関係がないとみなされるためです。大家さんは、建物に電話回線が通っている状態を提供する義務はありますが、個々の部屋への回線引き込みまで責任を負う義務はありません。

今回のケースでは、前の入居者がNTT以外の回線を使用していたため、元の状態に戻すための工事が必要になったという特殊な状況です。しかし、この工事費用も、既存回線の復旧ではなく、あなたが新たに電話回線を使用するために必要な工事と解釈される可能性が高いです。そのため、工事費用はあなた自身で負担するのが一般的です。

大家さんとの交渉:状況によっては費用負担の変更も可能

しかし、完全に諦める必要はありません。大家さんとの交渉次第では、費用負担の変更や一部負担の可能性もゼロではありません。以下のような点を伝え、交渉してみることをお勧めします。

  • 現状の電話回線状況の確認:部屋に電話回線が全くない状態なのか、それとも配線が建物内にあるものの、部屋への接続がされていない状態なのかを明確に確認しましょう。後者の場合、工事費用が安くなる可能性があります。
  • 契約書の内容確認:賃貸借契約書に、電話回線工事に関する記述がないか確認しましょう。もし、回線工事に関する費用負担について明確に記載があれば、それを根拠に交渉できます。
  • 他の入居者への対応:もし、他の入居者も同様の状況で費用負担を強いられている場合、大家さんに集団で交渉することで、費用負担の軽減を図れる可能性があります。
  • 工事費用の妥当性:2100円と1万円という金額が妥当かどうか、NTT以外の業者に相見積もりを取って比較検討し、交渉材料としましょう。もしかしたら、より安価な業者が見つかるかもしれません。
  • 折衷案の提示:例えば、工事費用の一部を大家さんが負担する、もしくは工事費用を家賃に上乗せして支払うなどの折衷案を提示することも有効です。

不動産会社への相談:再交渉のサポートを依頼

不動産会社は「力になれない」と言っていますが、再交渉のサポートを依頼してみましょう。契約締結時に仲介役として関わっているため、大家さんとの交渉をスムーズに進めるための助言やサポートをしてくれる可能性があります。

電話回線の設置と撤去:退去時の注意点

入居時に電話回線を設置した場合、退去時には原則として電話回線を元の状態に戻す必要があります。これは、あなたが使用していた回線を撤去し、前の状態に戻すことを意味します。この撤去費用も、通常は借主の負担となります。

退去時の手続き:NTTへの連絡と費用負担

退去する際には、必ずNTTに連絡して回線の解約手続きを行いましょう。解約手続きと同時に、撤去工事が必要な場合は、その費用も確認しておきましょう。撤去工事費用は、設置工事費用よりも安価な場合が多いです。

トラブル防止:契約内容の確認と記録

電話回線の設置・撤去に関するトラブルを避けるためには、以下の点を心がけましょう。

  • 契約内容の確認:賃貸借契約書やNTTとの契約内容をしっかりと確認し、費用負担や手続きについて明確に理解しておきましょう。
  • 工事内容の記録:工事の内容や費用、担当者名などをきちんと記録しておきましょう。トラブル発生時に証拠として役立ちます。
  • 写真撮影:工事前後の状態を写真に撮っておくことで、後々のトラブルを防止できます。

まとめ:冷静な対応と交渉で解決を目指しましょう

賃貸マンションでの電話回線工事費用は、状況によっては借主負担となるケースが多いですが、大家さんとの交渉次第で解決策が見つかる可能性もあります。冷静に対応し、契約内容を確認した上で、大家さんや不動産会社と積極的に交渉を行いましょう。必要であれば、専門家(弁護士など)に相談することも検討しましょう。

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