自宅の賃貸マンションに管理会社(=大家)が入室してきた 似たような質問は数件あるものの、ぴったりのものが無いので質問いたします。 状況を説明したいので長くなります。 賃貸マンションに1人暮らし、平日フルタイムで仕事をしています。 居室内に不具合が発生し、管理会社に連絡し業者に見てもらうことになったので携帯の番号を知らせ、業者が来てくれる日が決まったら連絡をもらうことになっていました。 1週間ほど連絡が来ない中、休暇を取って自宅で彼と過ごしていた平日、インターフォンが連続で2回鳴り、応答したのと同時に、男性が鍵を開けてドヤドヤと玄関に入ってきました。 そこで応答に気付いたようで「あ、いたんですかっ!!」と聞こえました。「出てください!」と叫んでとりあえず外に出てもらいました。 その時私はほぼ裸だったんです。彼とベッドでいちゃついている最中のできごとでした。 彼には部屋にいてもらい、わたしは服を着て、怒りを押し殺しながらドアを開けると管理会社の男性とおびえた表情の業者の男性が立っていました。 できる限りの憤怒の表情を作って「こういう話は聞いてませんが?」と言ったら管理会社の男性は「そうなんですけどね~業者さんが来たんでね~」と全然理由にならない理由を言っており呆れました。 こちらの不利にならないよう、作戦を立ててから改めて抗議をしようと思い、その場はそれ以上言わず、今日は部屋は見せたくないと言い、業者に不具合の詳細を説明したら、二人は逃げるように帰って行きました。 ロクに謝罪もせずに。 彼もすごく怒っていましたが、彼も設備などを見る仕事をしているので、こうやって不在の部屋を勝手に開けて入れてくれる管理人は実はよくいるんだと言っていました。 管理会社とはいえ、実際は大家一族が運営しており、大家の自宅はマンションの最上階にあります。 『大家=管理会社』でもあるし、今の部屋にはもう10年住んでいて良くしてもらっていたので、信頼していました。 なので報知機の点検などで迷惑をかけないよう、不在中でも管理人立会いでの入室を許可してきました。 知らない男性に部屋に入られるのは嫌でしたがそこは割り切るしかないと思って。 彼らが帰った後、携帯の着信を確認しましたが連絡は入っておらず・・つまり勝手に入って状況確認だけして、わたしには黙っているつもりだったということが明白です。連絡を取れる可能性があるのにそれをしようともしていなかったんですから。 鍵を開けて入室してくる雰囲気も、さも当然のようで、いつもやってるというふうに感じました。 今回のことで信頼が完全に裏切られ、憎悪の気持ちしかありません。 もし居留守を使い、あのままベッドにいたら?裸でベッドにいるところを知らない男性に見られていました。 玄関横にあるトイレに行こうとしていたところだったら?裸のままご対面でした。 裸は角度的に見られていませんが、数日たって、ボディブローのようにジワジワと精神的苦痛が増してきました。恐怖感や嫌悪感に苦しめられています。 当然引っ越しを決め、新居探しを開始しております。今はドアの下の方にテープを貼って、もしもドアを開けられたらわかるようにして出かけています。工事不要のダブルロックも購入しようと思っています。 黙って引っ越すのは悔しいです。 それなりの償いをしてもらいたいという気持ちです。 究極は訴訟を起こすということになるのでしょうが、それは置いておいて、できることをアドバイスいただきたいです。 そして以下について、実行する場合の注意とか、やめた方がいいとかのアドバイスがあれば教えてください。 ①警察に相談し、できるなら管理会社に注意してもらう。緊急時以外は不法侵入、犯罪に当たるはずです。 ②今回の件で、全く不要のはずだった新居の契約金や引っ越し費用が発生するので、全額とまでは言わないが費用負担してもらいたい。たとえばせめて敷金は全額返してもらうとか・・そういう交渉をする。ただ入居間も無いならともかく10年も住んでいるので敷金返せというのはどうでしょうか・・ ③わたしが大きなショックを受けた旨は退去の意向を知らせるときに言おうと思っていますが、そのときに『服を着ていない時だった』ということを伝えることはどう思われますか?男性が聞いてどう思うのか、いやらしい想像をされたりするのであれば言いたくないですが、とんでもないことになるところだったんだぞと知らしめるためには言った方がいいのかなと思っています。もちろん彼と・・ということは言いませんが・・ ④そもそもきちんと謝罪をしてもらっていないので謝罪してもらいたい。しかし部屋に来られるのもいやなのでどのような謝罪を求めるのがいいでしょうか。 行動を起こして今回の件を完結させることができれば、気持ちが少しは楽になるような気がしています。 ぜひアドバイスをお願いします。補足皆様回答ありがとうございます。 普段の在室時は必ずドアチェーンを掛けているのですが、遊びに来た彼が鍵を閉めたのでこのときは掛かっていませんでした。そのことをとても後悔しています。 dosuaromaさん、設備点検程度の理由でも入室して問題ないとのご回答ですが、どのような根拠からなのでしょうか。わたしのケースでも仮に不在時であったなら不法行為ではないのですか?そして仮にわたしが居留守をつかった場合は在室確認できなかったので入ってよかったということなのでしょうか? この質問を投稿する前に調べて、たとえ契約書に「点検等で入室することがある」というような条文があっても、緊急時(火災や水漏れなど)のとき以外は勝手な入室は許されないという情報を入手していたので驚きました。 参考http://www.ft-online.jp/cat12/mudan/ 設備点検程度の緊急性のない理由でも、入室することが許されているなんて、今後がとても不安です。ぜひともご教示ください。
賃貸マンションへの不法侵入:あなたの権利と対処法
今回のケースは、管理会社による重大なプライバシー侵害であり、不法侵入に該当する可能性が高いです。10年間居住し、信頼関係があったとしても、緊急時以外の無断入室は許されません。 契約書に「点検等で入室することがある」といった条項があっても、それは緊急時(火災、水漏れなど)に限られます。事前に連絡なく、しかも居住者の承諾を得ずに部屋に入る行為は、民法上の不法行為に当たる可能性があります。
1.警察への相談
まず、警察への相談は強く推奨します。不法侵入は犯罪行為であり、証拠として、以下を準備しましょう。
* 日時:いつ発生したか
* 場所:マンション名、部屋番号
* 状況:管理会社員の言動、あなたの状況(裸であったことなど)、業者の様子
* 証人:彼氏がいる場合は証人として証言を得られるか確認
* 証拠:可能であれば、インターホンや防犯カメラの映像、写真など
警察は、管理会社に注意喚起を行い、再発防止を促すことができます。また、相談記録は、今後の交渉においても有効な証拠となります。警察への相談は、あなたの権利を守るための重要な第一歩です。
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2.損害賠償請求
今回の件で、あなたは精神的苦痛を被り、引っ越し費用などの経済的損失を被っています。これらの損害は、管理会社に賠償請求できます。
* 精神的損害賠償:プライバシー侵害による精神的苦痛に対する賠償請求
* 経済的損害賠償:引っ越し費用、新居の契約金、解約違約金など
請求額については、弁護士に相談し、適切な金額を算定してもらうことをお勧めします。10年間居住していたという経緯は、あなたの主張を裏付ける材料となります。敷金全額返還も交渉材料として有効です。ただし、敷金の返還については、契約内容や損傷の有無なども考慮する必要があります。
3.退去時の対応
退去の意思表示をする際には、事実を冷静に伝えましょう。「裸であった」という事実を伝えるかどうかは、あなたの判断です。伝えることで、管理会社の責任をより明確にできる可能性がありますが、逆に、不快な思いをさせる可能性もあります。弁護士に相談し、最適な伝え方を検討することをお勧めします。
重要なのは、感情的な表現を避け、事実を淡々と伝えることです。例えば、「無断で部屋に入られたことで、強い恐怖と不安を感じ、安心して生活することができなくなりました。」といった表現で、あなたの精神的苦痛を伝えましょう。
4.謝罪の要求
謝罪は、書面で求めることをお勧めします。口頭での謝罪では、証拠が残らず、後々トラブルになる可能性があります。書面で謝罪を求める際には、以下の点を明確にしましょう。
* 謝罪の内容:具体的にどのような行為を謝罪するのか
* 謝罪の方法:書面か、面談か
* 期限:いつまでに謝罪を受けるのか
謝罪を受け入れるかどうかは、あなたの判断です。しかし、謝罪は、今後の関係修復や、損害賠償交渉を進める上で、重要な要素となります。
5.弁護士への相談
今回の件は、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、あなたの権利を擁護し、適切な対応策をアドバイスしてくれます。また、交渉や訴訟手続きについても、弁護士のサポートを受けることで、有利に進めることができます。
具体的なアドバイスと注意点
* 証拠の確保:すべてのやり取りを記録に残しましょう。メール、電話、書面など、あらゆる証拠を保管してください。
* 感情的にならない:交渉の際には、感情的にならず、冷静に事実を伝えましょう。
* 専門家のサポート:弁護士や不動産会社などに相談し、適切なアドバイスを受けましょう。
* 今後の対策:ドアチェーン、補助錠などの防犯対策を強化しましょう。
専門家の視点:弁護士からのアドバイス
弁護士の視点から見ると、今回のケースは明らかに管理会社の不法行為であり、損害賠償請求が可能です。特に、プライバシー侵害による精神的苦痛は、大きな損害として認められる可能性が高いです。また、10年間居住していたという事実も、信頼関係があったことを示す証拠となり、管理会社の責任を問う上で有利に働きます。
まとめ
管理会社による不法侵入は、許される行為ではありません。あなたの権利を主張し、適切な対応を取ることで、精神的な負担を軽減し、今後の生活を守ることに繋がります。警察への相談、弁護士への相談は、早めに行うことが大切です。