賃貸マンションの鳩被害対策:大家さんへの交渉と効果的な防鳥対策

大家さんに防鳥ネットの設置を断られました。知恵をお貸しください。賃貸マンションの3階の部屋を借りています。3階より上の階が、鳩の糞害を理由にネットを張るようになり、その影響で鳩が3階にまで来るようになりました。糞で直ぐにベランダが汚れる、洗濯物が干せない、巣作りをしようと枝などのゴミを持ち込まれる、朝の4時から鳴き声で眠れない等に耐えられなくなり、大家さんに相談しました。うちは個別にCSアンテナをベランダに設置しているのですが、ピシッと張りたいのでアンテナをベランダの手すりより中に移す工事をお願いされましたが、それには3万以上の費用がかかることが分かりました。その事を伝えると、「特に被害がないならこのままで」とネット設置を断られました。私の希望は、別にアンテナはそのままでネットさえ張ってくれればいいのですが…。個人的なアンテナを設置している私に非があり、大家さんには要求できない事柄になるのでしょうか?知恵をお貸しください。補足人をモンスターのように(^^;)個人で張れる範囲でネット張りはしましたし、剣山を置くなど、勿論自費で改善は幾つも試みたものの効果なし。鳩の侵入を完全に防ぐには隣のベランダ諸共全てを覆う必要がある(仕切り板の下の隙間から侵入する)ため、個人ではどうしようもないレベルなので相談しました。それでもアンテナを撤去しない私のわがままで退けられるのですか…

賃貸における鳩被害と大家さんの責任

賃貸物件において、鳩による被害は深刻な問題です。糞害によるベランダの汚れ、洗濯物の汚染、騒音、そして衛生上の問題など、居住者の生活に多大な影響を与えます。 しかし、大家さんが防鳥ネットの設置を義務付けられているわけではありません。民法上、大家さんは「修繕義務」を負っていますが、これは建物の構造上の欠陥や老朽化による損傷に対するものであり、鳩の被害対策は必ずしもその範囲内とは限りません。

ただし、大家さんは居住者の安全・快適な生活を確保する努力義務を負っています。鳩の被害が深刻で、居住者の生活に著しい支障をきたしている場合、大家さんは何らかの対応をとるべきという意見もあります。 今回のケースでは、上の階での防鳥ネット設置によって鳩が3階に移動し、被害が拡大している点が重要です。この状況を踏まえ、大家さんとの交渉を改めて検討する必要があります。

大家さんへの再交渉:具体的な提案と根拠

大家さんがネット設置を断ったのは、「特に被害がない」と判断したからでしょう。しかし、ご自身が既に様々な対策を試み、それでも効果がないことを明確に伝えましょう。写真や動画で被害状況を記録し、具体的な被害内容(糞害による清掃時間、洗濯物の被害、睡眠不足による健康への影響など)を数値化して提示することで、客観的な証拠を示すことができます。

再交渉の際には、以下の点を強調しましょう。

  • 上の階の防鳥ネット設置が原因で被害が拡大していること:これは大家さんの責任とは直接関係ないかもしれませんが、状況説明として非常に重要です。上の階への対策が、結果的にあなたのベランダへの鳩の飛来を増やしたという点を強調することで、大家さんの理解を得やすくなります。
  • 既に個人で様々な対策を試み、費用もかかっていること:剣山や個人でのネット設置など、あなたが自主的に対策を取ってきたことを明確に示すことで、あなたの善意と努力をアピールできます。これにより、「無策のまま放置している」という印象を払拭できます。
  • 具体的な解決策の提案:アンテナ移設費用が負担できないことを伝えつつ、他の解決策を提案しましょう。例えば、ベランダの手すりに沿って設置できるタイプのネット、鳩がとまりにくい素材のネット、または専門業者への相談などを提案することで、建設的な話し合いを進めることができます。
  • 健康被害への懸念:鳩の糞には病原菌が含まれる可能性があり、健康被害のリスクを訴えることも有効です。具体的な健康被害を訴えることで、大家さんの対応を促すことができます。
  • 法的根拠の提示(必要に応じて):公衆衛生上の問題や、居住者の安全・快適な生活を確保する努力義務に関する法律や条例などを調べて、大家さんに提示することで、交渉を有利に進めることができます。ただし、法律の専門家などに相談の上、適切な根拠を提示することが重要です。

効果的な防鳥対策:専門家への相談

個人でできる対策には限界があります。専門業者に相談し、状況に合わせた最適な対策を検討することも重要です。専門業者は、様々な防鳥ネットや忌避剤、そして設置方法などを提案してくれます。

専門業者に相談するメリット

  • 効果的な対策の提案:鳩の習性や侵入経路を分析し、最適な対策を提案してくれます。
  • 安全な設置:適切な方法でネットを設置することで、安全性を確保できます。
  • 保証:設置後の不具合や効果がない場合の保証がある場合もあります。
  • 費用対効果の算出:様々な対策方法の費用と効果を比較検討し、最適なプランを提案してくれます。

交渉が難航した場合の対処法

それでも大家さんが対応してくれない場合は、次のステップを検討しましょう。

  • 賃貸住宅管理業者への相談:管理会社に状況を説明し、仲介を依頼してみましょう。
  • 自治体への相談:保健所や環境衛生課などに相談し、公衆衛生上の問題として対応を求めることもできます。
  • 弁護士への相談:最終手段として、弁護士に相談し、法的措置を検討することも考えられます。

まとめ:諦めずに粘り強く交渉を

鳩の被害は深刻な問題ですが、諦めずに粘り強く大家さんと交渉することが重要です。具体的な被害状況を明確に伝え、専門家の意見も取り入れながら、建設的な話し合いを進めましょう。 ご自身の権利と安全な生活を守るため、適切な対応を検討してください。

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