マンションの騒音の問題についてです。一か月前に賃貸マンションに引っ越したのですが、上の階の足音、テレビ、携帯電話のバイブ音、話してる声、内容まで聞き取れるくらいの騒音がして困っています。前に同じ部屋に住んでいた人も上の騒音が原因で転居したそうなのですが、住宅会社は入居する際にそのことをいいませんでした。大家さんと、住宅会社の方には注意してもらってるのですが、ほとんど変わりません。住宅会社に対して法的に戦うすべはないですか？出来れば今の所に住みたい気持ちはあります。もしくは住宅会社に何とかして積極的に動いてもらうすべはないでしょうか？また引っ越すのであれば、仲介手数料半額、家賃１か月無料と言ってるのですが、これが向こうサイドの限界とはおもえません。実際稟議書などで決済をとれば、どのくらいのサービスを住宅会社としてすることができるのでしょうか？私はこの騒音が原因で不眠症やじんましんが出て本当に困っています。法律の理解のある方、また住宅、賃貸関係の知識のある方、力を貸して下さいお願い致します。
Contents
騒音問題の解決策：法的措置から交渉まで
賃貸マンションでの騒音問題は、居住者の生活の質を著しく低下させる深刻な問題です。 騒音の内容（足音、テレビ、携帯電話のバイブ音、会話など）や、それが生活に及ぼす影響（不眠症、じんましん）を具体的に記述することで、より効果的な解決策を検討できます。
1. 証拠の収集と記録
まず、騒音被害の証拠をしっかりと集めることが重要です。具体的には、以下の方法が有効です。
- 騒音発生日時と内容の記録：日付、時間、騒音の内容（例：足音、テレビの音量、会話の内容など）、騒音の継続時間などを詳細に記録します。メモ帳やスマホのアプリなどを活用しましょう。可能であれば、騒音レベルを測定するアプリも有効です。
- 騒音の録音：騒音発生時に録音を行うことで、客観的な証拠となります。ただし、録音にはプライバシー権の問題があるので、こっそり録音するのではなく、事前に大家さんや住宅会社に相談の上、録音することをお勧めします。
- 写真や動画の撮影：騒音源となる場所の写真や動画を撮影することで、状況を客観的に示すことができます。
- 証人の確保：騒音を聞いていた近隣住民などの証人がいれば、証言を得ることが重要です。
これらの証拠は、後述する交渉や法的措置において非常に重要な役割を果たします。
2. 住宅会社・大家さんとの交渉
すでに交渉されているとのことですが、より効果的な交渉を行うために、以下の点を意識しましょう。
ネットで買うなら？いろのくにのおすすめインテリア(PR)
- 具体的な改善要求：「騒音がうるさい」という漠然とした訴えではなく、「夜10時以降は静かにしてほしい」「足音に配慮してほしい」など、具体的な改善要求を明確に伝えましょう。
- 証拠を提示：収集した証拠（記録、録音、写真など）を提示することで、騒音の深刻さを客観的に示し、住宅会社・大家さんの理解を促すことができます。
- 書面でのやり取り：口頭でのやり取りだけでなく、内容証明郵便などを利用して、交渉内容を記録に残すことが重要です。これにより、後々のトラブルを回避できます。
- 専門家の相談：弁護士や不動産会社などに相談し、交渉のサポートを受けることも有効です。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な交渉を進めることができます。
3. 法的措置
交渉がうまくいかない場合、法的措置を検討する必要があります。具体的には、以下の選択肢があります。
- 民事訴訟：騒音によって精神的苦痛を受けた場合、損害賠償請求を行うことができます。この場合、証拠の収集が非常に重要になります。
- 内容証明郵便：騒音の改善を求める内容証明郵便を送付することで、相手方に法的責任を意識させ、交渉を有利に進めることができます。
- 警察への通報：騒音が迷惑行為に該当する場合、警察に通報することができます。
4. 引越しに関する交渉
引越しを検討されているとのことですが、住宅会社が提示している条件（仲介手数料半額、家賃1ヶ月無料）が妥当かどうかは、状況によって異なります。
- 相場との比較：同じ地域・条件の物件の仲介手数料や家賃を調べ、住宅会社が提示している条件が妥当かどうかを判断しましょう。
- 損害賠償の請求：騒音被害によって精神的苦痛や健康被害を受けていることを主張し、損害賠償を請求することも可能です。この場合、医師の診断書などを証拠として提出する必要があります。
- 稟議書の提出：住宅会社に、より有利な条件での引越しを提案する際に、稟議書を提出することで、会社としての正式な決定を促すことができます。ただし、稟議書の作成には専門家の助言が必要となる場合があります。
専門家の視点：弁護士からのアドバイス
弁護士に相談することで、騒音問題に関する法的知識を得ることができ、適切な対応策を立てることができます。また、交渉や訴訟においても、弁護士のサポートを受けることで、より有利に進めることができます。特に、証拠の収集や法的措置の検討においては、弁護士の専門的な知識が不可欠です。
具体的なアドバイス：騒音対策と快適な住環境
騒音問題を解決するためには、以下の対策も有効です。
- 遮音性の高いカーテンや絨毯：騒音を軽減するために、遮音性の高いカーテンや絨毯を使用するのも有効です。特に、窓からの騒音は、遮音カーテンで効果的に軽減できます。
- 家具の配置：家具の配置を変えることで、騒音の伝わり方を軽減することができます。例えば、壁際に家具を配置することで、騒音の反射を防ぐことができます。
- ホワイトノイズ：ファンの音や自然の音などを利用したホワイトノイズを発生させることで、騒音による不快感を軽減することができます。
騒音問題は、早期に対処することで解決できる可能性が高まります。まずは、証拠を収集し、住宅会社・大家さんと冷静に交渉することが重要です。それでも解決しない場合は、弁護士などの専門家に相談することをお勧めします。
