賃貸マンションの騒音問題と対策:鉄筋コンクリートでもうるさい理由と解決策

鉄筋コンクリートの賃貸マンションの上の部屋の音があまりに大きく、足音すら騒音に感じます。なるべく静かな物件に住みたいと不動産屋に要望を出した所、それならば、RC、鉄筋コンクリートだと言われ、鉄筋コンクリートのマンションを契約しました。築20年ちょっとの物件です。ですが、住んでみると前に住んで居た軽量鉄骨のアパートの何百倍もうるさいです。上の部屋の足音がのしかかってくる様で轟音です。掃除機、椅子をひく音等はもう頭がおかしくなりそうです。上の住人がちょっと動いただけでうるさいです。更にガンと振動をともなう音もあります。これは、木造の話声が聞こえるボロアパートと同レベルかもっとうるさいかもしれません。騒音計測をして行政の定める値を一定時間超えるのは上の住人に気づかれれば無理でしょうしなかなか難しい事かとは思うのですが、引っ越してきてさほどたちませんがもう体調に影響が出ています。不動産屋、またはその営業を訴えて、敷金返還と引っ越し代等々取れるでしょうか?引っ越してから昔から良く訴えられたり、評判の悪い不動産屋だと聞きました。最悪、もう少し住み続けるとして自分で下から上の音の遮音って出来るものなのでしょうか?このマンション、営業の人間は、合法なのでしょうか?長文乱文申し訳ありません。アドバイスがいただけたらと思います。また、同じ経験をなさってる方のお話なども聞けると幸いです。

鉄筋コンクリートマンションなのに騒音問題が発生する理由

鉄筋コンクリート造(RC造)は、木造や軽量鉄骨造に比べて遮音性が高いと一般的に考えられていますが、築年数や施工状況、構造上の問題、そして上の階住人の生活様式などによって、騒音問題は発生します。今回のケースのように、予想以上に騒音が酷い場合、以下の点が考えられます。

1. 建物の老朽化と劣化

築20年を超える物件では、建物の経年劣化によって、床スラブのコンクリートの劣化や、防音材の性能低下が起こっている可能性があります。時間の経過とともに、振動吸収能力が低下し、騒音が伝わりやすくなるのです。

2. 施工時の問題

建築時の施工不良も原因の一つです。例えば、床スラブの厚みが設計図よりも薄かったり、防音材が適切に施工されていなかったりすると、騒音問題が発生しやすくなります。

3. 上階住人の生活習慣

上の階住人の生活習慣も大きな要因です。ハイヒールを履いて歩いたり、重い物を落としたり、頻繁に大きな音を立てたりする生活習慣は、騒音問題を悪化させます。

4. 構造上の問題

建物の構造自体に問題があるケースも考えられます。例えば、床スラブと壁の接合部が弱かったり、パイプシャフトなどの構造体が騒音を伝播しやすかったりする場合、騒音問題が発生しやすくなります。

不動産会社への対応と法的措置

現状の騒音レベルが、通常の生活に支障をきたすレベルであれば、不動産会社に対して法的措置を取ることも検討できます。

1. 不動産会社への相談と交渉

まず、不動産会社に現状を伝え、騒音問題の改善を求めることが重要です。具体的な騒音の内容、発生頻度、時間帯などを記録し、証拠として提示しましょう。写真や動画を撮影しておくのも有効です。

2. 賃貸借契約に基づく責任

賃貸借契約には、通常、静穏な生活環境を確保する義務が不動産会社側にあります。この義務を怠った場合、不動産会社は責任を負う可能性があります。

3. 専門家への相談

騒音問題の専門家(弁護士、建築士など)に相談し、法的措置の可能性や、具体的な対応策についてアドバイスを受けることをお勧めします。専門家による騒音測定を行うことで、客観的なデータに基づいた交渉が可能になります。

4. 訴訟

交渉がうまくいかない場合は、裁判による解決も考えられます。訴訟では、騒音レベル、健康被害、不動産会社の対応など、様々な証拠を提出する必要があります。

騒音対策:自分でできる遮音方法

引っ越しが難しい場合、騒音対策として、ご自身でできる遮音方法があります。

1. カーペットやラグの敷設

床にカーペットや厚手のラグを敷くことで、足音などの衝撃音を吸収し、騒音を軽減できます。遮音効果の高い専門的な製品もあります。

2. 防音カーテンの使用

窓からの騒音対策として、防音カーテンを使用しましょう。遮音性能の高いカーテンを選ぶことが重要です。

3. 壁や天井への吸音材の設置

壁や天井に吸音材を取り付けることで、室内の反響音を減らし、騒音を軽減できます。吸音材は、様々な種類があり、デザイン性も考慮して選ぶことができます。

4. 家具の配置

家具の配置を変えることで、騒音の伝播を抑制することも可能です。例えば、本棚やソファなどを壁際に配置することで、音を吸収する効果が期待できます。

5. その他の対策

* 防音マット:床に敷くことで、衝撃音を吸収します。
* 防音パネル:壁や天井に取り付けることで、音を反射させにくくします。
* 窓の二重化:窓に二重窓を取り付けることで、外部からの騒音を軽減します。

インテリアによる騒音対策

騒音対策とインテリアを両立させることも可能です。

1. 厚手のカーテンとラグ

遮音性のある厚手のカーテンやラグは、騒音対策だけでなく、インテリアとしても効果的です。グレーやダークブラウンなどの落ち着いた色は、リラックス効果も期待できます。

2. ソファや家具の配置

ソファや家具を配置することで、音を吸収し、部屋の音響を調整できます。大きなソファや、背の高い本棚は特に効果的です。

3. 壁掛けアートやタペストリー

壁掛けアートやタペストリーは、視覚的な効果だけでなく、吸音効果も期待できます。厚手の織物を使用することで、より効果を高めることができます。

4. 植物の配置

観葉植物は、騒音を直接吸収する効果は低いですが、心理的な効果で騒音ストレスを軽減する効果が期待できます。

まとめ

鉄筋コンクリートマンションでも、騒音問題は発生します。まずは、不動産会社に相談し、改善を求めることが重要です。それでも解決しない場合は、専門家に相談し、法的措置を検討しましょう。また、ご自身でもできる騒音対策を行い、快適な生活空間を確保しましょう。 グレーを基調としたインテリアは、落ち着いた雰囲気を作り出し、騒音ストレスを軽減する効果も期待できます。

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