賃貸マンションの頑固な黒カビ対策!壁紙の黒カビを徹底除去する方法

部屋の家具を動かしたら壁紙にびっしりと70センチ四方くらいに広がるしつこそうな頑固な黒カビを発見しました。きれいにするにはどうしたらいいでしょうか?キッチンハイター?ワイドハイター?激落くん?検索したところ、いろいろ選択肢があるみたいです。皆様だったらどうやって落としますか?補足として、壁紙は賃貸されていて何十年も経つので、安い紙の壁紙だと思います。

賃貸住宅の黒カビ問題:深刻さと対策の重要性

長年住み続けられた賃貸住宅では、湿気や通風の悪さから、カビが発生しやすい環境になっている場合があります。特に、家具の裏側や壁の隅などは、空気が滞留しやすく、カビの繁殖に最適な場所です。今回のように、70センチ四方もの範囲に広がる黒カビは、放置すると健康被害(アレルギーや呼吸器系の疾患)のリスクを高めるだけでなく、壁紙の損傷にもつながり、退去時の修繕費用負担に繋がる可能性があります。そのため、早期発見と適切な対策が非常に重要です。

黒カビ除去のステップバイステップガイド

今回のケースのように、広範囲に発生した頑固な黒カビの除去には、適切な手順と適切な洗剤の選択が不可欠です。以下に、具体的なステップとポイントを解説します。

ステップ1:換気と準備

まず、窓を開けて十分な換気を確保しましょう。カビの胞子は空気中に飛散しやすく、呼吸器に影響を与える可能性があります。作業中はマスクとゴム手袋を着用し、保護メガネがあるとさらに安心です。カビの除去作業を行う前に、周囲に養生シートなどを敷いて、作業範囲を限定し、周囲を汚さないように保護しましょう。

ステップ2:カビの種類の特定と洗剤の選択

カビの種類によって、効果的な洗剤が異なります。今回のケースでは、黒カビが問題となっていますが、黒カビは特に頑固で、一般的な洗剤では除去が難しい場合があります。

* キッチンハイターやワイドハイターなどの塩素系漂白剤:強力な殺菌・漂白効果があり、黒カビ除去に効果的です。しかし、壁紙の種類によっては、漂白剤によって変色や破損する可能性があるため、使用前に目立たない場所でテストを行いましょう。紙製の薄い壁紙の場合、使用は避けた方が無難です。
* カビ取り剤:市販のカビ取り剤には、塩素系漂白剤以外にも、酸性タイプのものが存在します。酸性タイプは塩素系漂白剤より刺激が弱く、壁紙へのダメージが少ない可能性がありますが、黒カビへの効果は塩素系漂白剤に劣る場合があります。
* 重曹:環境に優しく、研磨効果もある重曹は、軽いカビ汚れの除去に適しています。しかし、頑固な黒カビには効果が薄い可能性があります。
* 激落ちくん:メラミンスポンジで、物理的にカビを落とす方法です。軽いカビ汚れには効果がありますが、広範囲の頑固な黒カビには、時間がかかり、十分な効果が得られない可能性があります。

ステップ3:カビの除去作業

紙の壁紙の場合、塩素系漂白剤の使用は避けるべきです。 まずは、重曹ペースト(重曹と水を混ぜてペースト状にする)を試してみましょう。重曹ペーストをカビに塗り、古歯ブラシなどで優しくこすり洗いします。その後、水で洗い流し、十分に乾燥させます。それでも落ちない場合は、酸性タイプのカビ取り剤を使用してみましょう。

もし、塩素系漂白剤を使用する場合、必ず換気を十分に行い、ゴム手袋とマスクを着用してください。漂白剤をカビに直接吹きかけ、数分間置いてから、古歯ブラシなどで優しくこすり洗いします。その後、水で洗い流し、十分に乾燥させます。漂白剤を使用する際は、必ず使用上の注意をよく読んでから使用してください。

ステップ4:乾燥と予防

カビを除去した後、十分に乾燥させることが重要です。湿気が残っていると、再びカビが発生する可能性があります。除湿機を使用したり、扇風機で風を当てたりして、乾燥を促進しましょう。

カビの再発を防ぐためには、以下の予防策が有効です。

  • 定期的な換気:こまめに窓を開けて換気を行い、室内の湿度を下げましょう。
  • 除湿対策:除湿機を使用したり、除湿剤を置くなどして、室内の湿度をコントロールしましょう。
  • 家具の配置:家具を壁から離して配置し、通気を良くしましょう。
  • 清掃:定期的に掃除を行い、カビの発生を防ぎましょう。

専門家への相談

上記の方法を試しても黒カビが除去できない場合、または壁紙の損傷が心配な場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、適切な薬剤を使用し、安全かつ確実にカビを除去してくれます。また、賃貸物件の場合は、大家さんや管理会社に相談することも重要です。

まとめ

賃貸住宅の頑固な黒カビは、適切な対策を講じることで除去可能です。しかし、壁紙の種類やカビの程度によっては、専門家の助けが必要となる場合もあります。今回のガイドを参考に、安全に、そして効果的に黒カビと戦いましょう。

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