賃貸マンションの雨漏り問題と解決策:大家との交渉と引越しについて

3.11の地震の影響か、賃貸マンションの部屋が雨漏りします。マンションは3階建ての1階ですが、窓のサッシの所から雨漏りします。風向き次第で雨の日でも雨漏りしない時があります。築6年ほどのマンションで、住んで1年ほどです。大家さんや保険の方に見てもらったのですが原因がよく分からず、ひとまず大家さんがパテで埋めてくれて、前より良くはなりました。業者は東北の災害のところに行っていて、誰もいないとのこと。その時、大家さんから謝礼としてタオルセットをいただきました。ですが、今回の台風(9/21)でまた雨漏りするようになりました。カーテンやソファが濡れるし、雨漏りで目が覚めます。軽量カップを雨漏りの多いところに置いたところ、30分で150cc溜まりました。今朝も大家さんに来てもらったのですが、業者がいないので明日まで待ってくれと言われました。実際来てもらってもすぐ直らないと思うので不安です。良い大家さんなのですが、人事がすぐに動いてくれないです。正直、この部屋から引越ししたいと思ってます。この場合、大家にどのくらいの請求ができるのでしょうか?

賃貸マンションの雨漏り:原因と対処法

築6年、1階のお部屋で窓のサッシからの雨漏り、しかも風向きによって雨漏りが発生する…これは深刻な問題です。地震の影響も考えられますが、サッシ周辺のシーリング材の劣化や破損、サッシ自体の歪み、外壁の亀裂など、様々な原因が考えられます。パテで一時的に塞いでも根本的な解決にはならず、台風などの強風雨で再び雨漏りが発生するのは当然と言えるでしょう。 30分で150ccという漏水量は相当なもので、放置すれば室内のカビや腐食、家具の損傷など、より大きな被害につながる可能性があります。

雨漏りの原因特定と専門家への依頼

大家さんが業者を手配できない状況とのことですが、まずは専門業者への依頼が不可欠です。雨漏りの原因を特定するには、建物の構造や損傷状況を詳細に調査する必要があります。そのため、建築士や防水工事専門業者に依頼し、原因調査と適切な修繕方法の提案を受けることをお勧めします。 大家さんに専門業者への依頼を強く求めましょう。 もし大家さんが対応しない場合は、弁護士や住宅相談センターに相談することも検討してください。

大家さんへの対応と交渉

大家さんが善意でパテ処理やタオルセットを提供してくれたとはいえ、根本的な解決には至っていません。 今回の台風による雨漏り被害は、大家さんの賃貸借契約上の瑕疵担保責任に該当する可能性が高いです。 瑕疵担保責任とは、賃貸物件に欠陥があった場合、大家さんがその責任を負うというものです。

損害賠償請求の可能性

現状、雨漏りによってカーテンやソファが濡れるなど、物的損害が発生しています。また、精神的な負担も無視できません。 これらの損害について、大家さんに損害賠償を請求できる可能性があります。請求額は、損害の程度(濡れた家具の修理代、クリーニング代など)や、精神的苦痛に対する慰謝料などを考慮して算出する必要があります。 具体的な証拠として、雨漏りの状況を写真や動画で記録しておきましょう。 また、軽量カップによる漏水量の計測データも重要な証拠となります。

引越し費用負担の交渉

雨漏りの状況から、居住の継続が困難であると判断できる場合は、引越し費用を大家さんに請求することも検討しましょう。 これは、契約解除を伴う可能性があります。 契約書に明記されている解除条項を確認し、大家さんと交渉する必要があります。 引越し費用だけでなく、新しい住居を探すための費用なども請求できる可能性があります。

交渉のポイント

大家さんとの交渉では、冷静かつ丁寧に対応することが重要です。 感情的な言葉遣いは避け、具体的な証拠を提示しながら、状況を説明しましょう。 必要に応じて、弁護士や住宅相談センターに相談し、法的アドバイスを受けることも有効です。

具体的な行動ステップ

1. 証拠集め:雨漏りの状況(写真、動画)、漏水量計測データ、修理費用見積もりなどを集めましょう。
2. 専門業者への依頼:大家さんに専門業者への依頼を強く求め、具体的な業者名や連絡先を提示しましょう。もし大家さんが対応しない場合は、自分で業者に依頼し、費用を請求する事も検討しましょう。
3. 大家さんとの交渉:冷静に状況を説明し、損害賠償と引越し費用負担について交渉しましょう。書面で交渉内容を記録しておくことが重要です。
4. 弁護士や住宅相談センターへの相談:交渉が難航する場合は、専門家に相談し、法的アドバイスを受けましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、このケースは大家さんの瑕疵担保責任が問われる可能性が高いです。 30分で150ccの漏水量は相当なものであり、居住に支障をきたしていることは明らかです。 大家さんが適切な対応を取らない場合は、内容証明郵便で請求内容を伝え、それでも解決しない場合は訴訟も視野に入れるべきでしょう。

まとめ

賃貸マンションの雨漏りは、居住者の生活に大きな影響を与える深刻な問題です。 迅速な対応と適切な証拠集めが重要です。 大家さんとの交渉がうまくいかない場合は、専門家の力を借りることを躊躇しないようにしましょう。 自分の権利を守るためにも、積極的に行動することが大切です。

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