賃貸の鉄筋コンクリート造のマンション（ラーメン式）に住んでいる方、住んでいた方に質問です。隣上下の生活音はどのくらい聞こえるのでしょうか？もちろんマンションの構造や住んでいる人のモラルにもよると思いますが参考までに教えてください。私は今鉄骨造のアパートに住んでいますが隣人の生活音、騒音に苦しみ引越しを決めました。次の家は決めてあり鉄筋コンクリート造を選びましたが、ほかの方の知恵袋を見ていると鉄筋コンクリート造なのに鉄骨造並みに周りの音が響いてくる物件もあるそうで不安になってきました…。そういう物件はまれでしょうか？回答よろしくお願いします。
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鉄筋コンクリート造マンション（ラーメン式）の防音性について
鉄筋コンクリート造（ラーメン式）のマンションは、鉄骨造のアパートと比較して一般的に防音性が高いとされています。しかし、「全く音が聞こえない」というわけではありません。聞こえ方は、建物の構造、施工精度、そして隣人の方々の生活様式など、様々な要因に影響されます。
鉄骨造と比べて防音性が高いとはいえ、全く音が聞こえないわけではないことを理解しておくことが重要です。 完全な静寂を求めるのであれば、防音性能に特化したマンションを選ぶ必要があります。
生活音の種類と聞こえ方
具体的にどのような生活音が気になるのかによって、聞こえやすさが変わってきます。
- 足音：上下階からの足音は、床の構造や遮音材の有無によって大きく影響を受けます。高層階ほど、上階からの足音は気になる可能性があります。
- 話し声：壁の厚さや材質、そして隣人の声の大きさによって聞こえ方が異なります。隣室との間が薄い場合や、壁に吸音材が施されていない場合は、話し声が聞こえやすい可能性があります。
- テレビや音楽の音：音量や音質、そして壁の防音性能によって聞こえ方が大きく変わります。低音は高音よりも伝わりやすい傾向があります。
- 水回り：排水管の音や、シャワーの音などは、配管の配置や材質によって影響を受けます。深夜など、周囲が静かな時間帯には気になる可能性があります。
鉄筋コンクリート造でも音が響く場合
質問者様がおっしゃるように、鉄筋コンクリート造でも音が響く物件が存在するのは事実です。これは以下の理由が考えられます。
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- 施工不良：コンクリートの打ち込みが不十分であったり、壁や床の接合部に隙間があったりすると、音が伝わりやすくなります。
- 遮音材の不足：床や壁に適切な遮音材が使用されていない場合、防音性能が低下します。特に、床スラブの厚さが薄い物件は注意が必要です。
- 建物の経年劣化：築年数が経過すると、建物の劣化によって防音性能が低下する可能性があります。壁や床のひび割れなどが原因となることもあります。
- 間取りの影響：隣室との距離が近い間取りや、共用壁が長い間取りは、生活音が伝わりやすい傾向があります。
物件選びのポイント
鉄筋コンクリート造のマンションであっても、防音性能に差があることを理解した上で、物件選びを行う必要があります。
- 内見時の確認：実際に現地を訪れ、生活音をチェックすることが重要です。昼だけでなく、夜間の静けさにも注目しましょう。可能であれば、上階や隣室の居住者に確認してみるのも良いでしょう。
- 遮音性能の確認：マンションのパンフレットや仕様書で、遮音性能に関する情報を確認しましょう。「L値」や「D値」といった数値が記載されている場合があります。数値が高いほど、遮音性能が高いことを示します。
- 床材の確認：床材の種類も重要です。遮音性に優れた床材が使用されているか確認しましょう。例えば、二重床構造になっているか、遮音マットが敷設されているかなどを確認します。
- 壁の厚さ：壁の厚さも確認しましょう。厚い壁ほど、防音性能が高い傾向があります。
- 築年数：築年数が古い物件は、経年劣化によって防音性能が低下している可能性があります。築年数も考慮して物件選びを行う必要があります。
- 管理状態：建物の管理状態が良い物件は、防音性能の維持にも繋がります。管理組合の活動状況なども確認しましょう。
専門家の意見
建築音響の専門家によると、「鉄筋コンクリート造であっても、施工方法や建材によって防音性能は大きく異なります。物件を選ぶ際には、遮音性能に関する情報をしっかり確認し、可能であれば実際に音を聞いて確認することが重要です。」とのことです。
具体的な対策
万が一、入居後に生活音で困る場合でも、いくつかの対策があります。
- カーペットやラグの敷設：床にカーペットやラグを敷くことで、足音などの軽減に繋がります。厚手のものほど効果があります。
- カーテンやブラインドの設置：窓からの騒音を軽減するために、遮音性の高いカーテンやブラインドを設置しましょう。
- 吸音パネルの設置：壁に吸音パネルを設置することで、室内の反響音を減らし、生活音の軽減に繋がります。特に、音が響きやすいキッチンや浴室などに設置すると効果的です。
- 管理会社への相談：どうしても生活音が気になる場合は、管理会社に相談しましょう。状況によっては、改善策が講じられる可能性があります。
まとめ
鉄筋コンクリート造マンションであっても、生活音は完全に遮断できるわけではありません。物件選びの際には、遮音性能に関する情報をしっかり確認し、実際に音を聞いて確認することが重要です。 また、入居後も、生活音対策を講じることで、快適な生活を送ることが可能です。 今回の経験を活かし、より快適な住環境を選んでいただければ幸いです。
