賃貸マンションの防犯対策と子ども部屋の窓対策

賃貸マンションに住んでいます。防犯の方法を教えて下さい。二階の子ども部屋に腰高窓があるのですが、夫が向かいにもマンションがあるから、窓を開けて寝かせても大丈夫だ、と言って、クーラーを設置しません。金持ちではなくても、施錠無しは大丈夫じゃないですよね…?窓を全部閉めると夏は暑いといって可愛そうです。サッシ屋さんに頼んだら、何か内側から設置できますか?賃貸なので修復可能なレベルでしか出来ません。

賃貸マンションにおける防犯対策の基本

賃貸マンションに住む上で、防犯対策は非常に重要です。特に、お子様がいるご家庭では、より一層の注意が必要です。ご質問にあるように、窓を開けたまま寝かせることに不安を感じるのは当然です。向かいにマンションがあるからといって、完全に安全とは言い切れません。防犯対策は、金銭的な余裕に関わらず、最低限の対策を行うべきです。

まず、基本的な防犯対策として以下の点をチェックしましょう。

  • 鍵の確認:玄関ドアの鍵は、しっかりとした鍵を使用し、必ず施錠しましょう。補助錠の設置も有効です。鍵の管理も徹底し、スペアキーの保管場所にも注意が必要です。
  • 窓の施錠:窓は、全て確実に施錠しましょう。特に、腰高窓は侵入されやすい箇所なので、防犯対策を強化する必要があります。後述しますが、様々な補助錠があります。
  • 防犯グッズの活用:防犯アラーム、窓センサー、防犯カメラなど、様々な防犯グッズがあります。賃貸マンションでも設置可能なものも多いので、検討してみましょう。特に、子ども部屋の窓には、侵入を感知するセンサー付きの防犯アラームを設置することをお勧めします。
  • 周囲の環境確認:マンションの周囲の環境を確認し、不審な点があれば、管理会社や警察に通報しましょう。防犯灯が不足しているなど、改善すべき点があれば、管理会社に相談することも重要です。
  • 防犯意識の向上:家族全員で防犯意識を高めることが大切です。不審者を見かけたら、すぐに警察に通報するなど、適切な行動をとるようにしましょう。お子様にも、防犯に関する教育を行うことが重要です。

子ども部屋の腰高窓対策:賃貸でもできる対策

二階の子ども部屋の腰高窓は、防犯上のリスクが高い箇所です。しかし、賃貸マンションでは、大きな工事はできません。そこで、賃貸でも可能な対策をいくつかご紹介します。

1. 窓用補助錠の設置

サッシ屋さんで相談すれば、様々な窓用補助錠を紹介してもらえます。賃貸でも簡単に取り付けられ、取り外しも可能なものが多くあります。

  • 窓枠に取り付けるタイプ:窓枠に挟み込むだけの簡単なタイプから、ネジで固定するタイプまであります。賃貸の場合、ネジを使用するタイプは、退去時に穴を埋める必要があるため、注意が必要です。
  • 窓ガラスに貼るタイプ:フィルム状の補助錠で、窓ガラスに貼るだけで簡単に取り付けられます。防犯効果は限定的ですが、補助的な対策として有効です。
  • クレセント錠の強化:既存のクレセント錠を強化するタイプの補助錠もあります。これにより、こじ開けによる侵入を防ぐ効果が期待できます。

サッシ屋さんに相談する際には、「賃貸マンションで、簡単に取り付けられ、かつ取り外し可能なもの」と伝えましょう。様々な選択肢の中から、最適なものを提案してもらえるはずです。

2. 防犯フィルムの活用

窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスの破損を防ぎ、侵入を困難にすることができます。防犯フィルムは、比較的簡単に貼ることができ、賃貸でも問題なく使用できます。ただし、フィルムの種類によっては、窓の開閉に影響が出る場合があるので、注意が必要です。

3. 目隠しシートやカーテンの活用

目隠しシートやカーテンは、プライバシー保護だけでなく、防犯対策にも役立ちます。不審者から室内が見えにくくなることで、侵入をためらわせる効果が期待できます。特に、夜間はカーテンを閉めることを心がけましょう。

4. 防犯アラームの設置

窓にセンサー付きの防犯アラームを設置することで、窓が開けられた際に警報が鳴り、侵入者を威嚇することができます。電池式のものも多いので、賃貸でも簡単に設置できます。

クーラー設置について

夏場に窓を閉め切ると暑いというご懸念は、ごもっともです。しかし、防犯対策を怠ることは、それ以上に危険です。

お子様の安全を確保しつつ、快適に過ごせる方法を考えましょう。

  • 小型扇風機やサーキュレーターの活用:クーラーを設置できない場合、小型扇風機やサーキュレーターを活用することで、室温を下げることができます。窓を開けずに、空気の循環を促すことで、快適性を高められます。
  • 窓用エアコンの検討:賃貸でも設置可能な窓用エアコンも選択肢の一つです。設置工事も比較的簡単で、費用も比較的安価です。ただし、窓のサイズに合うかどうかを確認する必要があります。
  • 管理会社への相談:どうしてもクーラーの設置が必要な場合は、管理会社に相談してみましょう。場合によっては、許可を得られる可能性があります。

専門家の意見

防犯対策は、専門家の意見を参考にすることが重要です。防犯設備士などの資格を持つ専門家に相談することで、より効果的な対策を講じることができます。

まとめ

賃貸マンションでの防犯対策は、金銭的な余裕に関わらず、最低限の対策を行うことが大切です。今回ご紹介した対策を参考に、ご家族の安全を守り、安心して暮らせる環境を築いてください。 子ども部屋の窓対策は特に重要です。窓用補助錠、防犯フィルム、防犯アラームなどを活用し、侵入を防ぎましょう。クーラーの設置が難しい場合は、扇風機やサーキュレーター、窓用エアコンなどを活用して、快適な環境を確保しましょう。

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