賃貸マンションの鍵穴に接着剤!修理費用負担の是非と今後の対策

住んでいるマンションに帰宅したら、玄関の鍵が差し込めず、どうしたのだろうと良く見てみると、鍵穴にセメダインのようなものが流し込まれていました。びっくりしてしまい、夜だった事もあり自分の判断で鍵屋さんを呼びどうにか入れるようにしてもらい、かかった費用約5万円を払いました。翌日管理会社(賃貸マンションなので)に電話をして、事実を報告し、費用を大家さんにお支払いしてもらいたいとお願いしたところ、夜でも、なぜ緊急センターに連絡をしてくれなかったとか、通常より金額が高いとか、個人的な恨みなどを持った人に嫌がらせを受けた場合は、自己負担になるなど言われました。さらに大家さんは自分は知らない、一切負担はしませんと言っているようです。私としては夜だった事もあり勝手に(緊急センターの存在を忘れてました)鍵屋さんを呼んでしまい、確かに費用が少し高いと言われれば私にも落ち度があるので差額は自己負担になっても仕方が無いと思いますが、もともと賃貸マンションなので鍵も大家さんのものですから大家さんに費用を負担してもらえるのが当然と思いますし、寒い夜に数時間部屋には入れなかったことは私自身が迷惑を受けた事です。とても理不尽に思いますが本当に私だけが負担をしなければならないのでしょうか?法律等にお詳しい方、ぜひご回答お願いします。

鍵穴へのいたずらと修理費用負担:賃貸借契約における責任

賃貸マンションで鍵穴に接着剤が流し込まれるという、大変な事態に遭遇されたとのこと、心よりお見舞い申し上げます。夜間という状況下で、ご自身で鍵屋さんに連絡されたこと、費用が高額だったことなど、様々なご事情を踏まえると、ご不安な気持ちもよく理解できます。結論から申し上げると、状況によっては、修理費用を大家さんが負担する可能性は十分にあります。しかし、管理会社や大家さんの対応から判断すると、交渉は容易ではないかもしれません。

賃貸借契約と修繕責任

賃貸借契約において、建物の修繕責任は、原則として大家さん(家主)にあります。これは民法607条に規定されています。鍵穴は建物の重要な一部であり、今回の被害は、「通常の使用による損耗」ではなく、「第三者の行為による損傷」に該当します。そのため、大家さんが修理費用を負担すべき可能性が高いと言えるでしょう。

管理会社の主張への反論

管理会社からの「緊急センターに連絡しなかった」「費用が高い」といった指摘に対しては、以下のように反論できます。

  • 緊急センターへの連絡義務:賃貸借契約書に、緊急時の連絡先として緊急センターの利用が明記されている場合を除き、夜間に鍵が開かない事態に直ちに緊急センターに連絡する義務はありません。緊急性を鑑み、ご自身で鍵屋さんを呼び、部屋に入れるように対応された判断は、不当とは言い切れません。
  • 費用の高さ:鍵屋さんの費用が高額だったという指摘には、見積もり書や領収書を提示し、相場と比較して妥当な金額であったことを説明する必要があります。複数の業者から見積もりを取らなかった点を反省材料とすることで、交渉を有利に進めることができるでしょう。
  • 個人的な恨み:嫌がらせの可能性は、警察への届出と合わせて、管理会社に伝えましょう。警察への届出は、事件の証拠となり、大家さんの負担を主張する上で有効な証拠となります。

交渉を進めるための具体的なステップ

1. **証拠の収集:** 鍵穴の状態の写真、鍵屋さんの見積もり書・領収書、警察への届出受理証明書などを準備します。
2. **内容証明郵便の送付:** 管理会社や大家さんに対して、状況説明と費用負担請求を内容証明郵便で送付します。これは、証拠として残せる重要なステップです。
3. **弁護士への相談:** 交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士に依頼することで、法的根拠に基づいた交渉が可能になり、解決への道筋が開ける可能性が高まります。

インテリア視点:玄関ドアのセキュリティ対策

今回の事件を機に、玄関ドアのセキュリティ対策を見直すことも重要です。防犯対策は、安心安全な生活を送る上で欠かせない要素です。

玄関ドアのセキュリティ強化

  • 高性能な鍵への交換:ピッキングに強いディンプルキーや、電子錠への交換を検討しましょう。鍵の交換費用は、大家さんと相談の上、負担割合を決めましょう。
  • 防犯カメラの設置:玄関ドアに防犯カメラを設置することで、不審者の侵入を事前に防ぎ、証拠を残すことができます。設置費用は、ご自身で負担する必要があるかもしれません。
  • 補助錠の設置:既存の鍵に加えて、補助錠を取り付けることで、防犯性を高めることができます。比較的安価で設置できるため、効果的な対策と言えるでしょう。
  • 窓の防犯対策:玄関ドアだけでなく、窓からの侵入も防ぐ必要があります。防犯フィルムを貼ったり、補助錠を取り付けるなど、窓の防犯対策も合わせて行いましょう。

インテリアとの調和

セキュリティ対策は、見た目にも配慮することが大切です。

  • デザイン性の高い鍵やドアノブ:機能性だけでなく、デザイン性にも優れた鍵やドアノブを選ぶことで、インテリアの雰囲気を損なうことなく、セキュリティ対策を行うことができます。例えば、マットブラックのドアノブは、スタイリッシュで高級感があり、様々なインテリアに合わせやすいでしょう。
  • 目立たない防犯カメラ:小型でデザイン性の高い防犯カメラを選ぶことで、インテリアに溶け込ませることができます。例えば、ブラウン系の木目調カメラは、落ち着いた雰囲気のインテリアにも自然に馴染みます。

まとめ

賃貸マンションでの鍵穴へのいたずらによる修理費用負担問題は、賃貸借契約に基づいた責任の所在を明確にする必要があります。証拠をしっかり集め、管理会社や大家さんとの交渉に臨みましょう。交渉が難航する場合は、弁護士に相談することをお勧めします。また、今回の経験を踏まえ、玄関ドアのセキュリティ対策を強化し、安心して暮らせる環境を整えることも重要です。

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