賃貸マンションの遮音性チェック!3階建て3階の中部屋の防音性能は?

以下の物件の遮音性は如何だと思いますか? 1Kの賃貸マンションで3階建ての3階で中部屋です。 外壁 タイル貼り +コンクリート厚180mm +低発泡スチロール断熱材50mm +空気層10mm(下地150mmピッチ) +プラスターボード9.5mm +クロス仕上げ。 窓 アルミサッシ +樹脂サッシ の2重サッシ。 界壁(隣接住戸間の壁) クロス仕上げ +プラスターボード9.5mm +空気層10mm(下地150mmピッチ) +低発泡スチロール断熱材50mm +コンクリート厚180mm +低発泡スチロール断熱材50mm +空気層10mm(下地150mmピッチ) +プラスターボード9.5mm +クロス仕上げ 総厚319mm。 床 フローリング12mm +パーチィクルボード20mm +空気層118mm +コンクリート厚150mm +低発泡スチロール断熱材50mm +空気層10mm(下地150mmピッチ) +プラスターボード9.5mm +クロス仕上げ (床仕上げから下階天井仕上げまで)で総厚369.5mm。 また、1階だと上階の音が気になるレベルでしょうか? 換気口等からの音漏れは除外して、一般的な話として教えて下さい。補足線路脇の物件だそうです。(JRで貨物も通るようです)

物件の遮音性に関する詳細解説

ご質問ありがとうございます。3階建て3階の中部屋、しかも詳細な壁・床・窓の構造が記載されているので、遮音性について詳しく分析できます。結論から言うと、この物件は一般的な賃貸マンションと比較して、高い遮音性能を有している可能性が高いです。しかし、いくつかの注意点も考慮する必要があります。

外壁、界壁、床の遮音性能

* 外壁:タイル貼り、コンクリート180mm、断熱材50mm、空気層と、多層構造になっているため、外部からの騒音(交通騒音など)に対しては比較的高い遮音効果が期待できます。特に、コンクリートの厚さが180mmあるのは大きなポイントです。
* 界壁:総厚319mmという厚みは、一般的な賃貸マンションの界壁を大きく上回ります。二重構造のコンクリートと断熱材、空気層の組み合わせは、隣室からの生活音への遮断に効果的です。
* :総厚369.5mmという厚みは、上階からの衝撃音(足音など)に対して高い遮音性を示唆します。空気層の厚さ118mmも効果的です。コンクリートスラブと複数の断熱層が、音を効果的に吸収・遮断する役割を果たします。

窓の遮音性能

アルミサッシと樹脂サッシの2重サッシは、外部からの騒音、特に交通騒音の低減に非常に効果的です。アルミサッシは堅牢で、樹脂サッシは振動吸収性に優れているため、組み合わせることで遮音性能が向上します。

線路脇の物件であることの影響

JR貨物列車の走行音は、一般的な生活騒音とは異なり、低周波成分が強く、遮音設計が難しい場合があります。物件の遮音性能が高いとはいえ、線路からの距離や列車の本数によっては、低周波ノイズが気になる可能性があります。事前に現地で騒音レベルを確認することを強くお勧めします。

1階における上階の音

3階建ての最上階であるため、上階からの騒音の影響を受けることはありません。しかし、1階に住む場合、上階からの生活音は気になるレベルになる可能性があります。床の構造は遮音性に優れていますが、衝撃音は完全に遮断できないため、上階の住民の生活習慣によっては、気になる場合があります。

専門家の視点

建築音響の専門家によると、遮音性能は材料だけでなく、施工精度にも大きく左右されます。設計図上の性能と実際の性能が異なる場合もあります。そのため、実際に物件を訪問して、騒音レベルを確認することが重要です。

具体的なアドバイス

* 現地での騒音確認:昼夜問わず、数時間滞在して騒音レベルを確認しましょう。特に、線路からの騒音、隣室からの生活音、上階からの足音などを注意深く確認してください。
* 窓の開閉テスト:窓を開けた状態と閉めた状態での騒音レベルの違いを確認しましょう。2重サッシの効果を実感できます。
* 管理会社への確認:遮音性能に関する資料や、過去の入居者からの苦情の有無などを確認しましょう。
* 防音対策グッズの検討:万が一、気になる騒音があった場合に備えて、カーペット、防音カーテンなどの防音対策グッズを検討しましょう。

まとめ

この物件は、構造上、遮音性能が高いと考えられますが、線路の近接という特殊な状況と、実際の居住環境は異なる可能性があることを考慮する必要があります。必ず現地で騒音を確認し、ご自身の感覚で判断することが大切です。

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