賃貸マンションの遮音性チェック!隣の音、本当に隣から?

賃貸の遮音性について。 一人暮らしをしている大学生です。前の物件で隣の騒音に悩まされて引っ越しをしました。 そのため、今住んでいる物件は遮音性を重視して決めました。 今住んでいる物件は ・鉄筋コンクリート造 ・築12年 ・角部屋 ・最上階(4階建ての2階ですが、マンションの構造上最上階) ・隣との壁は叩くと軽い音がしますが、コンクリートが入っているとのこと(オーナーに確認済み) ・換気扇をつけるとドアや窓を開けにくくなるため、気密性は高い方(だと思います) です。 質問ですが、この物件は比較的遮音性があると思いますか?もちろん賃貸なのでたかが知れているとは思います。 実は今日壁についている電気のスイッチをつけるような音が聞こえてきたため、壁が薄いのではないかと心配になっています。 隣の方は社会人の男性で、普段はとても静かなので何も問題はないのですが、もし壁が薄いとしたらこちらの音が隣に聞こえているかもしれないと不安です。 また、隣から聞こえてくると思っていた音が実は下の部屋や斜め上の部屋からだったということはありますでしょうか?

賃貸マンションの遮音性:期待値と現実

一人暮らしの大学生の方、前の物件での騒音トラブルの経験から、現在の住まいの遮音性を気にされているとのこと、よく分かります。鉄筋コンクリート造、築12年、角部屋、最上階という条件は、一般的に遮音性が高いと期待できる要素です。しかし、賃貸マンションの遮音性は、新築の高級マンションと比べれば、どうしても限界があります。完璧な遮音性を求めるのは難しいと認識しておきましょう。

物件の遮音性:現状分析

ご自身の物件の特徴を改めて整理してみましょう。

  • 鉄筋コンクリート造:遮音性が高い素材です。これは大きなプラス要素です。
  • 築12年:築年数は遮音性に影響します。経年劣化で、多少の遮音性能の低下は考えられますが、12年であればまだ比較的良好な状態と言えるでしょう。
  • 角部屋:隣接する部屋が少ないため、騒音源が少なくなる傾向があります。
  • 最上階:上の階からの騒音がないのは大きなメリットです。ただし、屋根裏の構造によっては、外部の音や振動が伝わりやすくなる可能性もあります。
  • 隣との壁:コンクリートが入っているとのことですが、コンクリートの厚さや施工方法によって遮音性は大きく変わります。軽い音がするという点は、やや懸念材料です。
  • 高い気密性:これは遮音性とは直接関係ありませんが、空気の伝搬による音の漏れを防ぐ効果があるため、間接的に遮音性を高める可能性があります。

電気スイッチの音という具体的な事例を挙げられていますが、これは壁の薄さだけでなく、建物の構造や配管の配置など様々な要因が考えられます。隣室からの音と断定するのは早計です。

隣の音、本当に隣から?音の伝わり方

マンションでは、音が直接壁や床を伝わってくるだけでなく、空気や配管を通して伝わることもあります。

音の伝わり方:

  • 空気伝搬:最も分かりやすい伝わり方です。壁や窓の隙間から音が漏れてきます。
  • 固体伝搬:壁や床、配管などを伝わって音が伝わります。特に、配管は共鳴しやすいので、遠くの音も聞こえやすくなります。
  • 共鳴:建物の構造や素材によって、特定の周波数の音が共鳴し、大きく聞こえることがあります。

そのため、隣から聞こえてくると思っていた音が、実は下の階や斜め上の階、あるいは共用部分からの音である可能性は十分にあります。

遮音性を高める具体的な対策

賃貸マンションで完璧な遮音性を確保するのは難しいですが、いくつかの対策で騒音を軽減できます。

手軽な対策:

  • カーテンやカーペット:遮音効果のあるカーテンや厚手のカーペットを敷くことで、ある程度の騒音軽減が期待できます。特に、窓からの音の侵入を防ぐ効果があります。
  • 家具の配置:壁際に背の高い家具を置くことで、音の反射を防ぎ、騒音を軽減する効果があります。また、間仕切りとして本棚などを活用するのも有効です。
  • 防音グッズ:100均などでも手軽に購入できる防音シートや吸音材などを活用しましょう。効果は限定的ですが、気になる箇所に貼ることで改善が見られる場合があります。

費用のかかる対策:

  • 窓の防音対策:二重窓や防音窓への交換は高額ですが、効果は大きいです。賃貸の場合は、オーナーに相談が必要になります。
  • 壁の防音対策:壁に防音パネルを取り付けるなどの対策も考えられますが、賃貸の場合はオーナーの許可が必要で、原状回復義務にも注意が必要です。専門業者に相談しましょう。

専門家への相談

どうしても騒音に悩まされる場合は、専門家(建築士、不動産会社など)に相談することも有効です。騒音の原因特定や、適切な対策方法についてアドバイスをもらえます。

まとめ

賃貸マンションの遮音性は、物件によって大きく異なります。完璧な遮音性を期待するのは難しいですが、ご紹介した対策を組み合わせることで、騒音問題を軽減できる可能性があります。まずは、手軽な対策から試してみて、それでも改善が見られない場合は、専門家への相談を検討しましょう。騒音問題は、精神的なストレスにも繋がりますので、早めの対応が大切です。

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