賃貸マンションの角部屋で起こる、乾燥と結露の同時発生と壁の腐食問題

乾燥と結露が同時に起こります。賃貸マンションの角部屋に住んでいるのですが、窓側の床に石膏ボードにそって水がたまります。最初は窓から結露が伝うのかな、と思ったのですが、壁やカーテンはいっさい濡れていません。また、窓がない部分の床にも石膏ボードにそってびっしょりになります。部屋自体は、ガスストーブなのもあり、のどや肌に影響が出るぐらい乾燥していることもありますが、そういう日にも床には水がたまります。管理人さんに相談したら除湿機を貸してくれましたが効果なし。最近、窓の下の壁紙が剥がれてきました。しかも、よくよくみたら木材が腐って?ポロポロと柔らかくなっていました。これについても管理人さんに改めて相談したところ、除湿機の使い方がおかしいんじゃないか、部屋が乾燥してるなんて有り得ない。絶対おかしい。と強く否定され…滅入っています。乾燥してれば結露はつかない、という理屈はわかりますが、実際おこっている以上どうしようもないといいますか…。知り合いに相談したら、壁の内側の鉄骨?とかに結露したのが部屋に漏れ出しているんじゃないか、と言われました。来週、管理人さんが違う除湿機を貸してくれることになってはいますが、正直改善されない気がして不安です。石膏ボードというのは、壁の下の方にあるボードのことです。拙い説明ではありますが、回答宜しくお願いします。補足回答ありがとうございます。ちなみに、ガラスにはびっちり?結露するので結露防止テープをはってます(びっしょりになるので時々取り替えてます)が窓ガラスから床に垂れている形跡は全くみられません。◆部屋の壁と外壁の間の空間で結露?したり結露が凍る(それが部屋に漏れ出す)という現象はおこるのでしょうか?引き続き宜しくお願いしますo(_ _*)o

乾燥と結露が同時に起こる原因とは?

ご質問にあるように、乾燥しているのに結露が発生し、さらに壁材の腐食まで起きている状況は非常に深刻です。これは、一般的な結露とは異なる原因が考えられます。単なる窓ガラスからの結露であれば、壁やカーテンが濡れるはずです。しかし、ご質問では壁やカーテンは濡れていないのに、床に水が溜まっている点が大きなポイントです。

考えられる原因1:壁体内結露

ご友人の指摘にもあるように、壁体内結露の可能性が高いです。これは、壁内部の構造材(鉄骨や木材)で結露が発生し、それが壁を伝わって床に漏れている状態です。外壁と内壁の間に断熱材が不足していたり、断熱材の施工不良、通気が悪いなど、様々な原因が考えられます。特に、角部屋は外壁に面する面積が広く、冷気が侵入しやすいため、壁体内結露が起こりやすい傾向があります。

考えられる原因2:漏水

もう一つの可能性として、配管からの漏水も考えられます。壁の中に水道管や排水管が通っている場合、それらの経年劣化や破損によって漏水が発生し、石膏ボードに沿って水が流れ出ている可能性があります。この場合、乾燥しているかどうかとは関係なく、水が常に発生します。

考えられる原因3:基礎からの湿気

建物の基礎部分からの湿気が、壁を伝わって上昇し、結露している可能性もあります。特に、古い建物や基礎の防水処理が不十分な建物では、この現象が起こりやすいです。

管理会社への対応と具体的な対策

管理会社は、除湿機の使用方法に問題があると主張していますが、壁体内結露や漏水であれば、除湿機では根本的な解決にはなりません。以下の点を管理会社に強く主張し、適切な対応を求めましょう。

  • 状況説明:現状の状況を写真や動画で記録し、管理会社に提示しましょう。特に、壁紙の剥がれや木材の腐食状況は重要な証拠となります。
  • 専門家への依頼:建築士や不動産鑑定士などの専門家に状況を調査してもらい、原因を特定してもらうよう要求しましょう。この費用は、管理会社が負担すべきです。
  • 修繕の要求:原因が特定されたら、適切な修繕を要求しましょう。壁体内結露であれば、断熱材の増設や換気システムの改善が必要になります。漏水であれば、配管の修繕が必要です。
  • 健康被害への懸念:カビの発生やアレルギーなどの健康被害のリスクを伝え、早急な対応を求めましょう。

専門家の視点:建築士の意見

建築士の視点から見ると、乾燥しているにも関わらず結露が発生し、木材が腐っている状況は、明らかに建物本体の欠陥を示唆しています。特に、角部屋で壁体内結露が発生しやすいのは事実です。適切な断熱と通気設計がされていないと、外気温の影響を受けやすく、結露が発生しやすくなります。

具体的なアドバイス

管理会社との交渉が難航する場合は、弁護士や専門機関に相談することを検討しましょう。居住者の安全と健康を守るため、積極的に行動することが重要です。

結露防止対策

現状の問題解決とは別に、結露防止のための対策も並行して行いましょう。

  • 窓の結露対策:結露防止テープに加え、窓を開けて換気をする、窓際に観葉植物を置くなどの対策も有効です。
  • 室内の湿度管理:湿度計で室内の湿度を常にチェックし、必要に応じて除湿機を使用しましょう。ただし、今回のケースのように壁体内結露が原因の場合は、除湿機だけでは効果がありません。
  • 換気:こまめな換気は、室内の湿気を排出するのに効果的です。窓を開けるだけでなく、換気扇を使用するのも有効です。

まとめ

乾燥と結露が同時に発生し、壁材が腐食している状況は、放置すると健康被害や建物の損傷につながる可能性があります。管理会社に適切な対応を求め、専門家の意見を聞きながら問題解決に取り組むことが重要です。 ご自身の権利を主張し、安全で快適な住環境を取り戻せるよう、頑張ってください。

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