賃貸マンションの結露とカビ対策:管理会社との適切な対応とは?

賃貸マンションのカビについて。築15年のマンションの3階に住んでいますが、カビの被害がすごいです。入居して半年ですが、北側にある玄関の備え付けの下駄箱にカビが繁殖し、普段履かない靴がカビて真っ白になりました。もちろん下駄箱の木枠もカビてます。北側の部屋の窓の下には、換気をしていても水溜まりができる程で、冊子もカビだらけ。窓から30センチ程度離しているベッドの側面も真っ白になっていました。結露がすごいので、北の部屋では暖房なし+できる限りの換気はしていました。この旨を管理会社に伝えたところ、「そんなにカビがひどいってことは換気不足、退室時には全部綺麗にしてもらう(カビてるところの張り替えは請求する)」と言われました。普通はこういう対応なんですか?カビた靴を弁償してもらいたい位なのに…。

築15年マンションにおけるカビ問題の深刻さ

築15年のマンション、特に北側の部屋は、断熱性能や窓の性能によっては結露が発生しやすく、カビの繁殖リスクが高いです。 入居者様は、半年という短い期間で下駄箱、書籍、ベッドなど広範囲にカビ被害を受けており、深刻な状況と言えるでしょう。 結露によるカビ問題は、居住者の健康被害にも繋がるため、早急な対策が不可欠です。

管理会社の対応:妥当性と改善点

管理会社の「換気不足」という指摘は、カビ発生の一因として正しい部分もありますが、築年数の経過による建物の老朽化や、そもそも建物の断熱性能の低さも考慮すべきです。 単に「換気不足」と断じるのは、問題の本質を見落としている可能性があります。 退去時の原状回復義務はありますが、入居時からの既存の欠陥によるカビ被害については、管理会社が責任を負うべきケースも少なくありません。 カビた靴の弁償については、状況証拠が揃えば請求できる可能性があります。

結露とカビ対策:具体的なステップ

では、具体的にどのような対策を講じるべきでしょうか? 以下に、実践的なアドバイスをまとめました。

1. 原因究明と管理会社への再交渉

まず、カビの発生原因を明確にすることが重要です。 写真や動画でカビの状況を記録し、管理会社に改めて状況を説明しましょう。 専門業者による調査を依頼し、建物の状態や結露の原因を特定してもらうことを提案するのも有効です。 専門家の意見を提示することで、管理会社の対応を促すことができます。 交渉の際には、冷静に事実を伝え、具体的な改善策を求めることが大切です。 必要に応じて、弁護士や住宅相談窓口に相談することも検討しましょう。

2. 効果的な換気方法

換気はカビ対策に重要ですが、単に窓を開けるだけでは不十分な場合があります。 24時間換気システムの稼働状況を確認し、適切に機能しているか確認しましょう。 窓を開ける際は、対角線上に窓を開けて空気の流れを作るのが効果的です。 また、除湿機の使用も有効です。 特に梅雨時期や冬場は、除湿機を効果的に活用することで結露を抑制できます。

3. 適切な室温管理

北側の部屋は、特に冬場は室温が低くなりやすく結露が発生しやすいです。 暖房の使用を検討しましょう。 エアコンだけでなく、石油ファンヒーターや電気ストーブなども有効です。 ただし、暖房器具の使用には、火災予防や安全面にも注意が必要です。

4. カビ対策グッズの活用

市販のカビ取り剤や防カビ剤を使用することも有効です。 ただし、使用前に必ず使用方法をよく確認し、換気を十分に行いながら使用しましょう。 下駄箱など、通気性の悪い場所には、乾燥剤除湿剤を置いておくのも効果的です。

5. 家具の配置と選び方

家具の配置にも工夫が必要です。 壁際に家具を置く場合は、壁と家具の間に隙間を作ることで通気を確保しましょう。 また、通気性の良い素材の家具を選ぶことも重要です。 ベッドの側面にカビが発生したとのことですが、通気性の良いベッドフレームを選ぶことをおすすめします。

6. 定期的な清掃

カビの発生を防ぐためには、定期的な清掃が不可欠です。 掃除機や雑巾で汚れを落とすだけでなく、カビ取り剤を使用して徹底的にカビを除去しましょう。 特に、水回りや湿気の多い場所はこまめな清掃が必要です。

専門家の視点:建築士の意見

建築士の視点から見ると、築15年のマンションにおける結露問題は、建物の断熱性能の低さが大きく影響している可能性があります。 窓の断熱性能が低い場合、外気温の影響を受けやすく、結露が発生しやすくなります。 窓の断熱リフォームも検討する価値があります。 また、外壁の断熱材の劣化も考えられます。 管理会社に、建物の状態を専門業者に調査してもらうよう依頼しましょう。

まとめ

賃貸マンションでのカビ問題は、入居者と管理会社双方で責任を共有し、解決していく必要があります。 管理会社との適切な交渉と、効果的なカビ対策を組み合わせることで、健康的な住環境を取り戻せるはずです。 この記事で紹介した対策を参考に、快適な生活を送ってください。

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