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築22年賃貸マンションにおける結露とカビ問題:原因と対策
妊娠中にも関わらず、結露とカビに悩まされているとのこと、大変お辛い状況ですね。築22年の賃貸マンション、しかもリフォーム済みとはいえ、古い建物の構造上の問題や、リフォームの際に考慮されていない部分などが原因で、結露やカビが発生している可能性があります。まずは、冷静に状況を整理し、不動産会社への対応を検討していきましょう。
結露とカビ発生の原因を特定する
まず、カビが発生した原因を特定することが重要です。今回のケースでは、以下の点が考えられます。
- 外壁からの冷気:築22年の建物は、断熱性能が低い可能性があります。特に、南西角部屋で、外壁からの冷気が室内に侵入しやすく、窓や壁面に結露が発生しやすくなっていると考えられます。特に出窓は、外気に直接触れる面積が大きいため、結露の発生リスクが高まります。
- 換気不足:毎日換気をしているとのことですが、換気量が不足している可能性があります。窓を開ける時間や頻度、換気扇の使用状況などを改めて確認してみましょう。特に、タンスと壁の間にカビが発生していることから、その部分の通気が悪いことが推測されます。
- 壁体内結露:リフォーム時に壁内の断熱材が適切に施工されていない場合、壁体内結露が発生し、カビの発生につながる可能性があります。これは目視では確認しにくいため、専門家の調査が必要となる場合があります。
- タンスの配置:タンスを壁にぴったりつけているため、壁とタンスの間に空気の循環がなく、湿気がこもりやすくなっている可能性があります。タンスと壁の間に隙間を作る、または通気性の良いタンスを使用するなどの対策が必要です。
不動産会社への連絡と対応
カビの発生は、居住者の責任とは言い切れません。特に、今回のケースのように、リフォーム済みであるにも関わらず、短期間でカビが発生している場合は、建物の構造的な問題や施工不良の可能性が高いです。
不動産会社に連絡する際には、以下の点を伝えましょう。
- 発生状況:窓枠、タンス、壁などに発生しているカビの写真や動画を証拠として提示しましょう。
- 発生時期:いつ頃からカビが発生し始めたのかを明確に伝えましょう。
- 日々の換気状況:毎日換気をしていることを伝え、具体的な時間や頻度を説明しましょう。
- 要望:壁紙の張り替え、タンスの交換、もしくは他の物件への転居を希望していることを伝えましょう。妊娠中であることも伝え、健康への影響を懸念していることを強調しましょう。
専門家の意見を参考にする
不動産会社との交渉が難航する場合は、専門家の意見を参考にすることをお勧めします。
- 建築士:建物の構造的な問題や施工不良について、客観的な意見を求めることができます。
- 不動産鑑定士:カビによる住宅の価値減少について、評価してもらうことができます。
専門家の意見を証拠として提示することで、不動産会社との交渉を有利に進めることができます。
予防策と改善策
今後のカビ対策として、以下の点を心がけましょう。
- 定期的な換気:窓を開ける換気だけでなく、換気扇を積極的に使用しましょう。特に、浴室やキッチンはこまめな換気が重要です。24時間換気システムがあれば、適切に稼働させてください。
- 除湿:梅雨時期や冬場は、除湿機を使用することで、室内の湿度を下げることができます。エアコンの除湿機能も有効です。
- 湿度管理:室内の湿度を50%以下に保つことが重要です。湿度計を使用して、室内の湿度を常にチェックしましょう。
- 家具の配置:壁に家具をぴったりつけず、空気の循環を確保しましょう。タンスなどの底面には、通気性を高めるための脚をつけるのも有効です。
- 掃除:定期的に掃除を行い、カビの発生を防ぎましょう。特に、窓枠や壁などの湿気がたまりやすい場所は、こまめに拭いて清潔に保ちましょう。
まとめ
妊娠中という状況も考慮し、まずは不動産会社に冷静に現状を伝え、適切な対応を求めましょう。証拠となる写真や動画を準備し、専門家の意見を参考にすることも有効です。 適切な換気と湿度管理を心がけ、今後のカビ発生を防ぐ対策も同時に行いましょう。