賃貸マンションの畳のへこみと家具配置:弁償の有無と対策

昨年引っ越した、築年数40年近くたつ古い分譲リースの賃貸マンションなんですが、古いタイプなので、畳の部屋とカーペット敷きの部屋に分かれていて、フローリングはありません。娘の部屋が畳敷きのほうなのですが、学習机などを置くことに迷っています。入居した時点で、畳は張り替えられておらず、かなり年季が入っています。カーペット敷きの部屋はリビングのため、子供部屋にするのは無理です。上記の点、踏まえまして、子供部屋に学習机またはベッドと一体型の机を置いていいものか悩んでいます。すでに古い畳だったとしても、退去時に机や椅子などのへこみを問われ、畳の張替を要求されるのかしら?と。

築年数の古い賃貸マンションでの畳のへこみ問題

築40年近い賃貸マンションで、畳のへこみを心配されているとのこと、ごもっともなご心配です。古い畳は、もともとへこみや傷みがある場合が多く、入居時の状態をしっかりと把握しておくことが重要です。退去時の修繕費用負担を避けるためには、入居前に現状を写真や動画で記録し、管理会社に確認してもらうことを強くお勧めします。

入居時の状態の確認と記録

まず、入居前に畳の現状を詳細に記録することが大切です。写真撮影だけでなく、動画撮影もおすすめです。特にへこんでいる箇所や傷み具合を、複数方向から撮影し、記録しておきましょう。そして、その記録を管理会社に提出・共有し、入居時の状態について合意を得ておくことが重要です。この記録は、退去時のトラブルを回避する上で非常に有効な証拠となります。

畳のへこみと弁償:ケースバイケース

畳のへこみが、入居時の状態によるものなのか、居住者によるものなのかを判断するのがポイントです。入居時にすでにあったへこみは、原則として弁償の対象外です。しかし、入居後にできた新しいへこみは、弁償を求められる可能性があります。

重要なのは、入居時の状態と退去時の状態の比較です。 入居時の記録があれば、退去時に新たなへこみが発生したかどうかを明確に判断できます。

専門家(不動産会社)の意見

不動産会社に相談することで、具体的な対応策や、弁償の有無について専門的なアドバイスを受けることができます。契約書の内容や、過去の事例なども考慮して判断してくれるでしょう。

子供部屋への家具配置:へこみを防ぐ対策

娘さんの学習机やベッドを置くことは、十分可能です。しかし、畳への負担を軽減するための対策が必要です。

へこみを防ぐための具体的な対策

  • コンパネや合板の使用:最も効果的な方法は、机やベッドの下にコンパネや合板を敷くことです。これにより、家具の重さが畳に直接かかるのを防ぎ、へこみを大幅に軽減できます。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
  • 家具の脚の保護:家具の脚にフェルトなどの保護材を貼ることで、畳への摩擦を減らし、傷つきにくくします。100円ショップでも購入可能です。
  • 家具の配置:家具を移動させる際に、畳を傷つけないように注意しましょう。重い家具は、複数人で協力して移動するのが安全です。
  • 定期的な点検:定期的に畳の状態をチェックし、へこみが進行していないか確認しましょう。早期発見することで、対処が容易になります。
  • 防湿シートの使用:畳の下に防湿シートを敷くことで、湿気による畳の劣化を防ぎ、へこみを抑制する効果も期待できます。

これらの対策を講じることで、畳への負担を最小限に抑え、退去時のトラブルを回避する可能性が高まります。

学習机・ベッド一体型を選ぶメリット

学習机とベッドが一体型になっている家具は、省スペースで畳への負担を軽減する上でメリットがあります。設置面積が小さくなるため、集中荷重が少なく済みます。ただし、娘さんの身長や学習スタイルに合ったサイズを選ぶことが重要です。

まとめ:記録と対策が鍵

賃貸マンションでの畳のへこみ問題は、入居時の状態の記録と、適切な対策によって回避できます。入居前に現状を写真や動画で記録し、管理会社に確認しておきましょう。そして、家具を配置する際には、コンパネや合板の使用、家具の脚の保護など、具体的な対策を講じることで、畳への負担を最小限に抑え、安心して生活できます。不明な点があれば、不動産会社に相談することをお勧めします。

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