賃貸マンションの玄関結露問題と対策:湿度対策から窓周りの工夫まで

結露についての質問です。現在婚約者と2人で賃貸マンション(1K・築2年・分譲マンション)に去年の今頃から住んでいます。冬になり玄関の扉付近の結露がひどくなりたまに水滴が玄関の外に漏れ出ししみになります(水溜りほどにはならないのですが)。これに対し、管理人が毎日のようにうちの玄関に注意・警告の紙を貼っていくのです。内容は「200世帯近くあってこんなに結露が出ている部屋は他にない。」とか「汚さないでください。今度詳しく部屋のオーナーと一緒に話を聞かせてください」などです。悪気も無く故意にやっているわけでもないので正直私たちも困っています。以前まで住んでいた部屋でもこんなに結露がひどくなったことはなかったので(窓ガラスにつく程度でした)どうしてなのかわかりません。思い当たるとすれば彼が毎朝お風呂(玄関から近いです)に入ることやエアコンを一切使わないことによりうちの部屋の湿度が高いこと(乾燥対策に加湿器も使ってます)です。何か対策等ありましたらおしえてください。

賃貸マンションの玄関結露の原因を探る

築2年と比較的新しいマンションで、玄関扉の結露が深刻な状況とのこと、ご心配ですね。管理人の方からの注意書きも頻繁に貼られるとなると、余計なストレスになります。まずは、結露の原因を特定することが重要です。質問文から考えられる原因と、それ以外の可能性を検討してみましょう。

考えられる原因

* **室内の高湿度:** ご指摘の通り、ご婚約者様がお風呂に入られる際の水蒸気と、加湿器の使用、エアコン非使用による室内の高湿度が大きな要因と考えられます。特に、玄関は外気と接する部分であり、温度差によって結露が発生しやすい場所です。お風呂場と玄関の距離が近いことも影響している可能性があります。
* **玄関扉の断熱性:** マンションの玄関扉の断熱性能が低い可能性も考えられます。特に、外壁と接する部分の断熱材が不足していたり、扉自体の断熱性能が低いと、室温と外気温の差が大きくなり、結露が発生しやすくなります。
* **換気不足:** 換気が不十分な場合、室内の湿気がこもりやすく、結露を悪化させます。
* **玄関周りの構造:** 玄関周りの構造、例えば、外壁の材質や通気性、玄関前の庇の有無なども影響する可能性があります。

その他の可能性

* **建物の構造上の問題:** まれに、建物の構造的な問題で特定の部屋に結露が発生しやすい場合があります。これは、専門家による調査が必要となる可能性があります。
* **玄関扉の隙間:** 玄関扉と枠の間に隙間があり、そこから冷たい空気が侵入し、結露を促進している可能性があります。

玄関結露対策:具体的なステップ

では、具体的な対策をステップごとに見ていきましょう。

ステップ1:室内の湿度管理

* **換気の徹底:** こまめな換気が最も効果的です。窓を開けて換気する際は、玄関ドアも少し開けて、部屋全体の空気を入れ替えるようにしましょう。特に、お風呂上りは必ず換気扇を回し、窓を開けて換気をしましょう。
* **加湿器の使用量の見直し:** 加湿器の使用頻度や量を見直しましょう。湿度計を使って室内の湿度を常にチェックし、50%程度に保つように調整します。湿度が高いと結露しやすくなります。
* **浴室乾燥機の活用:** 浴室乾燥機があれば、お風呂上りに使用して浴室の湿気を除去しましょう。
* **除湿機の導入:** 特に冬場は、除湿機を併用することで、室内の湿度を効果的にコントロールできます。除湿機は、結露対策に非常に効果的です。

ステップ2:玄関周りの工夫

* **玄関扉の断熱対策:** 玄関扉に断熱シートやカーテンなどを設置することで、断熱性を高め、結露を抑制できます。市販の断熱シートは手軽に貼れるのでおすすめです。
* **隙間風対策:** 玄関扉と枠の間に隙間がある場合は、隙間テープなどを利用して隙間を塞ぎましょう。これにより、冷たい空気の侵入を防ぎ、結露を軽減できます。
* **吸湿材の活用:** 玄関内に除湿剤や吸湿材を置くことで、空気中の水分を吸収し、結露を抑制する効果が期待できます。

ステップ3:管理会社・大家さんへの相談

* **状況説明:** 管理会社や大家さんに、結露の状況とこれまで行った対策を説明しましょう。写真や動画で状況を伝えることで、より理解を得やすくなります。
* **専門家への依頼を検討:** 管理会社や大家さんが対応に難色を示す場合、または状況が改善しない場合は、建築士や不動産会社などに相談し、専門家の意見を仰ぎましょう。建物の構造的な問題の可能性も検討する必要があります。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、玄関の結露は、建物の断熱性能や換気システム、そして生活習慣が複雑に絡み合って発生します。管理人の方の「他にない」という発言は、他の居住者の生活習慣や建物の状態との比較がされていない可能性があり、必ずしも客観的な事実とは限りません。

まずは、ご自身でできる対策を徹底し、その上で管理会社や大家さんと冷静に話し合うことが重要です。写真や動画で状況を記録しておき、具体的な改善策を提案することで、より建設的な話し合いを進められるでしょう。

まとめ:継続的な対策と記録が重要

玄関の結露問題は、すぐに解決できるものではありません。継続的な対策と、その効果を記録しておくことが重要です。改善が見られない場合は、専門家の意見を聞きながら、適切な解決策を見つけていきましょう。 管理人の方への対応も、冷静に記録を残しながら進めることで、トラブルを回避できる可能性が高まります。 快適な生活を送るためにも、諦めずに積極的に対策に取り組んでください。

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