賃貸マンションの湿気対策と不動産会社への対応

部屋の湿気で悩んでいます。 先月引っ越しをしました。3LDKの賃貸物件で2階です。 南向きのリビングと隣の和室は特に問題はないのですが、北東にある二部屋のみとてもひどいです。 壁にクッションを立て掛けていましたが、数週間でびっしりカビだらけになりました。 北の主人の仕事部屋はドア部分がびしょびしょ、書類や本はふやけています。 PC類等もおいているので故障が心配です。本棚は引っ越して一か月経たないうちにカビだらけになりました。 よく見ると部屋じゅうの壁紙もふやけてちゃんと貼られていません。 基本的に和室とリビングで今は生活しています。(一室を寝室にするつもりでしたがとても寝られません) 考えられる原因と対策方法を教えてください。 湿気の多い二部屋にはあまりいないので暖房等はつけていないことがほとんどです。 主人はお風呂場のお湯のせいでは?と言うのですが、廊下もありますし距離的に考えにくいと思っています。 また、引っ越してきたばかりですのでブラック物件に住まわされた気分でとても不愉快です。 対策にかかる費用等、何か不動産業者や賃貸の管理会社等に保障などしていただけたりはしないのでしょうか? 3LDKに越してきたのに結局二部屋はすごい湿気で使えず意味がないので引っ越したいです。 何かアドバイスをお願いいたします。

深刻な湿気問題:原因の特定と対策

3LDKの賃貸マンションで、北東向きの二部屋に深刻な湿気問題が発生しているとのこと、大変お困りのことと思います。まず、考えられる原因をいくつか挙げ、具体的な対策と、不動産会社への対応についてご説明します。

1. 建物の構造的問題

* 外壁の断熱性・防水性の不足: 北東向きの部屋は日当たりが悪く、外壁の断熱性や防水性が不十分だと、外からの湿気が侵入しやすくなります。特に古い建物や、施工不良が疑われる場合は、この可能性が高いです。壁の結露や、壁紙の剥がれは、この問題を示唆しています。
* 基礎部分の防水不良: 建物の基礎部分に防水処理が不十分な場合、地中からの湿気が建物内部に侵入することがあります。特に、地下室や半地下のある建物では注意が必要です。
* 換気不足: 湿気がこもりやすい北東向きの部屋では、適切な換気が行われていないと、湿気が溜まりやすくなります。窓の開閉が困難な構造や、換気扇の故障なども考えられます。

2. 生活習慣

* 乾燥対策不足: 湿気の多い時期は、除湿機や換気扇などを活用して積極的に乾燥対策を行う必要があります。暖房を使用しないとのことですが、特に冬場は、空気の乾燥が重要です。
* 洗濯物の室内干し: 室内干しは、部屋の湿度を大幅に上昇させます。可能であれば、浴室乾燥機や物干し竿などを活用して、屋外で洗濯物を乾かすことをお勧めします。

3. その他

* 配管の漏水: 配管の老朽化や破損によって、水が漏れている可能性があります。壁や床に湿気を感じたら、配管の点検を依頼しましょう。
* 隣接する部屋からの湿気: 浴室やキッチンからの湿気が、隣接する部屋に侵入している可能性も考えられます。浴室の換気扇の確認や、キッチンの換気扇の適切な使用など見直してみましょう。

具体的な対策

1. 除湿対策

* 除湿機: コンプレッサー式除湿機は、高い除湿能力を持つため、湿気の多い部屋に最適です。
* 除湿剤: クローゼットや本棚など、狭い範囲の除湿には、除湿剤が効果的です。
* 換気: 定期的に窓を開けて換気を行い、湿気を排出しましょう。特に、朝晩は気温差が大きいため、効果的です。

2. 防カビ対策

* カビ取り剤: カビが発生している箇所には、カビ取り剤を使用し、しっかりと清掃しましょう。
* 防カビ剤: カビの再発を防ぐために、防カビ剤を塗布しましょう。
* 定期的な清掃: 定期的に部屋の清掃を行い、湿気やカビの発生を防ぎましょう。

3. 断熱・防水対策

* 窓の断熱対策: 窓に断熱シートやカーテンなどを設置することで、外からの湿気の侵入を防ぎます。
* 壁の断熱対策: 外壁の断熱性を高めることで、結露を防ぎます。専門業者に相談し、適切な断熱材の施工を検討しましょう。

不動産会社への対応

現状は、賃貸物件としての居住性を著しく損なっているため、不動産会社に連絡し、状況を説明することが重要です。

* 写真や動画の撮影: 壁のカビ、壁紙の剥がれ、ドアの湿気など、現状を写真や動画で記録しておきましょう。
* 証拠の保存: 記録した写真や動画は、証拠として保存しておきましょう。
* 修理・補修の依頼: 不動産会社に、修理・補修を依頼しましょう。修理・補修ができない場合は、家賃減額や契約解除を交渉しましょう。
* 専門家の意見: 必要であれば、建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談し、客観的な意見を聞きましょう。

重要: これらの対応は、書面で行うことをお勧めします。メールや手紙で記録を残すことで、後々のトラブルを避けることができます。

引っ越しについて

現状では、二部屋が使用できない状態であるため、引っ越しを検討することも妥当な選択肢です。契約内容を確認し、解約に関する条件などを不動産会社とよく話し合ってください。

専門家の視点

建築士の視点から見ると、北東向きの部屋の湿気問題は、建物の構造的な問題、特に断熱性や防水性の不足が原因である可能性が高いです。 古い建物や、施工不良が疑われる場合は、専門業者による調査が必要となるでしょう。 また、適切な換気システムの設置も有効な対策となります。

まとめ

賃貸マンションの湿気問題は、居住者の健康や生活に大きな影響を与えます。原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。不動産会社との交渉においても、証拠をしっかりと準備し、冷静に対処しましょう。 必要に応じて専門家の意見を聞きながら、快適な住環境を取り戻す努力を継続してください。

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