賃貸マンションの清掃問題と契約解除の可能性

3月16日からの契約で賃貸マンションに住んでいます。15日の部屋の様子を見に行きましたがクリーニングされていませんでした。大家さんに尋ねた所「清掃業者がこの時期混んでいて・・・16日が引越しとは知りませんでした」との回答。16日に冷蔵庫など大きな荷物が来ると伝えると、16日中には終わらせます。との一点張り。仕方なくここ数日住んでいますが、何だか納得いきません。契約の解除は可能なんでしょうか?礼金などは返ってこないですよね?クリーニングも適当で小さな子供がいるんですが、咳き込んでいます。。。。水も非常に臭いんです。

賃貸物件の清掃状況と契約に関する問題点

ご質問ありがとうございます。3月16日からの賃貸契約で、入居予定日である15日に部屋のクリーニングが完了しておらず、しかも水質にも問題があるとのこと、大変なご状況ですね。お子さんの健康にも影響が出ているようで、心配です。まずは、現状を整理し、対応策を検討していきましょう。

契約上の問題点

賃貸借契約において、入居前に物件が清掃されていることは、暗黙の了解事項であり、民法上も「瑕疵担保責任」という大家さんの責任が問われる可能性があります。 瑕疵担保責任とは、賃貸物件に欠陥(この場合は、不十分な清掃状態や水質の問題)があった場合、大家さんがその責任を負うというものです。 今回のケースでは、契約締結前に告知義務違反があったと主張できる可能性があります。大家さんは、入居前に適切な清掃を行う義務を負っており、それを怠ったことは契約違反に当たる可能性が高いです。

契約解除の可能性

契約解除は可能かどうかについては、状況次第です。 重要なのは、大家さんの対応と、その後の状況の改善です。 16日中に清掃が完了するとの約束はありましたが、その清掃が本当に適切なものであったか、そして水質の問題が解決されたかを確認する必要があります。

もし、16日中の清掃後も、不衛生な状態が改善されない、もしくは水質問題が解決されない場合、契約解除を検討できます。 この場合、弁護士に相談し、内容証明郵便で契約解除の意思表示を行うことが重要です。 契約解除を主張する際には、不衛生な状態の写真や動画、水質検査の結果などの証拠を揃えておくことが有効です。

礼金返還の可能性

礼金返還については、契約解除が認められた場合でも、必ずしも全額返還されるとは限りません。 契約書の内容や、地域の慣習、裁判所の判断などによって異なります。 しかし、大家さんの責任が明確な場合、礼金の全額または一部返還の可能性はあります。 これも弁護士に相談して、適切な対応を検討する必要があります。

具体的な対応策

では、具体的な対応策をステップごとに説明します。

ステップ1:状況の記録と証拠集め

* 写真・動画撮影: 部屋の不衛生な状態、水道の蛇口から出る水の状況などを写真や動画で記録しましょう。特に、お子さんの咳き込みなど健康被害に繋がる可能性がある箇所は丁寧に撮影してください。
* 水質検査: 水道水の異臭が気になる場合は、水道水を採取し、専門機関で水質検査を行うことをお勧めします。検査結果を証拠として提出できます。
* 証人確保: 可能であれば、一緒に部屋を見に行った人や、状況を目撃した人がいれば、証人として証言を得られるようにしておきましょう。
* メールや電話の記録: 大家さんとのやり取りは、メールや電話で記録を残しておきましょう。

ステップ2:大家さんとの交渉

* 再度、状況を説明: 16日中に清掃完了との約束があったにも関わらず、不衛生な状態が改善されていないこと、水質問題も解決されていないことを、改めて大家さんに伝えましょう。お子さんの健康被害についても、具体的に説明することが重要です。
* 改善要求: 具体的な改善策(例えば、専門業者による徹底的な清掃、水道管の点検・修理など)を要求しましょう。
* 改善期限の設定: 改善期限を設定し、その期限までに改善されない場合は、契約解除を検討すると伝えましょう。

ステップ3:専門家への相談

大家さんとの交渉がうまくいかない場合、または、大家さんが改善に応じない場合は、弁護士や不動産会社に相談することをお勧めします。 弁護士に相談することで、法的根拠に基づいた対応が可能になり、より効果的に問題解決を進めることができます。 地域の不動産会社に相談することも有効です。

ステップ4:契約解除と損害賠償請求

それでも状況が改善しない場合は、内容証明郵便で契約解除の意思表示を行い、損害賠償請求を検討しましょう。 損害賠償請求には、引っ越し費用、精神的苦痛に対する慰謝料などが含まれます。

インテリアと健康

今回のケースでは、不衛生な環境が、特に小さなお子さんにとって健康被害をもたらす可能性があることが懸念されます。 インテリア選びにおいても、健康に配慮することが重要です。 例えば、自然素材を使った家具を選ぶことで、化学物質による健康被害のリスクを軽減できます。 また、空気清浄機を設置したり、定期的な換気を行うことで、室内の空気環境を改善することができます。 さらに、シックハウス症候群の原因となる物質が含まれていない塗料や建材を選ぶことも重要です。

まとめ

賃貸物件の清掃状態や水質の問題は、入居者の健康や生活に大きな影響を与えます。 契約前にしっかりと確認し、問題が発生した場合は、迅速かつ適切な対応を行うことが重要です。 今回のケースのように、問題が解決しない場合は、専門家への相談を躊躇せずに行いましょう。

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