賃貸マンションの水道料金トラブル!故意の水道使用への対処法

非常に困ってます。誰か良いアイデアを下さい・・・ 長文になりますがご容赦下さい。賃貸マンションの家主業をしています。2年前から住んでいるAさんについてなのですが、ここ最近、マンション全体の水道料金が2倍に膨れ上がりました。そこで調査を入れると、そのAさんの部屋だけずっと水道が出しっぱなしになってます。当マンションは水道代は固定で2,000円頂いてますがとてもじゃないけど賄えません。当初は水漏れも想定して調べましたが明らかに故意による水道使用です。先日注意をしに行きましたら、なんと半分チンピラみたいな方で屁理屈もすごいし、怒鳴るし、最悪でした。Aさん曰く、水道代2,000円払ってるから、いくら使おうが関係ないと言われます。確かにそう言われたら何とも言えず帰ってきたのですが納得がいかないのです。あきらかにAさんのみの水道料金でおよそ月70,000円くらいです。当方はその料金を払ってくれとは言いません。ただ、そういう使い方を止めてほしいのです。でも固定で2,000円貰ってたら文句は言えないのでしょうか?家主はその水道代を払い続けないといけないのでしょうか?何か良い方法があれば教えて頂けませんか? 宜しくお願いします。補足 すいません、言い忘れてましたがAさんは必要だから水道を使っているのでは無く、明らかに嫌がらせで使用しております。以前に行った時も、お風呂、キッチンの水道がずっと出しっぱなしでした。もちろん風呂をはってる訳も無いです。

賃貸物件における水道料金トラブル:家主の権利と責任

賃貸マンションの家主として、入居者による異常な水道使用で多額の料金負担を強いられるのは、非常に辛い状況ですね。 Aさんの行為は、明らかに故意による嫌がらせであり、家主として適切な対応が必要です。 固定料金で2,000円と契約しているとはいえ、常識を逸脱した使用は許容できません。 この問題を解決するために、法的措置を含めた具体的なステップを踏んでいきましょう。

1.証拠の確保と記録

まず、Aさんの故意の水道使用を明確に証明する証拠を確保することが重要です。以下の点を徹底的に記録しましょう。

  • 水道メーターの写真・動画撮影: 毎日の水道メーターの読み取り値を記録し、Aさんの部屋の使用量を明確に示す写真や動画を証拠として残しましょう。日付と時刻を記録すること、そして複数回にわたって記録することで、より確実な証拠となります。
  • 管理会社への報告: マンションの管理会社があれば、この問題を速やかに報告し、協力体制を築きましょう。管理会社は、このようなトラブルに対処する経験とノウハウを持っています。
  • 証人確保: もし、Aさんの異常な水道使用を目撃した人がいれば、証言を得て、その内容を記録しておきましょう。
  • 過去の請求書: 過去の水道料金請求書を保管し、Aさんが入居してから水道料金がどのように変化したかを明確に示しましょう。

2.Aさんへの再交渉と警告

証拠が揃ったら、Aさんと改めて話し合う必要があります。しかし、前回は感情的な対立に終わったため、今回は冷静かつ毅然とした態度で臨むことが重要です。

  • 弁護士同席: 弁護士を同席させることで、Aさんにも法的責任を意識させ、冷静な話し合いを促すことができます。弁護士費用は、後述する訴訟費用に比べてはるかに安価です。
  • 内容証明郵便: 話し合いがうまくいかない場合は、内容証明郵便で警告を発しましょう。具体的な証拠を提示し、水道使用の改善を求め、改善が見られない場合の法的措置を明確に示す必要があります。内容証明郵便は、証拠能力が高く、法的措置の前段階として非常に有効です。
  • 具体的な改善要求: Aさんに対して、具体的な改善策を提示しましょう。「水道使用量を削減する」「漏水がないか点検する」「使用状況を記録する」など、具体的な行動を要求することで、Aさんの責任を明確にしましょう。

3.法的措置:賃貸借契約解除と損害賠償請求

再交渉や警告にも関わらず、Aさんが改善しない場合は、法的措置を検討する必要があります。

  • 賃貸借契約解除: 故意の嫌がらせ行為は、賃貸借契約違反に該当します。契約解除によってAさんを退去させることができます。この場合、弁護士に相談し、適切な手続きを踏むことが重要です。
  • 損害賠償請求: Aさんの故意の水道使用によって発生した損害(超過水道料金)を請求することができます。これも弁護士に相談し、証拠を元に請求手続きを進める必要があります。

4.専門家への相談

弁護士への相談は、法的措置を検討する上で非常に重要です。弁護士は、証拠の収集方法、交渉、訴訟手続きなど、あらゆる面でサポートしてくれます。また、不動産管理会社にも相談し、同様のトラブルへの対処法や、今後の予防策についてアドバイスを求めるのも有効です。

5.今後の予防策

今回のトラブルを教訓に、今後の予防策を講じることが重要です。

  • 契約書の見直し: 水道料金の規定を明確化し、異常な使用に対するペナルティを盛り込んだ契約書を作成しましょう。
  • 定期的な点検: 定期的に水道メーターのチェックを行い、異常な使用がないか確認しましょう。
  • 入居審査の厳格化: 入居審査を厳格化することで、問題を起こしそうな入居者を事前に排除することができます。
  • 個別メーター設置: 費用はかかりますが、各部屋に個別メーターを設置することで、水道料金の負担を明確化し、トラブルを予防することができます。

事例:類似事例と解決策

類似の事例として、故意に水道を使用し、多額の水道料金が発生したケースが裁判で争われた事例があります。その結果、裁判所は入居者の行為を賃貸借契約違反と認め、契約解除と損害賠償を命じています。この事例からも、Aさんに対して法的措置を取ることは十分に可能であることがわかります。

まとめ

Aさんとのトラブルは、家主にとって非常にストレスの溜まる問題です。しかし、冷静に対処し、証拠をしっかり確保することで、解決への道筋が見えてきます。弁護士や不動産管理会社などの専門家の協力を得ながら、適切な対応を進めていきましょう。 大切なのは、あなたの権利を主張すること、そして二度とこのようなトラブルを繰り返さないための対策を講じることです。

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