賃貸マンションの水道代・湯沸かし代の高額請求に関するご相談

今、大阪で賃貸マンションに住んでいて、水道代とヒーツ代(お湯代)を家賃と一緒に支払っています。廊下に各部屋のメーターがあり、大家さんが見て請求額を書いた紙を各部屋のポストに入れてい ます。明細書ではなく水とお湯代?000円という感じです。前住んでいたところ(近く)より2倍くらい請求された為、自分で各部屋のメーターを調べていたら全然メーターが上がってない部屋があったり、自分の部屋は1週間お湯を使ってないのに540リットル上がっていたりと意味不明です。ちなみにマンションは満室で、証拠の写真はたくさんあります。これは大家さんの詐欺行為ですよね?警察に通報等はできますか?皆さまよろしくお願い致します。補足大家に言ったのですが、無視されてます。大家がメーターを確認して個別にしないほうが水道料金が安いとか、地域によっては三階以上は水道局が見てくれないとかあるらしいですよ。水道とお湯は個別に請求してると言ってました。人をだまして金品をいただく行為は、刑法の詐欺罪ではないのでしょうか???

賃貸マンションにおける水道代・湯沸かし代の高額請求問題

大阪の賃貸マンションにお住まいの方から、水道代と湯沸かし代の高額請求に関するご相談をいただきました。家賃と合わせて請求され、明細書がなく、メーターの状況と請求額に不一致があるとのことです。さらに、大家さんへの指摘にも無視されているとのことですので、非常に深刻な問題です。

問題点の整理

ご相談内容を整理すると、以下の問題点が挙げられます。

  • 明細書がない:請求額の内訳が不明瞭であり、料金の根拠が確認できません。
  • メーターの不一致:実際のメーターの数値と請求額が一致せず、不当に高額な請求がされている可能性があります。
  • 大家さんの対応:指摘にも関わらず、大家さんが無視している点は、問題解決への協力を拒否していることを示唆しています。
  • 高額請求:以前の住居と比較して、水道代・湯沸かし代が2倍程度に増加している点も大きな問題です。

これらの状況から、大家さんの対応に不審な点が多く、詐欺行為の可能性も否定できません。

高額請求への対処法

まずは、冷静に証拠を集め、法的措置を検討する必要があります。

1. 証拠の収集

  • メーターの写真:各部屋のメーターの数値を記録した写真、特にご自身の部屋と、使用量が少ないと思われる部屋のメーター写真を複数枚撮影しましょう。日付と時刻も記録しておくと、証拠としての信頼性が高まります。
  • 請求書のコピー:請求書のコピーを保管しておきましょう。請求額と日付が確認できるものを用意します。
  • メールや手紙の記録:大家さんへの連絡履歴(メールや手紙)を保管しておきましょう。無視されているという証拠になります。
  • 証人:もし、同じマンションの住人で同様の経験をしている方がいれば、証言を得ることが重要です。証言があれば、あなたの主張を裏付ける証拠となります。

2.大家さんとの再交渉

証拠を揃えた上で、再度大家さんと交渉を試みましょう。具体的な請求額の根拠や、メーターの不一致について説明を求め、改善を求める必要があります。この際、交渉の様子を録音しておくことをお勧めします。

3.専門家への相談

大家さんとの交渉がうまくいかない場合は、専門家に相談することをお勧めします。

  • 弁護士:弁護士に相談することで、法的措置の可能性や、交渉における戦略を立てることができます。弁護士費用はかかりますが、不当な請求を取り消すためには有効な手段です。弁護士会や法律相談窓口などを利用して、相談してみましょう。
  • 不動産会社:賃貸契約を仲介した不動産会社があれば、相談してみるのも良いでしょう。不動産会社は大家さんとの交渉を仲介してくれる可能性があります。
  • 消費生活センター:消費生活センターは、消費者の権利を守るための相談窓口です。不当な請求に関する相談を受け付けてくれます。相談は無料です。

4.警察への通報

交渉や専門家への相談でも解決しない場合は、警察への通報も検討する必要があります。詐欺罪が成立するかどうかは、証拠の有無や状況によって判断されますが、証拠をしっかり揃えていれば、警察が捜査に乗り出す可能性があります。

詐欺罪の成立要件

刑法第246条には、詐欺罪の構成要件として、「人を欺いて財物を交付させること」と規定されています。今回のケースでは、以下の点がポイントになります。

  • 欺罔行為:大家さんが故意にメーターの数値を改ざんしたり、不正確な請求を行っていることを証明する必要があります。メーターの不一致や、大家さんの対応から、故意の欺罔行為があったと推測できますが、それを明確に証明する必要があります。
  • 錯誤:あなたは、請求額がメーターの数値に基づいて正確に算出されているという錯誤に陥っていました。この錯誤は、大家さんの欺罔行為によって生じたものです。
  • 財物交付:あなたは、不当な請求額を支払うことで、大家さんに財物を交付しました。

これらの要件が全て満たされれば、詐欺罪が成立する可能性があります。しかし、詐欺罪の立証は困難な場合もありますので、弁護士などの専門家のアドバイスを受けることが重要です。

賃貸契約における注意点

今回のケースを踏まえ、賃貸契約を結ぶ際の注意点を確認しておきましょう。

  • 明細書の確認:水道代・湯沸かし代などの料金明細書を必ず確認しましょう。内訳が不明瞭な場合は、大家さんに説明を求めましょう。
  • メーターの確認:定期的にメーターの数値を確認し、請求額と比較しましょう。不一致がある場合は、すぐに大家さんに連絡しましょう。
  • 契約書の内容:契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は大家さんに質問しましょう。特に、水道代・湯沸かし代の請求方法や、精算方法について明確に確認しておきましょう。
  • 写真撮影:入居時に、メーターの数値を写真に撮っておくと、後々のトラブル防止に役立ちます。

まとめ

賃貸マンションにおける水道代・湯沸かし代の高額請求は、深刻な問題です。証拠をしっかり集め、大家さんとの交渉、専門家への相談、そして必要であれば警察への通報を検討しましょう。今回の経験を活かし、今後の賃貸契約においては、より注意深く契約内容を確認し、トラブルを未然に防ぐように心がけましょう。

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