賃貸マンションの水漏れトラブルと臭気被害:家具・衣類の損害と精神的苦痛への対応

賃貸マンショントラブルです。今年1月頃 畳の部屋がカビ臭いにおいがするようになる。今年4月 その臭いがひどくなり、家具や衣類にも移る。大家に相談し、畳の部屋を見てもらう。その結果、床の下を通っている配管から水漏れしており、床の下一面が水浸しになておりカビ臭いにおいの原因が発覚。保険会社に相談し、水害の保険を使う予定でしたが、家具や衣類などはすべて臭気被害である為、水害ではない為保障出来ないと言われました。今年5月 大家さんの計らいで、1Fから3Fに引っ越しをしました。臭いの移った家具や衣類は半分捨てました。引っ越し後にいろんなものを購入しました。約15万程。しかし残した半分の家具からカビ臭いにおいが残っている状況。嫁はこの一件で2月ぐらいから鬱のような状況になり、家庭崩壊寸前です。家賃は交渉の結果5000円下げてもらいました。以上が状況です。相談内容としては、①引っ越し後に購入した商品代(この水漏れがなければ購入の予定がなかった物)は大家さんに請求できないのでしょうか?②大家さんの方の保険は使ってもらえないのでしょうか?③クリーニングに出さないと着れない服が山ほどあります。これは請求できますか?家賃の話以外特に大家さんからは連絡がありません。アドバイスをお願いします。

賃貸マンションにおける水漏れトラブルと損害賠償

賃貸マンションで発生した水漏れによるカビ臭被害、そしてその結果生じた家具・衣類の損害、精神的苦痛、更には引っ越しに伴う費用など、深刻な状況ですね。 ご家族の健康と生活の安定を取り戻すため、冷静に状況を整理し、大家さんとの適切な対応を進めていきましょう。

① 引っ越し後に購入した商品代は大家さんに請求できるか?

結論から言うと、可能性はあります。 水漏れは大家さんの管理責任によるものと判断される可能性が高いため、その結果発生した損害(引っ越しに伴う新たな家具・家電の購入費用)についても、大家さんに請求できる可能性があります。

ただし、請求するには以下の点を明確にする必要があります。

  • 損害の発生と原因の因果関係: 水漏れが原因で、新たな家具・家電の購入が必要になったことを明確に示す必要があります。購入明細書や領収書などの証拠をしっかり保管しておきましょう。写真や動画なども有効です。
  • 損害額の妥当性: 15万円の支出が、水漏れ被害の直接的な結果であることを証明する必要があります。必要以上に高価なものを購入したと判断された場合、請求が認められない可能性があります。
  • 大家さんの責任: 大家さんが適切な管理を行っていれば、水漏れは発生しなかったと主張できる必要があります。 過去の修繕履歴や、配管の老朽化などの状況も証拠として有効です。

弁護士や専門家への相談も検討しましょう。彼らは、証拠の収集方法や請求方法、交渉戦略について適切なアドバイスをしてくれます。

②大家さんの保険は使ってもらえないのか?

保険会社が「水害ではない」と判断したとのことですが、大家さんの建物保険の内容によっては、適用できる可能性があります。 「水漏れ」や「配管事故」といった項目が保険契約に含まれているかを確認する必要があります。

大家さん自身も、保険会社に再度問い合わせ、状況を詳しく説明するべきです。 専門用語ではなく、分かりやすく状況を説明することが重要です。 例えば、「配管からの水漏れにより、床下全体が浸水し、カビが発生した」と具体的に説明するべきです。

もし、大家さんの保険が適用されない場合でも、大家さんの管理責任に基づいて、損害賠償請求を行うことができます。

③クリーニングに出さないと着れない服は請求できるか?

カビ臭くなった衣類のクリーニング費用も、請求できる可能性があります。 これも、水漏れが原因で発生した損害であることを証明する必要があります。クリーニングに出す前に、写真や動画でカビの状況を記録しておきましょう。クリーニング費用が妥当な範囲内であることも重要です。

具体的な行動計画

1. **証拠の収集と整理:** 水漏れの写真・動画、修理報告書、購入明細書、領収書、クリーニング見積もりなどを整理しましょう。
2. **専門家への相談:** 弁護士や不動産管理士などに相談し、法的観点からのアドバイスを受けましょう。
3. **大家さんとの交渉:** 専門家の助言を踏まえ、冷静に状況を説明し、損害賠償の請求を行いましょう。 書面で請求内容を明確に伝え、証拠資料を添付することが重要です。
4. **記録の保持:** 全てのやり取り(メール、電話、面談)を記録しておきましょう。
5. **精神的苦痛への対応:** 奥様の精神的な負担を軽減するために、専門機関(カウンセリングなど)への相談も検討しましょう。

専門家の視点:弁護士からのアドバイス

弁護士の視点から見ると、このケースは大家さんの管理責任が問われる可能性が高いです。 配管からの水漏れは、大家さんの定期的な点検や修繕義務を怠った結果発生した可能性があり、その結果生じた損害(家具・家電の購入費用、クリーニング費用、精神的苦痛など)について、大家さんに賠償請求できる可能性があります。 ただし、請求をスムーズに進めるためには、証拠をしっかりと収集し、専門家の助言を得ることが不可欠です。 交渉が難航する場合は、訴訟も視野に入れる必要があります。

インテリアの視点:カビ臭対策と快適な住空間

今回のトラブルを教訓に、今後カビの発生を防ぐための対策を講じましょう。 新しい住居では、以下の点に注意することで、快適な住空間を実現できます。

  • 定期的な換気: 湿気をため込まないよう、毎日窓を開けて換気しましょう。特に浴室やキッチンはこまめな換気が重要です。
  • 除湿対策: 除湿機を使用したり、湿気を取り除く効果のある建材を使用したりするのも有効です。
  • 通気性の良い家具を選ぶ: 通気性の悪い家具は湿気をため込みやすいので、通気性の良い素材の家具を選びましょう。例えば、天然木や籐製の家具は通気性に優れています。
  • 防カビ・抗菌効果のある塗料を使用する: 壁や床に防カビ・抗菌効果のある塗料を使用することで、カビの発生を防ぐことができます。 特に、浴室やキッチンなどの湿気の多い場所では効果的です。

今回の経験を活かし、快適で安心できる住空間を手に入れられるよう願っています。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)