賃貸マンションの日照不足とカビ問題:喘息症状と引越しに関するQ&A

賃貸マンションについて。2LDKのマンションに住んで5年になろうとしています。1階なのですが、階段の真ん前の部屋は全く日が当たらず掃除をしてもすぐにカビが生えてしまいます。間取りの関係でそこを寝室にしていましたが、そのせいか、7歳息子と私は喘息のような症状に悩まされています。最近では3歳の娘も同じような症状が出て来てしまいました。生まれたばかりの赤ちゃんもその部屋で寝るのを嫌がります。仕方なく模様替えをして別の部屋で寝るようになってからは症状が軽くなりました。そこで疑問なのですが、それを理由に不動産屋さんを訴える事は可能でしょうか?また息子の小学校の関係上、同じマンションの別の部屋に引越しを希望していますが可能なのでしょうか?入居の際に日当たりの事やカビの説明はありませんでした。

日照不足とカビによる健康被害と不動産会社への対応

賃貸物件において、日照不足やカビによる健康被害は深刻な問題です。ご家族の喘息症状が、居住環境と関連している可能性は高いと言えるでしょう。しかし、すぐに不動産会社を訴えることは難しいかもしれません。まずは、状況を整理し、適切な対応を考えていきましょう。

訴訟の可能性について

賃貸借契約において、不動産会社は「瑕疵担保責任」を負います。これは、物件に隠れた欠陥があった場合、その責任を負うというものです。 今回のケースでは、日照不足とカビの問題が、入居前に告知されていなかった点が重要になります。

しかし、訴訟に進むには、以下の点を明確にする必要があります。

  • 日照不足とカビの程度:写真や動画、専門機関による検査結果などで、客観的に状況を証明する必要があります。カビの種類や濃度、その影響についても専門家の意見が必要となるでしょう。
  • 因果関係の証明:喘息症状と日照不足・カビとの因果関係を医学的に証明する必要があります。医師の診断書や、症状が改善した経緯などを明確に示すことが重要です。
  • 告知義務違反の証明:入居前に日照不足やカビの問題について、不動産会社から何らかの告知があったか、または告知すべきだったかを証明する必要があります。契約書や当時のやり取りの記録などを確認しましょう。

これらの点をクリアにするためには、弁護士に相談することが非常に重要です。弁護士は、証拠の収集方法や訴訟戦略について適切なアドバイスをしてくれます。訴訟は時間と費用がかかりますので、まずは弁護士に相談し、勝訴の見込みや費用対効果を検討しましょう。

不動産会社への交渉

訴訟の前に、まずは不動産会社と交渉することをお勧めします。以下の点を踏まえて、冷静に状況を説明しましょう。

  • 健康被害の状況を具体的に説明する:医師の診断書などを提示し、ご家族の健康被害の深刻さを伝えましょう。
  • 写真や動画などの証拠を提示する:カビの発生状況や日照不足の様子を客観的に示す証拠は非常に重要です。
  • 解決策を提案する:例えば、別の部屋への転居、家賃減額、修繕などを提案することで、交渉がスムーズに進む可能性があります。

交渉の際には、記録を残すことを心がけましょう。メールや手紙でやり取りを行い、内容を記録しておくことが重要です。

同じマンション内への転居の可能性

息子の小学校の関係から、同じマンション内の別の部屋への転居を希望されているとのことですが、これは不動産会社との交渉次第です。空室状況や契約内容によって可能性は変わってきます。

  • 空室状況の確認:まず、同じマンション内に空室があるかどうかを確認しましょう。不動産会社に問い合わせて、空室状況や間取り、賃料などを確認してください。
  • 契約内容の確認:賃貸借契約書に、転居に関する条項がないか確認しましょう。転居が認められる場合、手続きや費用についても確認が必要です。
  • 交渉の重要性:不動産会社に、健康被害を理由に転居を希望する旨を伝え、事情を説明しましょう。前述したように、証拠を提示し、冷静に交渉することが重要です。

交渉が難航する場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。

インテリアと健康:カビ対策と寝室環境の改善

健康被害を防ぐためには、インテリアの見直しも重要です。特に寝室環境は、睡眠の質に大きく影響するため、注意が必要です。

カビ対策

  • 換気:こまめな換気はカビ対策の基本です。窓を開けて空気の入れ替えを行い、湿気を溜めないようにしましょう。除湿機を使用するのも効果的です。
  • 清掃:カビを発見したら、すぐに清掃しましょう。漂白剤などを用いて、しっかりとカビを除去してください。ただし、漂白剤を使用する際は、換気を十分に行い、ゴム手袋などを着用して、肌への刺激を防ぎましょう。
  • 防カビ剤:防カビ効果のある塗料やスプレーを使用するのも有効です。特に、浴室やキッチンなど、湿気が多い場所には、防カビ剤を使用することをお勧めします。
  • 除湿剤:クローゼットや押し入れなど、湿気がこもりやすい場所には、除湿剤を置いて湿気を吸収しましょう。シリカゲルなどの乾燥剤も効果的です。

寝室環境の改善

  • 明るさ:寝室は、できるだけ明るく、風通しの良い場所にしましょう。カーテンやブラインドなどを活用して、日差しを調整しましょう。グレーの壁は、光を反射しにくいため、明るい色の壁紙への変更も検討してみましょう。
  • 湿度:湿度は50%程度に保つことが理想的です。除湿機やエアコンなどを活用して、湿度を調整しましょう。
  • 温度:室温は20℃前後を目安に保ちましょう。寝具も、季節に合ったものを選びましょう。
  • 空気清浄機:空気清浄機を使用することで、室内の空気をキレイに保つことができます。特に、花粉やダニのアレルギーがある場合は、効果的です。
  • 寝具:ダニやハウスダストのアレルギーがある場合は、ダニを通さないカバーや、抗菌・防臭効果のある寝具を使用しましょう。

これらの対策を行うことで、寝室環境を改善し、健康被害のリスクを軽減することができます。

専門家の意見

日照不足やカビの問題、そして健康被害については、専門家の意見を聞くことが重要です。

  • 医師:喘息症状の診断と治療について、医師の診察を受けましょう。症状の原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。
  • 建築士:マンションの構造や日照条件について、建築士に相談することで、問題点の特定や改善策の提案を受けることができます。
  • 弁護士:不動産会社との交渉や訴訟について、弁護士に相談することで、法的観点からのアドバイスを受けることができます。

まとめ

賃貸マンションの日照不足とカビ問題は、健康被害につながる深刻な問題です。まずは、不動産会社との交渉を試み、解決策を探ることが重要です。交渉が難航する場合は、弁護士に相談しましょう。そして、ご自身の健康を守るためにも、インテリアの見直しや専門家の意見を参考に、適切な対策を講じるようにしてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)